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「トリプリキタス」(2016/04/27 (水) 21:17:01) の最新版変更点
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&bold(){トリプリキタス}(triplicitas)はラテン語で「三つであること」を指す((『羅和辞典』))。占星術においては、互いに120度を形成する宮(ハウス)の組み合わせを指す。英語ではトリプリシティ(triplicity)、フランス語ではトリプリシテ(triplicité)で、いずれも通常は「三つ揃い、三つ組み」を意味する。占星術用語としては、&bold(){三角宮}((山本啓二の訳書や論文など。))、&bold(){三宮}((『ジーニアス英和大辞典』、『ランダムハウス英和大辞典』))などと訳される。当「大事典」では暫定的に三角宮と訳し、この記事へのリンクを張っている。
*概要
『ランダムハウス英和大辞典』の triplicity の語義が簡潔にまとまっているので、まずそれを引用する。
「三宮 : 黄道十二宮のうち、120°ずつ離れて位置する三宮の一組をいう ; また三宮は火・地・空・水の四相宮に分けられる」((『ランダムハウス英和大辞典』第2版、p.2899))
まとめると以下の通りである。
-火の三角宮 白羊宮・獅子宮・人馬宮
-地の三角宮 金牛宮・処女宮・磨羯宮
-空気(風)の三角宮 双児宮・天秤宮・宝瓶宮
-水の三角宮 巨蟹宮・天蠍宮・双魚宮
こうした分類は、2世紀の占星術師ウェッティウス・ウァレンスの『選集』ですでに見られるという((テスター『西洋占星術の歴史』p.64))。
*ノストラダムス関連
ノストラダムスの『予言集』では、[[百詩篇第1巻50番]]でトリプリキタスへの直接的な言及が見られる。その言及のされ方は、[[アブー・マアシャル]]から[[リシャール・ルーサ]]らへと連なる[[木星と土星の合]]についての思想と密接に結びついている。
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#comment
&bold(){トリプリキタス}(triplicitas)はラテン語で「三つであること」を指す((『羅和辞典』))。占星術においては、互いに120度を形成する宮(ハウス)の組み合わせを指す。英語ではトリプリシティ(triplicity)、フランス語ではトリプリシテ(triplicité)で、いずれも通常は「三つ揃い、三つ組み」を意味する。占星術用語としては、&bold(){三角宮}((山本啓二の訳書や論文など。))、&bold(){三宮}((『ジーニアス英和大辞典』、『ランダムハウス英和大辞典』))などと訳される。当「大事典」では暫定的に三角宮と訳し、この記事へのリンクを張っている。
*概要
『ランダムハウス英和大辞典』の triplicity の語義が簡潔にまとまっているので、まずそれを引用する。
「三宮 : 黄道十二宮のうち、120°ずつ離れて位置する三宮の一組をいう ; また三宮は火・地・空・水の四相宮に分けられる」((『ランダムハウス英和大辞典』第2版、p.2899))
まとめると以下の通りである。
-火の三角宮 白羊宮・獅子宮・人馬宮
-地の三角宮 金牛宮・処女宮・磨羯宮
-空気(風)の三角宮 双児宮・天秤宮・宝瓶宮
-水の三角宮 巨蟹宮・天蠍宮・双魚宮
こうした分類は、2世紀の占星術師ウェッティウス・ウァレンスの『選集』ですでに見られるという((テスター『西洋占星術の歴史』p.64))。
*ノストラダムス関連
ノストラダムスの『予言集』では、[[詩百篇第1巻50番]]でトリプリキタスへの直接的な言及が見られる。その言及のされ方は、[[アブー・マアシャル]]から[[リシャール・ルーサ]]らへと連なる[[木星と土星の合]]についての思想と密接に結びついている。
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