「ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ、ルセ)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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18世紀末頃にはリオンの[[ランドリオ]]が度々 『[[予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]』 の出版に携わった。そのうちルセとだけ組んだものには刊行年の記載がない。
*正式名
二巻本であり、それぞれの扉に記載されているのは以下の通りである((Benazra [1990] pp.326-327))。
第一巻
-PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS,
--Dont il y en a trois cens qui n'ont iamais esté imprimees ;
--Trouuees en vne Bibliotecque laissee par l'Autheur.
--NOUVELLE EDITION,
--D'après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL.
--AVEC LA VIE DE L'AUTEUR.
--TOME PREMIER.
--A RIOM et A CLERMONT,
--De l' imprimerie de LANDRIOT et ROUSSET, imprimeurs-libraires.
-ミシェル・ノストラダムスの予言集
--決して出版されなかった三百篇を含み、
--著者の残した蔵書の中から発見された版。
--新版
--かの有名なパスカルの蔵書から発見された伝本による。
--著者の伝記とともに。
--第一巻
--リオンとクレルモンにて、
--印刷業者にして書肆のランドリオとルセの印刷所による。
第二巻
-PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS,
--Dont il y en a trois cens qui n'ont esté iamais imprimees ;
--Trouuees en vne Bibliotecque laissee par l'Autheur.
--NOUVELLE EDITION,
--D'après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL.
--AVEC LA VIE DE L'AUTEUR.
--TOME DEUXIEME.
--A RIOM et A CLERMONT,
--De l' imprimerie de LANDRIOT et ROUSSET, imprimeurs-libraires.
-ミシェル・ノストラダムスの予言集
--決して出版されなかった三百篇を含み、
--著者の残した蔵書の中から発見された版。
--新版
--かの有名なパスカルの蔵書から発見された伝本による。
--著者の伝記とともに。
--第二巻
--リオンとクレルモンにて、
--印刷業者にして書肆のランドリオとルセの印刷所による。
第一巻、第二巻とも同じ題名を使っている珍しい版である(厳密に言うと、jamais の位置に違いがある)。
両方に「著者の伝記とともに」とあるが、これは実際には第一巻の方にしか収録されていない。あまり深く考えずに同じような扉を作成したように見える。
*内容
十二折版の二巻本で第一巻が156ページ、第二巻が119ページである。
第一巻にはノストラダムスの伝記、第一序文([[セザールへの手紙]])、[[百詩篇第1巻]]から[[第6巻>百詩篇第6巻]]([[ラテン語詩>愚かな批評家に対する法の警句]]は含むが、補遺篇の[[百詩篇第6巻100番]]は含まない)、[[第7巻>百詩篇第7巻]](補遺篇を含む48篇だが、[[73番>百詩篇第7巻73番]]以降の4篇は45番から48番と位置付けられている)が収録されている。
第二巻には第二序文([[アンリ2世への手紙]])、[[百詩篇第8巻]](補遺篇6篇を含む)、[[第9巻>百詩篇第9巻]]、[[第10巻>百詩篇第10巻]]([[101番>Adiousté depuis l'impression de 1568.]]を含む)、[[第11巻>百詩篇第11巻]]([[六行詩>この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言]]58篇と四行詩2篇で、四行詩は91番、92番とされているが、内容は従来の91番、97番と同じ)、[[第12巻>百詩篇第12巻]](11篇)の順に収められている((以上の書誌情報はLaroche [1999] p.45 による。))。
*所蔵先
-ボルドー市立図書館、ランス市立図書館、リヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫、[[ポール・アルボー博物館]]
-ローザンヌ州立・大学図書館、スウェーデン王立図書館、ウプサラ大学図書館、ビリニュス科学アカデミー、フィラデルフィアLC
*刊行年
刊行年が明記されていないので推測するほかはない。[[ロベール・ブナズラ]]は1780年頃と推測し、[[ミシェル・ショマラ]]は1800年頃と推測したが、いずれも根拠は示されていない。また、『ビブリオテカ・エソテリカ』は1788年頃と推測しているという。
仮に[[ランドリオ]]がピエール・ランドリオなのだとしたら、1789年以降の刊行の可能性を考えるべきではないだろうか。
*関連項目
-[[ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ)]]
-[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ランドリオほか、1792年)]]
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