ボルドー

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 &bold(){ボルドー}(Bordeaux)はフランス、ジロンド県の県庁所在地でアキテーヌ地域圏の首府。歴史的に重要な港湾都市である。 *概要  古代ローマ時代の名はブルディガラ(Burdigala)で、属州アクイタニア・セクンダの首府であった。1154年にイングランド領になると、ワインの輸出港として成長を遂げた。百年戦争中にあたる1453年にフランスが奪還に成功し、以降フランス領。  18世紀には大西洋貿易で大発展を遂げ、その時期に建てられた壮麗な建造物群は「月の港ボルドー」の名でユネスコの世界遺産リストに登録されている(「月の港」はガロンヌ川屈曲部で三日月状に発達したボルドーの異名)。その壮麗さに感動したヴィクトル・ユゴーは「ヴェルサイユにアントウェルペンを加えるとボルドーになる」と述べたという((以上は『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』、『ミシュラン・グリーンガイド フランス』、『National Geographic Traveler フランス』による。))。 #amazon(4861303087) 【画像】 『旅名人ブックス ボルドー』(第4版) *ノストラダムス関連  ノストラダムスは[[トゥールーズ]]、[[ナルボンヌ]]などとともに、1520年代に遍歴していた都市の一つとしてボルドーを挙げていた((&italic(){Excellent & Moult Utile Opuscule à tous necessaire}..., 1555, p.218))。ゆえに、どの程度の期間かは不明だが、ボルドーに滞在していたことはあっただろう。  ボルドーは1548年にはフランス南西部を揺るがした反塩税一揆の中心拠点のひとつであり、王国軍と激しい戦闘になった。『予言集』にはそれをモデルにしたと推測されている詩篇が幾らかある。  ボルドーでは17世紀後半以降、[[ジャン・ウルセル]]、[[ジャン=バチスト・ブゾンニュ]]らによって度々『予言集』が刊行されている。 **登場箇所  『予言集』でボルドーに直接的に言及されているのは、以下の詩篇である。 -[[百詩篇第1巻72番]] -[[百詩篇第1巻90番]] -[[百詩篇第3巻9番]] -[[百詩篇第4巻44番]]  このほか、[[百詩篇第1巻79番]]の Bourd. は、列挙されている他の都市との類推から、ボルドーを指していることが確実視されている(当「大事典」としては、[[百詩篇第9巻1番]]の Bourc も Bourd. の誤記と推測したいところである)。  また、ボルドーの住民を意味する Bo(u)rdelois も[[百詩篇第4巻79番]]、[[百詩篇第9巻6番]]に登場している。 *関連項目 -[[スランの港]] --「月の港」ボルドーを指すという説もある。 ---- #comment
 &bold(){ボルドー}(Bordeaux)はフランス、ジロンド県の県庁所在地でアキテーヌ地域圏の首府。歴史的に重要な港湾都市である。 #amazon(4861303087) 【画像】 『旅名人ブックス ボルドー』(第4版) *概要  古代ローマ時代の名はブルディガラ(Burdigala)で、属州アクイタニア・セクンダの首府であった。  1154年に[[イングランド]]領になると、ワインの輸出港として成長を遂げた。百年戦争中にあたる1453年にフランスが奪還に成功し、以降フランス領。  18世紀には大西洋貿易で大発展を遂げ、その時期に建てられた壮麗な建造物群は「月の港ボルドー」の名でユネスコの世界遺産リストに登録されている(「月の港」はガロンヌ川屈曲部で三日月状に発達したボルドーの異名)。  その壮麗さに感動したヴィクトル・ユゴーは「ヴェルサイユにアントウェルペンを加えるとボルドーになる」と述べたという((以上は『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』、『ミシュラン・グリーンガイド フランス』、『National Geographic Traveler フランス』による。))。 #amazon(B001OF63TC) 【画像】世界遺産 フランス編 ローマの水道橋ポン・デュ・ガール/ボルドー・月の港 [Blu-ray] #amazon(B07Y45XDLC) 【画像】赤ワイン セット フルボディ ALL金賞受賞 ボルドー赤ワインの飲み比べセット 12本 *ノストラダムス関連  ノストラダムスは[[トゥールーズ]]、[[ナルボンヌ]]などとともに、1520年代に遍歴していた都市の一つとしてボルドーを挙げていた((&italic(){Excellent & Moult Utile Opuscule à tous necessaire}..., 1555, p.218))。ゆえに、どの程度の期間かは不明だが、ボルドーに滞在していたことはあっただろう。  ボルドーは1548年にはフランス南西部を揺るがした反塩税一揆の中心拠点のひとつであり、王国軍と激しい戦闘になった。『予言集』にはそれをモデルにしたと推測されている詩篇が幾らかある。  ボルドーでは17世紀後半以降、[[ジャン・ウルセル]]、[[ジャン=バチスト・ブゾンニュ]]らによって度々『予言集』が刊行されている。 **登場箇所  『予言集』でボルドーに直接的に言及されているのは、以下の詩篇である。 -[[詩百篇第1巻72番]] -[[詩百篇第1巻90番]] -[[詩百篇第3巻9番]] -[[詩百篇第4巻44番>百詩篇第4巻44番]]  このほか、[[詩百篇第1巻79番]]の Bourd. は、列挙されている他の都市との類推から、ボルドーを指していることが確実視されている。 (当「大事典」としては、[[詩百篇第9巻1番]]の Bourc も Bourd. の誤記と推測したいところである)。  また、ボルドーの住民を意味する Bo(u)rdelois も[[詩百篇第4巻79番]]、[[詩百篇第9巻6番]]に登場している。 *地図 #googlemaps(){<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d90493.74721463592!2d-0.586141!3d44.86372795!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0xd5527e8f751ca81%3A0x796386037b397a89!2z44OV44Op44Oz44K5IOODnOODq-ODieODvA!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1620785346866!5m2!1sja!2sjp" width="600" height="450"></iframe>} *関連項目 -[[スランの港]] --「月の港」ボルドーを指すという説もある。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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