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&bold(){tempiera} は[[百詩篇第10巻66番]]に一度だけ登場する動詞。活用形からすると原形は tempier などであろうと考えられるが、フランス語ではこのような単語は見当たらない。そこで、論者によって様々な読みが提示されている。
-[[アナトール・ル・ペルチエ]]は temptera と読み、ラテン語 temperare から「鎮める、抑制する」の意味とした((Le Pelletier [1867b]))。[[エドガー・レオニ]]が支持した((Leoni [1961]))。
-[[マリニー・ローズ]]は、ラテン語の temperium に由来する語で、「嵐を起こされる」の意味とした。また、プロヴァンス語には「(農業用語で、雨などが降った後の)濡れた地面」 を意味する tempié という語があることも指摘した((Rose [2002c]))。
-[[ピーター・ラメジャラー]]はtemplera (ぴんと張る)の誤植と見なし、rack (緊張させる、苦しめる)と英訳した((Lemesurier [2003b]))。
-[[ジャン=ポール・クレベール]]は s'empiera ないし s'empierrera (砂利を敷かれる)と理解した((Clébert [2003]))。
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