plombin

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 &bold(){plombin} は[[詩百篇第9巻26番]]に登場する単語。  イタリアの都市ピオンビーノ(Piombino)の誤記ないし綴りの揺れと見るのが一般的である。  [[アナトール・ル・ペルチエ]]、[[エドガー・レオニ]]、[[マリニー・ローズ]]、[[ジャン=ポール・クレベール]]、[[ピーター・ラメジャラー]]らがこの説を示している((Le Pelletier [1867b], Leoni [1961], Rose [2002c], Clébert [2003:, Lemesurier [2003b/2010]))。  なお、クレベールはラブレーの『第四の書』でもピオンビーノと思しき地名が Plombin と綴られた例があることも指摘した。  原文では小文字であることから、鉛(plomb)に接尾辞がついた形と理解することも可能であり、ル・ペルチエとレオニはその可能性も示していた。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
 &bold(){plombin} は[[詩百篇第9巻26番]]に登場する単語。  イタリアの都市ピオンビーノ(Piombino)の誤記ないし綴りの揺れと見るのが一般的である。  [[アナトール・ル・ペルチエ]]、[[エドガー・レオニ]]、[[マリニー・ローズ]]、[[ジャン=ポール・クレベール]]、[[ピーター・ラメジャラー]]らがこの説を示している((Le Pelletier [1867b], Leoni [1961], Rose [2002c], Clébert [2003:, Lemesurier [2003b/2010]))。  なお、クレベールはラブレーの『第四の書』でもピオンビーノと思しき地名が Plombin と綴られた例があることも指摘した。  第25章の終わり近くでの言及だが、日本では -「ピヨンビノ海」(渡辺一夫訳) -「ピオンビーノ港」(宮下志朗訳) と、いずれもピオンビーノとして訳出されている。  渡辺の場合、巻末の注釈で "Plombin (&italic(){Pionbino})" という併記も行っている。 #amazon(B07T13DN78) &color(gray){【画像】宮下志朗訳『第四の書』ちくま文庫}  なお、原文では小文字であることから、鉛(plomb)に接尾辞がついた形と理解することも可能であり、ル・ペルチエとレオニはそちらの可能性も示していた。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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