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[[シャストゥイユが伝えた百詩篇]]>9番
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*原文
Non loin du port pillerie et naufrage
De la Cieutat&sup(){1} frapte&sup(){2} Isles Stécades
De Saint-Tropé&sup(){3} grand marchandise nage
[[Classe>classe]]&sup(){4} barbare au rivage&sup(){5} et bourgades.
**異文
(1) la Cieutat : ta cieudad (Ruzo 1970), la cieudad (Ruzo 1982)
(2) frapte : frappe (Ruzo)
(3) Saint-Tropé : St troppe (Ruzo)
(4) Classe : Ctasse (Ruzo 1970)
(5) rivage : irivage (Ruzo 1970)
*日本語訳
港から遠くない場所で掠奪と難破。
ラ・シオタから[[ストエカデス諸島>イエール諸島]]を打つ。
サン=トロペからの大きな貨物が(海面を)漂う。
[[バルバロイ]]の艦隊が沿岸と村落へと。
**訳について
la Cieutat が南仏のラ・シオタ (La Ciotat, ラ・シヨタ) だという点は、[[ピエール・ロレ]]、[[ピーター・ラメジャラー]]らが一致している。その2行目は前置詞が不足しているが、「(4行目のバルバロイの艦隊が) ラ・シオタからストエカデス諸島までを打つ(攻撃する)」という意味ではないかとも思える。
*解説
[[ピーター・ラメジャラー]]は、北アフリカのバーバリー海岸から来た海賊による同時代の略奪行為と、『[[ミラビリス・リベル]]』に描かれた未来のイスラーム勢力の侵略とが重ねあわされていると推測した(([[Quatrains Unpublished - Propheties on Line>>http://www.propheties.it/quatrainsunbublished.htm]]))。
『ミラビリス・リベル』をここで持ち出すことには議論の余地があるかもしれないが、挙げられている地名はいずれもプロヴァンスからコート=ダジュールにかけての沿岸部に見られるものであり、ローカルな掠奪事件が土台にあることは確かだろう。なお、サン=トロペとラ・シオタは、百詩篇正篇では一度も登場していない。
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[[シャストゥイユが伝えた百詩篇]]>9番
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*原文
Non loin du port pillerie et naufrage
De la Cieutat&sup(){1} frapte&sup(){2} Isles Stécades
De Saint-Tropé&sup(){3} grand marchandise nage
[[Classe>classe]]&sup(){4} barbare au rivage&sup(){5} et bourgades.
**異文
(1) la Cieutat : ta cieudad (Ruzo 1975), la cieudad (Ruzo 1982)
(2) frapte : frappe (Ruzo)
(3) Saint-Tropé : St troppe (Ruzo)
(4) Classe : Ctasse (Ruzo 1975)
(5) rivage : irivage (Ruzo 1975)
*日本語訳
港から遠くない場所で掠奪と難破。
ラ・シオタから[[ストエカデス諸島>イエール諸島]]を打つ。
サン=トロペからの大きな貨物が(海面を)漂う。
[[バルバロイ]]の艦隊が沿岸と村落へと。
**訳について
la Cieutat が南仏のラ・シオタ (La Ciotat, ラ・シヨタ) だという点は、[[ピエール・ロレ]]、[[ピーター・ラメジャラー]]らが一致している。その2行目は前置詞が不足しているが、「(4行目のバルバロイの艦隊が) ラ・シオタからストエカデス諸島までを打つ(攻撃する)」という意味ではないかとも思える。
*解説
[[ピーター・ラメジャラー]]は、北アフリカのバーバリー海岸から来た海賊による同時代の略奪行為と、『[[ミラビリス・リベル]]』に描かれた未来のイスラーム勢力の侵略とが重ねあわされていると推測した(([[Quatrains Unpublished - Propheties on Line>>http://www.propheties.it/quatrainsunbublished.htm]]))。
『ミラビリス・リベル』をここで持ち出すことには議論の余地があるかもしれないが、挙げられている地名はいずれもプロヴァンスからコート=ダジュールにかけての沿岸部に見られるものであり、ローカルな掠奪事件が土台にあることは確かだろう。なお、サン=トロペとラ・シオタは、百詩篇正篇では一度も登場していない。
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