アントワーヌ・ド・ノートルダム

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　&bold(){アントワーヌ・ド・ノートルダム}（Antoine de Nostredame, 1523年 - 1597年以降）は、[[ノストラダムス]]の弟の一人。[[ジョーム・ド・ノートルダム]]と[[レニエール・ド・サン＝レミ]]の間に生まれた。[[プロヴァンス州サン＝レミ>サン＝レミ＝ド＝プロヴァンス]]の役人、法曹家。

　1523年4月27日に洗礼を受けた記録がある。1547年から1597年までについては、公証人バディナンクによる記録に多く見出せる。このため、そのときまで生きていたことは確かだが、正確な没年は不明である((Leroy [1993] pp.45-46))。ラメジャラーは1597年没としていたが((ラメジャラー [1998a] p.316))、明らかに誤認だろう。

　職業は記録によって様々で、1550年から1551年にはサン＝レミの徴税吏 (exacteur de la taille)、1557年にはサン＝レミ市の代訴人 (procureur)、1558年にはサン＝レミ市の執政官 (consul) および法廷の書記 (greffier) などとして記録されている。また、しばしば「プラチシャン」 (praticien) という肩書きが名前に付けられている。プラチシャンとは、「訴訟手続きに通じている人」((『仏和中辞典』『仏和大辞典』))、「臨床医」などの意味があるが、この場合は前者だろう。

　正確な時期は不明だが、カヴァイヨンの[[ロワーズ・ベルル]]と結婚し、名前が分かっているだけで10子をもうけた。

* アントワーヌの子
　女児のほとんどは出生時の洗礼記録か結婚契約くらいしか知られていない。
-[[ジャン・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[エクトール・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[ジャンヌ・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[クロード・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[アンヌ・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)>アンヌ・ド・ノートルダム (ノストラダムスの姪)]]
-[[カトリーヌ・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[デルフィーヌ・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[ピエール・ド・ノートルダム (アントワーヌの子)]]
-[[ブノワ・ド・ノートルダム]]
-[[ダマリー・ド・ノートルダム]]

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