マルス

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 &bold(){マルス}(マールス、Mars)は、ローマ神話における軍神。フランス語でもマルス(Mars)、英語ではマーズ(Mars)。  ギリシャ神話のアレス(アレース)に相当するが、マルスはローマ建国の祖ロムルスの父とされ、古代ローマでは特に尊崇を受けた神の一柱である。  ノストラダムスは「戦争」の隠喩としてしばしば使っているようである。 #amazon(B01N0G4N7Z) 【画像】Veronese (ヴェロネーゼ) 軍神マルス *占星術・天文学  古来、火星にその名が与えられており、現在の英仏語などでも Mars は「火星」の意味も持っている。  一説には、その星の赤さが戦火を連想させたものだからともいうが、戦争の神とこの星を結びつける発想は、カルデア神話にすでに見られた((永田久『暦と占いの科学』新潮選書、pp.40,65))。 #amazon(4769916191) 【画像】『火星ガイドブック』 *暦  春分の日を年初と考えていた古代ローマでは、1年はマルティウス(Martius, マルスの月)から始まっていた。  すでに見たようにローマ神話ではロムルスの父として大いに尊崇されていたからである。  のちに改暦され、1年が12ヶ月になったのに伴い、マルティウスは2ヶ月ずれて3月になった。  3月を意味する仏語のマルス(mars)、英語のマーチ(March)などは、いずれもそれが語源になっている。  曜日についても関連性があり、フランス語で火曜を意味するマルディ(mardi)は、綴りからも容易に推測できるように、「マルスの日」の意味である。  これはスペイン語やイタリア語でも同様だが、英語、ドイツ語、ノルウェー語などの場合は、北欧神話の軍神ティルがもとになっている((この節も永田、前掲書による。))。 *錬金術・化学  錬金術では「鉄」を表す。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
 &bold(){マルス}(マールス、Mars)は、ローマ神話における軍神。フランス語でもマルス(Mars)、英語ではマーズ(Mars)。  ギリシャ神話のアレス(アレース)に相当するが、マルスはローマ建国の祖ロムルスの父とされ、古代ローマでは特に尊崇を受けた神の一柱である。  ノストラダムスは「戦争」の隠喩としてしばしば使っているようである。 #amazon(B01N0G4N7Z) 【画像】Veronese (ヴェロネーゼ) 軍神マルス *占星術・天文学  古来、火星にその名が与えられており、現在の英仏語などでも Mars は「火星」の意味も持っている。  一説には、その星の赤さが戦火を連想させたものだからともいうが、戦争の神とこの星を結びつける発想は、カルデア神話にすでに見られた((永田久『暦と占いの科学』新潮選書、pp.40,65))。 #amazon(4769916191) 【画像】『火星ガイドブック』 *暦  春分の日を年初と考えていた古代ローマでは、1年はマルティウス(Martius, マルスの月)から始まっていた。  すでに見たようにローマ神話ではロムルスの父として大いに尊崇されていたからである。  のちに改暦され、1年が12ヶ月になったのに伴い、マルティウスは2ヶ月ずれて3月になった。  3月を意味する仏語のマルス(mars)、英語のマーチ(March)などは、いずれもそれが語源になっている。  曜日についても関連性があり、フランス語で火曜を意味するマルディ(mardi)は、綴りからも容易に推測できるように、「マルスの日」の意味である。  これはスペイン語やイタリア語でも同様だが、英語、ドイツ語、ノルウェー語などの場合は、北欧神話の軍神ティルがもとになっている((この節も永田、前掲書による。))。 *錬金術・化学  錬金術では「鉄」を表す。 *関連項目 -[[メルクリウス]](マーキュリー) -[[ユピテル]](ジュピター) -[[ウェヌス]](ヴィーナス) -[[サトゥルヌス]](サターン) ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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