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- &bold(){soucq} は[[百詩篇第10巻36番]]にのみ登場する語だが、古語辞典も含め、直接的には辞典類に見られない単語である。標準的なフランス語式に読めば、「ス(ー)ク」と読むはずである。意味については以下の可能性が指摘されている。
+ &bold(){soucq} は[[詩百篇第10巻36番]]にのみ登場する語だが、古語辞典も含め、直接的には辞典類に見られない単語である。標準的なフランス語式に読めば、「ス(ー)ク」と読むはずである。意味については以下の可能性が指摘されている。
 -[[テオフィル・ド・ガランシエール]]は sud (南) と読み替えた((Garencieres [1672]))。しかし、これは[[ヘンリー・C・ロバーツ]]のような例外を除けば、支持されていない。
 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]はロマン語の souque からとし、現代語の souche と同一視した((Le Pelletier [1867b]))。[[エドガー・レオニ]]は何の注記もせずに原文そのものを souche と修正している。souche は「切り株」の意味だが、転じて「先祖」の意味にもなる。[[ジャン=ポール・クレベール]]はその「先祖」の意味に理解している((Clébert [2003]))。
 -ル・ペルチエの語註を不正確と断ずる[[マリニー・ローズ]]は、アラビア語のスーク (sūq, 市場) からとした。ローズが指摘するように、現代フランス語だとこれは souk と綴る(大きな辞典だけでなく、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』などにも載っている)。ローズはさらにそこから、アルジェリアの都市スーカラス (Souk-Ahras, スーク・アフラース) を指しているのではないかとした((Rose [2002c]))。
 -ローズはもう一つ、フランス国内にラ・スーク (La Souque) という自治体が2箇所あることを指摘した。
 -当「大事典」でも可能性を付け加えておく。16世紀当時、o と ou が交換可能であったことを考えれば、socq が正しい綴りの可能性がある。その場合、soc (犂奉仕による土地保有身分 : 中世イギリスで法的に領主のみに帰属する土地所有農民の身分((この語義は『ロベール仏和大辞典』より引用。)))、socque (木靴、〔喜劇役者の〕短靴、喜劇)などの綴りの揺れとして、それらの意味を導ける可能性が出てくる。なお、木靴の意味の soc なら、DALFにも載っている。
 
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