cailhau

「cailhau」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

cailhau」(2015/08/28 (金) 22:38:36) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 &bold(){cailhau} は[[百詩篇第4巻44番]]に登場する単語。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]はスペイン語 caida からとして「侮辱、襲撃」(insult) と読んだ((Le Pelletier [1867b]))。[[エドガー・レオニ]]はプロヴァンス語の cailhan からとして、やはり同じように読んだ((Leoni [1961]))。 -[[ピエール・ブランダムール]]はプロヴァンス語と見なし、LTDFに登場する calhau などと同一視して、小石 (caillou) と理解した((Brind'Amour [1996]))。[[マリニー・ローズ]]も同じ読みで、ローズの場合は地名に転用された例も多いことを指摘した((Rose [2002c]))。地名への転用はブランダムールも指摘していたが、この場合は不定冠詞がついていることから、固有名詞とする見方を疑問視していた。 -[[ロジェ・プレヴォ]]はオック語で cailhau とは、「色を変える者、上着を変える者」という意味だと述べた((Prévost [1999] p.64))。[[ピーター・ラメジャラー]]や[[リチャード・シーバース]]の英訳では apostate (背教者、変節漢)とされていた((Lemesurier [2003b], Sieburth [2012]))(ただしラメジャラーは後に放棄)。 -ラメジャラーは2003年の時点ではプレヴォの「変節漢」を支持していたが、2010年には固有名詞(詳述されていないが、おそらくボルドーのカイヨー門)とする読みを採った((Lemesurier [2010]))。ただし、ブランダムールが述べていた不定冠詞との整合性は説明されていない。 ---- #comment

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: