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&bold(){Logarion} は意味の特定されていない語。[[百詩篇第8巻4番]]に一度だけ登場する。17世紀以降、Logation と Legation という2つの異文が出現する。このうち、フランス語に存在するのは Légation だけで、「ローマ教皇特使」を意味する。
[[アナトール・ル・ペルチエ]]は、Logation という原文を採用していたが、Legation と読むべきとしていた((Le Pelletier [1867b]))。Legation を中心的に採用したのは、[[エドガー・レオニ]]、[[ピーター・ラメジャラー]]、[[ジャン=ポール・クレベール]]らも同じである((Leoni [1961], Lemesurier [2010]))。
ただし、クレベールは [[Logmion>オグミオス]] の誤植の可能性や、L'Ogarion と読んでハンガリー人(L'Ongroi)のアナグラムとするなどの可能性も指摘した((Clébert [2003]))。オグミオスの誤植の可能性は、かつてはラメジャラーも支持していた((Lemesurier [2003b]))。
[[マリニー・ローズ]]は、ギリシア語起源の言葉で、「下らない言葉」(méchant discours)の意味とした((Rose [2002c]))。
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&bold(){Logarion} は意味の特定されていない語。[[詩百篇第8巻4番]]に一度だけ登場する。
17世紀以降、Logation と Legation という2つの異文が出現する。このうち、フランス語に存在するのは Légation だけで、「ローマ教皇特使」を意味する。
[[アナトール・ル・ペルチエ]]は、Logation という原文を採用していたが、Legation と読むべきとしていた((Le Pelletier [1867b]))。
Legation を中心的に採用したのは、[[エドガー・レオニ]]、[[ピーター・ラメジャラー]]、[[ジャン=ポール・クレベール]]らも同じである((Leoni [1961], Lemesurier [2010]))。
ただし、クレベールは [[Logmion>オグミオス]] の誤植の可能性や、L'Ogarion と読んでハンガリー人(L'Ongroi)のアナグラムとするなどの可能性も指摘した((Clébert [2003]))。オグミオスの誤植の可能性は、かつてはラメジャラーも支持していた((Lemesurier [2003b]))。
[[マリニー・ローズ]]は、ギリシア語起源の言葉で、「下らない言葉」(méchant discours)の意味とした((Rose [2002c]))。
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