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&bold(){メソポタミア} (Mesopotamia) はギリシア語に由来する言葉で、「2つの川の間の地」 を意味する。世界史用語としてはもっぱらティグリス川とユーフラテス川の間の地域 (現在のイラクにほぼ対応する) を指す。フランス式にはメゾポタミ (Mésopotamie) という。
メソポタミアについて、ノストラダムス自身は[[暦書]]においてこう述べている。
「ローヌ川とデュランス川に近い我らがメソポタミア」(Nostre Mesopotamie proche du Rhosne & de la Durance)(散文予兆集成第1巻407番)((Chevignard [1999] p.238))
ローヌ川とデュランス川の間にある都市は[[アヴィニョン]]である。
ただ、ノストラダムスの予言に出てくる「2つの川の間」には、[[リヨン]]を想定しているらしき記述も散見されるし([[百詩篇第2巻35番]]、[[第2巻97番>百詩篇第2巻97番]])、川の合流点の描写ということであれば、セーヌ川とマルヌ川の合流点 (パリのこと。[[第6巻43番>百詩篇第6巻43番]])、レイエ川とスヘルデ川の合流点 (ヘントのこと。[[第10巻52番>百詩篇第10巻52番]])などもあるので、「メソポタミア」も、すべてが同じ場所を指しているとは限らない。
とはいえ、上記のノストラダムス自身の言葉からすれば、少なくとも候補地の一つにアヴィニョンが含まれていることは確実だろう。アヴィニョンが含まれている可能性自体を否定するのはナンセンスというほかない。
*登場箇所
[[百詩篇集]]で直接的に「メソポタミア」が登場する詩篇は、以下の4篇のみである。
-[[百詩篇第3巻61番]]
-[[百詩篇第3巻99番]]
-[[百詩篇第7巻22番]]
-[[百詩篇第8巻70番]]
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&bold(){メソポタミア} (Mesopotamia) はギリシア語に由来する言葉で、「2つの川の間の地」 を意味する。世界史用語としてはもっぱらティグリス川とユーフラテス川の間の地域 (現在のイラクにほぼ対応する) を指す。フランス式にはメゾポタミ (Mésopotamie) という。
メソポタミアについて、ノストラダムス自身は[[暦書]]においてこう述べている。
「ローヌ川とデュランス川に近い我らがメソポタミア」(Nostre Mesopotamie proche du Rhosne & de la Durance)(散文予兆集成第1巻407番)((Chevignard [1999] p.238))
[[ローヌ川]]とデュランス川の間にある都市は[[アヴィニョン]]である。
ただ、ノストラダムスの予言に出てくる「2つの川の間」には、[[リヨン]]を想定しているらしき記述も散見される([[詩百篇第2巻35番>百詩篇第2巻35番]]、[[第2巻97番>百詩篇第2巻97番]])。
また、川の合流点の描写ということであれば、
-セーヌ川とマルヌ川の合流点 (=[[パリ]])([[詩百篇第6巻43番]])
-レイエ川とスヘルデ川の合流点(=ヘント)([[詩百篇第10巻52番]])
などもあるので、「メソポタミア」も、すべてが同じ場所を指しているとは限らない。
とはいえ、上記のノストラダムス自身の言葉からすれば、少なくとも候補地の一つにアヴィニョンが含まれていることは確実だろう。
アヴィニョンが含まれている可能性自体を否定するのは、ナンセンスというほかない。
*登場箇所
[[詩百篇集]]で直接的に「メソポタミア」が登場する詩篇は、以下の4篇のみである。
-[[第3巻61番>百詩篇第3巻61番]]
-[[第3巻99番>百詩篇第3巻99番]]
-[[第7巻22番>百詩篇第7巻22番]]
-[[第8巻70番>詩百篇第8巻70番]]
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