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&bold(){モデナ}(Modena) はイタリア北部の都市で、エミリア=ロマーニャ州モデナ県の県庁所在地というだけでなく、州全体で見ても中心的な都市である。フランス式には&bold(){モデヌ}(Modène)。
*概要
ケルト人の居住地であったが、紀元前183年に古代ローマの植民都市が築かれた。ラテン語名はムティナ(Mutina) である。エミリア街道の要衝として古来発達したものの、中世には異民族の侵入を受けて荒廃した。
しかし、1288年から1796年の間はエステ家の庇護のもとで大いに発達し、ことにモデナ大聖堂、市民の塔、ピアッツァ・グランデ(グランデ広場)は優れた歴史的建造物群としてユネスコの世界遺産リストに登録されている。
現在でも交通の発達した商業都市として栄えており、ほかに自動車工業、機械工業、食料品工業などが発達している((以上は『コンサイス外国地名事典』第3版、『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』による。))。
*ノストラダムス関連
北イタリアの主要都市のひとつということで、ノストラダムス自身がイタリア小旅行の折に訪れていたとしてもおかしくはないが、実際のところは未詳である。
『予言集』では以下の詩篇に登場している。
-[[百詩篇第6巻73番]]
-[[百詩篇第9巻13番]]
-[[百詩篇第10巻60番]]
また、[[アンリ2世への手紙]]に登場する Modone はモデナの誤記の可能性がある。
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