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Supelman は[[詩百篇第12巻69番]]に登場する名詞で、「偉大なスュペルマン」(grand Supelman)または「亡き偉大なスュペルマン」(le feu grand Supelman)として登場するが、意味が確定しているとはいえない語。
-[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は「至高の存在」(Supremus)とラテン語訳していた((Chavigny [1594] p.275))。
-[[テオフィル・ド・ガランシエール]]は訳していないが、「偉大なスュペルマン」は[[アンリ4世]]のことだと解釈していた。
-[[アナトール・ル・ペルチエ]]は Superman と見なした上で、ラテン語 superamentum から来た言葉として、「残りもの、負け戦」などと理解した。
-[[エドガー・レオニ]]や[[マリニー・ローズ]]は、ラテン語のsuper とゲルマン語系の man (mann) の合成として「超人」を意味する可能性を示している。
-[[ジョン・ホーグ]]や[[ピーター・ラメジャラー]]はスレイマン(Suleiman)の誤記の可能性を指摘していた((Hogue [1997/1999], ラメジャラー [1998b]))。なお、フランス語で普通スレイマンを意味するのは [[Soliman]]で、ノストラダムスも[[第3巻31番>百詩篇第3巻31番]]ではそれを用いている。
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Supelman は[[詩百篇第12巻69番]]に登場する名詞で、「偉大なスュペルマン」(grand Supelman)または「亡き偉大なスュペルマン」(le feu grand Supelman)として登場するが、意味が確定しているとはいえない語。
-[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は「至高の存在」(Supremus)とラテン語訳していた((Chavigny [1594] p.275))。
-[[テオフィル・ド・ガランシエール]]は訳していないが、「偉大なスュペルマン」は[[アンリ4世]]のことだと解釈していた。
-[[アナトール・ル・ペルチエ]]は Superman と見なした上で、ラテン語 superamentum から来た言葉として、「残りもの、負け戦」などと理解した。
-[[エドガー・レオニ]]や[[マリニー・ローズ]]は、ラテン語のsuper とゲルマン語系の man (mann) の合成として「超人」を意味する可能性を示している。
-[[ジョン・ホーグ]]や[[ピーター・ラメジャラー]]はスレイマン(Suleiman)の誤記の可能性を指摘していた((Hogue [1997/1999], ラメジャラー [1998b]))。なお、フランス語で普通スレイマンを意味するのは [[Soliman]]で、ノストラダムスも[[第3巻31番>百詩篇第3巻31番]]ではそれを用いている。
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