Peloncle

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 &bold(){Peloncle} は[[百詩篇第8巻89番]]に、「Peloncleの上に足を置いて」 という形で一度だけ登場する語。古語辞典の類にはなく、造語か変形であろうと考えられるが、確定した見解といえるものはない。 -19世紀の信奉者[[アナトール・ル・ペルチエ]]ははっきりしないとしつつも、ラテン語 pellicula から 「肌」 転じて 「体」、もしくはラテン語の spelunca から「洞窟」の意味ではないかとした((Le Pelletier [1867b]))。[[ジャン=ポール・クレベール]]は特定できないとしつつ、「洞窟」の意味ではないかとしたので、ル・ペルチエの後半の指摘と一致する。 -[[エドガー・レオニ]]は敵を敗走させる女神ペロニア (Pellonia) からではないかとした。 -[[マリニー・ローズ]]は固有名詞の場合には、ラテン語 spelunca に由来するドローム県のエスプリュシュ (Espeluche) か、ピレネーゾリアンタル県ララン (Laruns) の地名エスパラング (Espalungue)ではないかとした。他方、文脈からは固有名詞ではなく、俗ラテン語の palanca からきた「防御柵」(palanque) の可能性があることも指摘した((Rose [2002c]))。 -[[ピーター・ラメジャラー]]は、ギリシアのテッサリアにある、古代にはケンタウロスが棲むと信じられたペリオン山 (Pelion) 山のことではないかとした。[[リチャード・シーバース]]はレオニのペロニア説と、このペリオン説を疑問符つきで併記している((Sieburth [2012]))。 ---- &bold(){コメントらん} 以下のコメント欄は[[コメントの著作権および削除基準>著作権について]]を了解の上でご使用ください。なお、当「大事典」としては、以下に投稿されたコメントの信頼性などをなんら担保するものではありません (当「大事典」管理者である sumaru 自身によって投稿されたコメントを除く)。 #comment
 &bold(){Peloncle} は[[詩百篇第8巻89番]]に、「Peloncleの上に足を置いて」 という形で一度だけ登場する語。  古語辞典の類にはなく、造語か変形であろうと考えられるが、確定した見解といえるものはない。 -19世紀の信奉者[[アナトール・ル・ペルチエ]]ははっきりしないとしつつも、ラテン語 pellicula から 「肌」 転じて 「体」、もしくはラテン語の spelunca から「洞窟」の意味ではないかとした((Le Pelletier [1867b]))。[[ジャン=ポール・クレベール]]は特定できないとしつつ、「洞窟」の意味ではないかとしたので、ル・ペルチエの後半の指摘と一致する。 -[[エドガー・レオニ]]は敵を敗走させる女神ペロニア (Pellonia) からではないかとした。 -[[マリニー・ローズ]]は固有名詞の場合には、ラテン語 spelunca に由来するドローム県のエスプリュシュ (Espeluche) か、ピレネーゾリアンタル県ララン (Laruns) の地名エスパラング (Espalungue)ではないかとした。他方、文脈からは固有名詞ではなく、俗ラテン語の palanca からきた「防御柵」(palanque) の可能性があることも指摘した((Rose [2002c]))。 -[[ピーター・ラメジャラー]]は、ギリシアのテッサリアにある、古代にはケンタウロスが棲むと信じられたペリオン山 (Pelion) 山のことではないかとした。[[リチャード・シーバース]]はレオニのペロニア説と、このペリオン説を疑問符つきで併記している((Sieburth [2012]))。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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