ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ、ルセ)

「ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ、ルセ)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ、ルセ)」(2012/03/26 (月) 23:18:12) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 18世紀末頃にはリオンの[[ランドリオ]]が度々 『[[予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]』 の出版に携わった。そのうちルセとだけ組んだものには刊行年の記載がない。 *正式名  二巻本であり、それぞれの扉に記載されているのは以下の通りである((Benazra [1990] pp.326-327))。 第一巻 -PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS, --Dont il y en a trois cens qui n'ont iamais esté imprimees ; --Trouuees en vne Bibliotecque laissee par l'Autheur. --NOUVELLE EDITION, --D'après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL. --AVEC LA VIE DE L'AUTEUR. --TOME PREMIER. --A RIOM et A CLERMONT, --De l' imprimerie de LANDRIOT et ROUSSET, imprimeurs-libraires. -ミシェル・ノストラダムスの予言集 --決して出版されなかった三百篇を含み、 --著者の残した蔵書の中から発見された版。 --新版 --かの有名なパスカルの蔵書から発見された伝本による。 --著者の伝記とともに。 --第一巻 --リオンとクレルモンにて、 --印刷業者にして書肆のランドリオとルセの印刷所による。 第二巻 -PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS, --Dont il y en a trois cens qui n'ont esté iamais imprimees ; --Trouuees en vne Bibliotecque laissee par l'Autheur. --NOUVELLE EDITION, --D'après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL. --AVEC LA VIE DE L'AUTEUR. --TOME DEUXIEME. --A RIOM et A CLERMONT, --De l' imprimerie de LANDRIOT et ROUSSET, imprimeurs-libraires. -ミシェル・ノストラダムスの予言集 --決して出版されなかった三百篇を含み、 --著者の残した蔵書の中から発見された版。 --新版 --かの有名なパスカルの蔵書から発見された伝本による。 --著者の伝記とともに。 --第二巻 --リオンとクレルモンにて、 --印刷業者にして書肆のランドリオとルセの印刷所による。  第一巻、第二巻とも同じ題名を使っている珍しい版である(厳密に言うと、jamais の位置に違いがある)。  両方に「著者の伝記とともに」とあるが、これは実際には第一巻の方にしか収録されていない。あまり深く考えずに同じような扉を作成したように見える。 *内容  十二折版の二巻本で第一巻が156ページ、第二巻が119ページである。  第一巻にはノストラダムスの伝記、第一序文([[セザールへの手紙]])、[[百詩篇第1巻]]から[[第6巻>百詩篇第6巻]]([[ラテン語詩>愚かな批評家に対する法の警句]]は含むが、補遺篇の[[百詩篇第6巻100番]]は含まない)、[[第7巻>百詩篇第7巻]](補遺篇を含む48篇だが、[[73番>百詩篇第7巻73番]]以降の4篇は45番から48番と位置付けられている)が収録されている。  第二巻には第二序文([[アンリ2世への手紙]])、[[百詩篇第8巻]](補遺篇6篇を含む)、[[第9巻>百詩篇第9巻]]、[[第10巻>百詩篇第10巻]]([[101番>Adiousté depuis l'impression de 1568.]]を含む)、[[第11巻>百詩篇第11巻]]([[六行詩>この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言]]58篇と四行詩2篇で、四行詩は91番、92番とされているが、内容は従来の91番、97番と同じ)、[[第12巻>百詩篇第12巻]](11篇)の順に収められている((以上の書誌情報はLaroche [1999] p.45 による。))。 *所蔵先 -ボルドー市立図書館、ランス市立図書館、リヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫、[[ポール・アルボー博物館]] -ローザンヌ州立・大学図書館、スウェーデン王立図書館、ウプサラ大学図書館、ビリニュス科学アカデミー、フィラデルフィアLC *刊行年  刊行年が明記されていないので推測するほかはない。[[ロベール・ブナズラ]]は1780年頃と推測し、[[ミシェル・ショマラ]]は1800年頃と推測したが、いずれも根拠は示されていない。また、『ビブリオテカ・エソテリカ』は1788年頃と推測しているという。  仮に[[ランドリオ]]がピエール・ランドリオなのだとしたら、1789年以降の刊行の可能性を考えるべきではないだろうか。 *関連項目 -[[ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ)]] -[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ランドリオほか、1792年)]] ---- #comment

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: