ケルン

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 &bold(){ケルン}(Köln) は、ドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のライン河岸に位置し、ラインラント地方の主都とされる都市。フランス名は&bold(){コローニュ}(Cologne)。 #amazon(B00B5M19MK) 【画像】 1000ピース ジグソーパズル 月夜のケルン大聖堂 *概要  紀元前38年にローマの軍営地が置かれた。その名はゲルマン民族ウビエルにちなんで、オッピドゥム・ウビオルム(Oppidum Ubiorum)と呼ばれたが、この地の出身であったアグリッピナ(皇帝[[ネロ]]の母)の功で都市権を付与され、この地の総督府所在都市になったことで、コロニア・クラウディア・アラ・アグリッピネンシウム(もしくはコロニア・アグリッピネンシス、「アグリッピナの植民都市」) と呼ばれるようになった。このコロニア(植民都市)がケルンの語源である。  中世にはケルン大司教座がおかれ、「北の[[ローマ]]」の異名をとるほどに繁栄した。文化的にはケルン画派などを輩出し、商業的にはハンザ同盟都市のひとつとしてリューベックと競った。なお、ケルンで教鞭を執った思想家には、アルベルトゥス・マグヌス、マイスター・エックハルト、ドゥンス・スコトゥス(ジョン・ダン・スコット)などがいた。  ハンザ同盟の衰退とともに一度は繁栄に翳りが見えたが、19世紀後半以降、近代工業化に成功し、再興を果たした。1248年に起工されたケルン大聖堂が完成を見たのもこの時期であり(1880年)、この大聖堂は現在ユネスコの世界遺産リストに登録されている。  なお、フランス名コローニュは、化粧水オーデコロンの語源になっている。これは「ケルンの水」を意味するフランス語オー・ド・コローニュ(Eau de Cologne)のことである((以上は『ミシュラン・グリーンガイド ドイツ』、『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』、『コンサイス外国地名事典』第3版による。))。 #amazon(B0015MUYDU) 【画像】オーデコロン(ケルニッシュ・ヴァッサー) *ノストラダムス関連  ノストラダムス『予言集』では、以下の詩篇でコローニュへの直接的言及がある。 -[[百詩篇第5巻43番]] -[[百詩篇第5巻94番]] -[[百詩篇第6巻40番]] -[[百詩篇第8巻51番]]  また、語源に遡って、「アグリッピナの都市」または単に「アグリッピナ」でケルンを表している事例もある。それは以下の2例である。 -[[百詩篇第3巻53番]] -[[百詩篇第6巻4番]] ---- #comment
 &bold(){ケルン}(Köln) は、ドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のライン河岸に位置し、ラインラント地方の主都とされる都市。フランス名は&bold(){コローニュ}(Cologne)。 #amazon(B00B5M19MK) 【画像】 1000ピース ジグソーパズル 月夜のケルン大聖堂 *概要  紀元前38年にローマの軍営地が置かれた。その名はゲルマン民族ウビエルにちなんで、オッピドゥム・ウビオルム(Oppidum Ubiorum)と呼ばれたが、この地の出身であったアグリッピナ(皇帝[[ネロ]]の母)の功で都市権を付与され、この地の総督府所在都市になったことで、コロニア・クラウディア・アラ・アグリッピネンシウム(もしくはコロニア・アグリッピネンシス、「アグリッピナの植民都市」) と呼ばれるようになった。このコロニア(植民都市)がケルンの語源である。  中世にはケルン大司教座がおかれ、「北の[[ローマ]]」の異名をとるほどに繁栄した。文化的にはケルン画派などを輩出し、商業的にはハンザ同盟都市のひとつとしてリューベックと競った。なお、ケルンで教鞭を執った思想家には、アルベルトゥス・マグヌス、マイスター・エックハルト、ドゥンス・スコトゥス(ジョン・ダン・スコット)などがいた。  ハンザ同盟の衰退とともに一度は繁栄に翳りが見えたが、19世紀後半以降、近代工業化に成功し、再興を果たした。1248年に起工されたケルン大聖堂が完成を見たのもこの時期であり(1880年)、この大聖堂は現在ユネスコの世界遺産リストに登録されている。  なお、フランス名コローニュは、化粧水オーデコロンの語源になっている。これは「ケルンの水」を意味するフランス語オー・ド・コローニュ(Eau de Cologne)のことである((以上は『ミシュラン・グリーンガイド ドイツ』、『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』、『コンサイス外国地名事典』第3版による。))。 #amazon(B0015MUYDU) 【画像】オーデコロン(ケルニッシュ・ヴァッサー) *ノストラダムス関連  ノストラダムス『予言集』では、以下の詩篇でコローニュへの直接的言及がある。 -[[詩百篇第5巻43番]] -[[詩百篇第5巻94番]] -[[詩百篇第6巻40番]] -[[詩百篇第8巻51番]]  また、語源に遡って、「アグリッピナの都市」または単に「アグリッピナ」でケルンを表している事例もある。それは以下の2例である。 -[[詩百篇第3巻53番>百詩篇第3巻53番]] -[[詩百篇第6巻4番>百詩篇第6巻4番]] *地図 #googlemaps(){<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d321684.7785889969!2d6.96732235!3d50.957702850000004!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x47bf259169ab2fe5%3A0x42760fc4a2a77f0!2z44OJ44Kk44OEIOOCseODq-ODsw!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1620869511241!5m2!1sja!2sjp" width="600" height="450"></iframe>} ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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