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「原文比較の凡例」(2017/02/12 (日) 22:19:37) の最新版変更点
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&bold(){注意：校異（原文比較）については現在、旧式から新式への移行作業中です。[[原文比較の凡例【旧版】]]が適用されている記事のほうが多いため、そちらもご参照下さい。具体的には、各詩の記事冒頭の詩番号（『詩百篇第X巻>Y番』という形で書かれています）に * 印がついているものは移行済みです。* が付いていない、または詩番号そのものの記載が無いものは旧式の略号で記載されています。}
*校異（原文比較）の基本的なルール
「大事典」では、詩百篇（百詩篇）についての各記事では原文の比較を行っている。その時のルールは以下の通りである。
-u と v、i と j、s と z 等の違いは原則として異文とは見做していない。また、c や l の挿入や、複数になった際の語末の t, d 等の脱落についても同様である。ただし、各版の系譜を考察する上で有益と判断した場合には一部取り入れた。
--（例）vn と un、ioinct と joint、grands と grans などは基本的に区別しなかった。
-綴り字記号の有無は原則としてすべて異文とみなした。ただし、17世紀以降出版されたもので、単につづり方が現代式になっているだけの場合は採録していない。このケースには -ee が -ée となっているものや、-és が -ez になっているものも含む。
--（例）a と à は区別したが、estre と être は同じものとみなした。なお、1672Ga は à を a と表記しているケースが非常に多いので、この版のみ à と a の区別を原則として行っていない。
- ou と o の区分、 ai と ei の区分については、各版の系譜を考える上で有益と見なせる事例については採録したが、割愛した場合もある。
-単語が「大文字のみで書かれている場合」「語頭が大文字の場合」「全て小文字の場合」の3通りはいずれも区別した。なお、ここでも、u と v などの綴り字については上記と同じ基準をとった。
--（例）DVVMVIRAT と DUUMUIRAT は同じものとしたが、Duumuirat とは区別した。
-文章の区切り方は全て底本に依拠し、他の区切り方は（底本の４行目末尾にポワン〔ピリオド〕がない場合も含めて）特に採録しなかった。ただし、略号と思われるポワンが省略されていたりヴィルギュル〔カンマ〕に置き換えられている場合、並びに他の版に見られない「？」などについては採録した。
--（例）Orl. に対する Orl, や Orl など。なお、異文にヴィルギュル等を含む場合は、どこまでが異文なのか分かりづらい場合があるので下線で示した場合がある。
-異文の欄で用いた記号・略号の意味は以下のとおり
--&italic(){T.A.Es.}・・・Toutes Autres Editions（それ以外の全ての版）
--&italic(){sauf}～・・・「～（年版）を除く」
--&italic(){A partir de }~・・・「～年版以降」（その年以降の全ての版を指す）
*底本
異文の典拠は全て略号を用いている。各略号の示す典拠は以下の通り。
**予言集テクスト
略号のあとに * をつけているのは、特定の部分の比較のみに使った事例。
-［1555A］［1555V］* &italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年リヨン)]]}, A Lyon, Chés Macé Bonhomme, M.D.LV.
--初版本。1555A はアルビ市立図書館の伝本で、1555V はオーストリア国立図書館の伝本を指す。両者が同じ場合には単に「1555」としている。当然、初版収録分（第4巻53番まで）にしか使っていない。
-［1557U］* &italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)]]}, A Lyon, Chés Antoine du Rosne, M.D.LVII.
--1557年9月6日版。ユトレヒト大学図書館の伝本。第7巻正篇（42番まで）にしか使っていない。
-［1557B］* &italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)]]}, A Lyon, Chez Antoine du Rosne, 1557
--1557年11月3日版。ハンガリー国立セーチェーニ図書館の伝本。第7巻40番までにしか使っていない。
-［1568］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]}, A Lyon, Par Benoist Rigaud, 1568
--ブノワ・リゴーによる最初の完全版。複数のエディションがあることが知られている。ここでは[[パトリス・ギナール]]の分類法を基本にした。差異がないときは「1568」でひとまとめにしている。
---［1568A］リヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫の伝本。当「大事典」の旧分類では1568B。比較に際して、同系統とされるリヨン市立図書館（Fonds ancien）の伝本（Gallicaで公開されているもの）で代用した場合がある。
---［1568B］シャッフハウゼン州立図書館の伝本。当「大事典」の旧分類では1568C。比較に際して、1940年にフランクフルトで刊行された影印版で代用した場合がある。
---［1568C］[[ポール・アルボー博物館]]の伝本のうち、1568と明記されているもの （S.389）。当「大事典」の旧分類では1568I。
---［1568X］グラス市立図書館の伝本。当「大事典」の旧分類では1568A。一部、スウェーデンの王立図書館の伝本で代用した場合がある。
--［1591BR］&italic(){Les Prophéties de M.Michel Nostradamus}, A Lyon, Par Benoist Rigaud, s.d.
---ブノワ・リゴー版のポール・アルボー博物館の伝本のうち、年号の記載のないもの （S.391）。ルソの分類法に準じれば1568G、ギナールの分類では1568Yとなるが、明らかに1568よりも後の時代の特色を示していることから、整理・分類の都合上、ルソの年代推定に従って1591BRとした。当然、「1568」とまとめる版には、これは含めない。
-［1588Rf］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ニコラ・ロフェ未亡人、1588年)]]}., A Paris, Pour la veuve Nicolas Roffet, 1588
--大英図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
-［1589Rg］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (シャルル・ロジェ、1589年)]]}..., A Paris, Chez Charles Roger, 1589
--大英図書館所蔵の伝本。
-［1589Me］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・メニエ、1589年)]]}..., A Paris, Par Pierrc[sic.] Ménier, 1589
--フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
---［1588-89］とある場合は［1588Rf］［1589Rg］［1589M］に共通していることをあらわしている。当然、直下のプチ・ヴァル版は含まない。これらの版は、第6巻71番までと、第7巻・第8巻の補遺篇にしか使っていない。
-［1589PV］* &italic(){[[Les Grandes et Merveilleuses Predictions de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の驚異の大予言 (1589年)]]}, A Rouen, Chez Raphael du Petit Val, 1589
--マリオ・グレゴリオ所蔵の伝本。破損により、第6巻終盤までにしか使えない。
-［1590SJ］* &italic(){[[Les Grandes et Merveilleuses Predictions de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の驚異の大予言 (1589年)]]}, A Anvers, Francois de Sainct-jaure, 1590
--アルスナル図書館所蔵の伝本。第7巻まで収録。
-［1590Ro］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ジャック・ルソー、1590年)]]}., A Caors, Par Jacques Rousseau, 1590
--スウェーデン王立博物館の伝本。
-［1597Br］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ブノワ・リゴーの後継者たち)]]}., A Lyon, Par les heritiers de Benoist Rigaud
--マリオ・グレゴリオ所蔵の伝本。
-［1603Mo］* &italic(){[[Nouuelle Prophetie de M. Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の新予言 (1603年)]]}., A Paris, Pour Sylvestre Moreau
--フランス国立図書館の伝本。第二部（第8巻～第10巻）しか含んでいない版なので、第一部の比較には使っていない。
-［1605sn］&italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamvs. Reueues & corigées sur la coppie Imprimee à Lyon par Benoist Rigaud.1568>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1605年)]]}, M.DCV.
--[1605sna] マリオ・グレゴリオの蔵書。
--[1605snb] オーストリア国立図書館の伝本。
--[1605snc] 大英図書館の伝本。
-［1606PR］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、17世紀初頭)]]}..., A Lyon, Par Pierre Rigaud
--リヨン市立図書館の伝本。刊行年は当「大事典」での推定だが、内容的な特色から、直下の1607PRよりもわずかに先行するとの判断によるもので、厳密な推定ではない。
-［1607PR］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、17世紀初頭)]]}..., A Lyon, Chez Pierre Rigaud
--フランス国立図書館の伝本。略号はブランダムールのものを踏襲した。
-［1610Po］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ジャン・ポワイエ、1600年頃)]]}., A Lyon, Par Jean Poyet, s.d.
--フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
-［1611A］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs. Dont il y en a trois cents qui n'ont encores iamais esté imprimees. Adioustees de nouueau par ledict Autheur>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・シュヴィヨ、1611年)]]}., A Troyes, Par Pierre Chevillot
--[1611Aa] マリオ・グレゴリオの蔵書。ギナールの分類だと C0か？
--[1611Ab] マリオ・グレゴリオの蔵書。ギナールの分類だと C1
--[1611Ac] リヨン市立図書館の蔵書。ギナールの分類だと C2
-［1611B］&italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamvs, Dont il y en a trois cens qui n'ont encores iamais esté imprimees; Trouuez en vne Biblioteque delaissez par l'Auteur>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・シュヴィヨ、1611年頃)]]}., A Troyes, Par Pierre Chevillot
--リヨン市立図書館の伝本。ただし、大英図書館の蔵書を適宜利用している箇所がある。
-［1612Me］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・メニエ、刊行年不記載)]]}..., A Paris, Par Pierre Ménier, s.d.
--マザラン図書館の伝本。当「大事典」で参照したのはその1980年代に撮影されたマイクロフィルムからプリントされたコピー。第6巻74番までと、第7巻・第8巻の補遺篇のみに使用。
-［1627Ma］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (マルニオル、タンチヨン)]]}, A Lyon, Pierre Marniolles / Estienne Tantillon
--ピエール・マルニオルらの版。オーストリア国立図書館の伝本。刊行年推定に諸説あるが、当「大事典」では次項 1627Di よりわずかに先行する版と推定している。
-［1627Di］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1627年リヨン)]]}, A Lyon, Par Iean Didier
--1627年のジャン・ディディエ版。リヨン市立図書館の伝本。同じ年のユグタンの版は全く同じなので区別していない。
-［1628dR］&italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamvs. Reueuës & corigées sur la coppie Imprimee à Lyon par Benoist Rigaud.1568>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・デュ・リュオー)]]}, A Troyes, Par Pierre du Ruau
--[1628dRa] オーストリア国立図書館の伝本。ギナールの分類で言うDu Ruau 1.
--[1628dRb] リヨン市立図書館の伝本のうち、Googleブックスで公開されている版。ギナールの分類で言う Du Ruau 2.
-［1644Hu］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1644年リヨン)]]}., A Lyon, Jean Huguetan / Claude de la Riuiere
--リヨン市立図書館の伝本。
-［1649Ca］&italic(){[[Les Vrayes Centvries de Me Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集 (1649年)]]}, A Roven, Chez Iacques Caillove', Iean Viret..., Et Iaques Besongne, M.DC.XLIX.
-［1649Xa］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1649年頃の偽版)]]}..., A Lyon, 1568
--リヨン市立図書館の伝本のうち、破損が無いものを利用しているが、一部にグレゴリオが公開しているバージョンを利用した場合がある。
-［1650Le］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ピエール・レファン、1650年)]]}, Imprimé à Leyde, Chez Pierre Leffen, l'An 1650
--明治大学図書館の伝本を基本的に使用しているが、ある時期以降、Googleブックスで公開されている伝本も利用している場合がある。
-［1650Ri］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、1650年頃)]]}..., A Lyon, Pierre Rigaud
--[[ポール・アルボー博物館]]の伝本。
-［1650Mo］* &italic(){[[Nouuelle Prophetie de M. Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の新予言 (1650年)]]}., A Paris, Pour Sylvestre Moreau
--フランス国立図書館の伝本。第二部（第8巻～第10巻）しか含んでいない版なので、第一部の比較には使っていない。
-［1653AB］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (アントワーヌ・ボードラン)]]}., A Lyon, Pierre André / Antoine Baudrand
--リヨン市立図書館の伝本。刊行年は当「大事典」による暫定的な推定。
-［1665Ba］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs...>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1665年リヨン)]]}., A Lyon, M.DC.LXV.
--大英図書館の伝本。
-［1667Wi］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ダニエル・ヴィンケエルマンス、1667年)]]}, à Amsterdam, Daniel Winkeermans, 1667
--アムステルダム大学の蔵書。Googleブックスで公開されている。
-［1668A］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ジャンソンほか、1668年)]]}, à Amsterdam, Chez Jean Jansson à Waesberge & la vefue de fu Elizée Weyerstraet, l’an 1668.
--フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
-［1668P］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus...>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・リブー、1668年)]]}, à Paris, Chez Jean Ribou...M.D.C.LXVIII.
--リヨン市立図書館の伝本を利用しているが、一部の比較にはシコウスキー復刻の影印本を利用したものがある。
--［1668］とある場合は［1668A］［1668P］に共通していることをあらわしている。
-［1672Ga］&italic(){[[The True Prophecies or Prognostications of Michael Nostradamus]]}., London, Printed by Thomas Ratcliffe and Nathaniel Thompson, and are to be sold by John Martin…, 1672
--1685年版も参照しているが、ほぼ全く同じ版なので原則として区別していない。
-［1689Ou］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ウルセル)]]}, Chez Jean Oursel.
--グレゴリオの蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1689Be］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ブゾンニュ、1689年)]]}, A ROUEN, Chez J.-B. Besongne, 1689.
--グレゴリオの蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1689Ma］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・マルテル、1689年)]]}, A Bordeaux, Chez Jean Martel, 1689.
--ボルドー市立図書館の蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1689Vo］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ヴォルケ、1689年)]]}, A Cologne, Chez Jean Volker, 1689.
--リヨン市立図書館などの蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1691AB］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (アントワーヌ・ベソン)]]}, A Lyon, Chez Antoine Besson.
--第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1697Vi］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ジャン・ヴィレ、1697年)]]}., A Lyon, Chez Jean Viret, 1697.
--第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1698L］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1698年リヨン)]]}., A Lyon, 1698.
--第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1716PR］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (偽ピエール・リゴー版、1716年頃)]]}., A Lyon, Par Pierre Rigaud..., 1566
--[1716PRa] フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
--[1716PRb] ローマ国立中央図書館の伝本。Googleブックスで公開されている。
--[1716PRc] バイエルン州立図書館の伝本。Googleブックスで公開されている。
-［1720To］* &italic(){[[Les Veritables Propheties de Maitre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真実の予言集 (1720年)]]}, A Turin, 1720
--リヨン市立図書館の伝本。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1772Ri］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (偽ブノワ・リゴー版)]]}…, A Lyon, Par Benoist Rigaud, 1568
-［1780MN］ → ［1981EB］
-［1840］&italic(){Nostradamus, par Eugène Bareste. I. Vie de Nostradamus. II. Histoire des Oracles et des Prophètes. III. Centuries de Nostradamus. IV. Explication des Quatrains prophétiques. Orné d’un portrait authentique de Nostradamus, par Aime de Lemud}, Paris, Maillet, 1840
--[[ウジェーヌ・バレスト]]によるノストラダムス研究書。第三部が予言集のテクストにあてられている。
-［1981EB］[[Elisabeth Bellecour>エリザベート・ベルクール]], &italic(){[[Nostradamus trahi, suivi du texte original et complet des dix Centurie, édition de 1605>Nostradamus trahi]]}, Paris, Robert Laffont, 1981
--巻末の「1605年版」は諸状況から推して本来の1605年版ではなく、[[新刊書籍の商人たち版>ミシェル・ノストラダムスの予言集 (マルシャン・ド・ヌヴォテ、刊行年記載なし)]]（1780年～1800年ごろ）であることはほぼ確実である。[[ピエール・ブランダムール]]の校定版では [1660] と表記されているが、支持できない。なお、そのような事情から原則として、「新刊書籍の商人たち」版を別々に記載することはしていないが、第11巻・第12巻の校異のときだけは1981EBではカットされているため、1780MNを使用している。
（2）詩百篇を引用（剽窃）している古い文献
以下の文献は、いくらかの詩百篇の引用や剽窃を含む。すべての詩篇の比較に使えるわけではないが、古い時期の証言として、いくつかの詩篇の比較には利用している。
-[1572Cr] Antoine Crespin Nostradamus, &italic(){[[Propheties par l’astrologue du treschrestien Roy de France & de Madame la Duchesse de Savoye>Propheties par l'astrologue du treschrestien Roy de France]]}, A Lyon, Par François Arnoullet, 1572
--ノストラダムスを詐称した[[アントワーヌ・クレスパン]]の著作。Centuriesから多数の剽窃をしていることで知られ、ブランダムールの校定でも用いられているので編者も参照した。
-[1592Pi] (le Seigneur de) Cormopede, &italic(){Almanach des Almanachs le plvs certain pour l’An bissextil M.D.XCII, l’An des merueilles & d’estrange remuement}..., A Lyon, par Iean Pillehotte.
--コルモペードによる1592年向けの暦本。ノストラダムスの詩篇が一部で剽窃されている。
-[1593Ri] (le Seigneur de) Cormopede, &italic(){Almanach des Almanachs le plus certain pour l’an M.D.XCIIII}..., A Lyon, par Benoist Rigaud
--コルモペードによる1594年向けの暦本で、1593年刊行と推測されている。
-[1594JF] [[Jean-Aimé de Chavigny>ジャン＝エメ・ド・シャヴィニー]], &italic(){La Premiere Face dv Ianvs François,...extraite et colligee des Centvries et avtres commentaires de M. Michel de Nostredame...}, A Lyon, Par les heritiers de Pierre Rovssin, M.D.XCIV.
--ノストラダムスの秘書シャヴィニーによる最初の註解書。
-[1620PD] &italic(){[[Petit discours ou Commentaire sur les Centuries de Maistre Michel Nostradamus, imprimées en l'année 1555>Petit discours ou Commentaire sur les Centuries]].},s.l., s.n., 1620
-[1656ECL] &italic(){[[Eclaircissement des veritables Quatrains de Maistre Michel Nostradamus]]}, s.l., 1656
-［1712Guy］[[Balthasar Guynaud>バルタザール・ギノー]], &italic(){[[La Concordance des Prophéties de Nostradamus]]}, Paris, la veuve Jacques Morel, 1712
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#comment
&bold(){注意：校異（原文比較）については現在、旧式から新式への移行作業中です。[[原文比較の凡例【旧版】]]が適用されている記事のほうが多いため、そちらもご参照下さい。具体的には、各詩の記事冒頭の詩番号（『詩百篇第X巻>Y番』という形で書かれています）に * 印がついているものは移行済みです。* が付いていない、または詩番号そのものの記載が無いものは旧式の略号で記載されています。}
*校異（原文比較）の基本的なルール
「大事典」では、詩百篇（百詩篇）についての各記事では原文の比較を行っている。その時のルールは以下の通りである。
-u と v、i と j、s と z 等の違いは原則として異文とは見做していない。また、c や l の挿入や、複数になった際の語末の t, d 等の脱落についても同様である。ただし、各版の系譜を考察する上で有益と判断した場合には一部取り入れた。
--（例）vn と un、ioinct と joint、grands と grans などは基本的に区別しなかった。
-綴り字記号の有無は原則としてすべて異文とみなした。ただし、17世紀以降出版されたもので、単につづり方が現代式になっているだけの場合は採録していない。このケースには -ee が -ée となっているものや、-és が -ez になっているものも含む。
--（例）a と à は区別したが、estre と être は同じものとみなした。なお、1672Ga は à を a と表記しているケースが非常に多いので、この版のみ à と a の区別を原則として行っていない。
- ou と o の区分、 ai と ei の区分については、各版の系譜を考える上で有益と見なせる事例については採録したが、割愛した場合もある。
-単語が「大文字のみで書かれている場合」「語頭が大文字の場合」「全て小文字の場合」の3通りはいずれも区別した。なお、ここでも、u と v などの綴り字については上記と同じ基準をとった。
--（例）DVVMVIRAT と DUUMUIRAT は同じものとしたが、Duumuirat とは区別した。
-文章の区切り方は全て底本に依拠し、他の区切り方は（底本の４行目末尾にポワン〔ピリオド〕がない場合も含めて）特に採録しなかった。ただし、略号と思われるポワンが省略されていたりヴィルギュル〔カンマ〕に置き換えられている場合、並びに他の版に見られない「？」などについては採録した。
--（例）Orl. に対する Orl, や Orl など。なお、異文にヴィルギュル等を含む場合は、どこまでが異文なのか分かりづらい場合があるので下線で示した場合がある。
-異文の欄で用いた記号・略号の意味は以下のとおり
--&italic(){T.A.Es.}・・・Toutes Autres Editions（それ以外の全ての版）
--&italic(){sauf}～・・・「～（年版）を除く」
--&italic(){A partir de }~・・・「～年版以降」（その年以降の全ての版を指す）
*底本
異文の典拠は全て略号を用いている。各略号の示す典拠は以下の通り。
**予言集テクスト
略号のあとに * をつけているのは、特定の部分の比較のみに使った事例。
-［1555A］［1555V］* &italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年リヨン)]]}, A Lyon, Chés Macé Bonhomme, M.D.LV.
--初版本。1555A はアルビ市立図書館の伝本で、1555V はオーストリア国立図書館の伝本を指す。両者が同じ場合には単に「1555」としている。当然、初版収録分（第4巻53番まで）にしか使っていない。
-［1557U］* &italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)]]}, A Lyon, Chés Antoine du Rosne, M.D.LVII.
--1557年9月6日版。ユトレヒト大学図書館の伝本。第7巻正篇（42番まで）にしか使っていない。
-［1557B］* &italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)]]}, A Lyon, Chez Antoine du Rosne, 1557
--1557年11月3日版。ハンガリー国立セーチェーニ図書館の伝本。第7巻40番までにしか使っていない。
-［1568］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]}, A Lyon, Par Benoist Rigaud, 1568
--ブノワ・リゴーによる最初の完全版。複数のエディションがあることが知られている。ここでは[[パトリス・ギナール]]の分類法を基本にした。差異がないときは「1568」でひとまとめにしている。
---［1568A］リヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫の伝本。当「大事典」の旧分類では1568B。比較に際して、同系統とされるリヨン市立図書館（Fonds ancien）の伝本（Gallicaで公開されているもの）で代用した場合がある。
---［1568B］シャッフハウゼン州立図書館の伝本。当「大事典」の旧分類では1568C。比較に際して、1940年にフランクフルトで刊行された影印版で代用した場合がある。
---［1568C］[[ポール・アルボー博物館]]の伝本のうち、1568と明記されているもの （S.389）。当「大事典」の旧分類では1568I。
---［1568X］グラス市立図書館の伝本。当「大事典」の旧分類では1568A。一部、スウェーデンの王立図書館の伝本で代用した場合がある。
--［1591BR］&italic(){Les Prophéties de M.Michel Nostradamus}, A Lyon, Par Benoist Rigaud, s.d.
---ブノワ・リゴー版のポール・アルボー博物館の伝本のうち、年号の記載のないもの （S.391）。ルソの分類法に準じれば1568G、ギナールの分類では1568Yとなるが、明らかに1568よりも後の時代の特色を示していることから、整理・分類の都合上、ルソの年代推定に従って1591BRとした。当然、「1568」とまとめる版には、これは含めない。
-［1588Rf］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ニコラ・ロフェ未亡人、1588年)]]}., A Paris, Pour la veuve Nicolas Roffet, 1588
--大英図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
-［1589Rg］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (シャルル・ロジェ、1589年)]]}..., A Paris, Chez Charles Roger, 1589
--大英図書館所蔵の伝本。
-［1589Me］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・メニエ、1589年)]]}..., A Paris, Par Pierrc[sic.] Ménier, 1589
--フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
---［1588-89］とある場合は［1588Rf］［1589Rg］［1589M］に共通していることをあらわしている。当然、直下のプチ・ヴァル版は含まない。これらの版は、第6巻71番までと、第7巻・第8巻の補遺篇にしか使っていない。
-［1589PV］* &italic(){[[Les Grandes et Merveilleuses Predictions de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の驚異の大予言 (1589年)]]}, A Rouen, Chez Raphael du Petit Val, 1589
--マリオ・グレゴリオ所蔵の伝本。破損により、第6巻終盤までにしか使えない。
-［1590SJ］* &italic(){[[Les Grandes et Merveilleuses Predictions de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の驚異の大予言 (1589年)]]}, A Anvers, Francois de Sainct-jaure, 1590
--アルスナル図書館所蔵の伝本。第7巻まで収録。
-［1590Ro］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ジャック・ルソー、1590年)]]}., A Caors, Par Jacques Rousseau, 1590
--スウェーデン王立博物館の伝本。
-［1597Br］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ブノワ・リゴーの後継者たち)]]}., A Lyon, Par les heritiers de Benoist Rigaud
--マリオ・グレゴリオ所蔵の伝本。
-［1603Mo］* &italic(){[[Nouuelle Prophetie de M. Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の新予言 (1603年)]]}., A Paris, Pour Sylvestre Moreau
--フランス国立図書館の伝本。第二部（第8巻～第10巻）しか含んでいない版なので、第一部の比較には使っていない。
-［1605sn］&italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamvs. Reueues & corigées sur la coppie Imprimee à Lyon par Benoist Rigaud.1568>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1605年)]]}, M.DCV.
--[1605sna] マリオ・グレゴリオの蔵書。
--[1605snb] オーストリア国立図書館の伝本。
--[1605snc] 大英図書館の伝本。
-［1606PR］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、17世紀初頭)]]}..., A Lyon, Par Pierre Rigaud
--リヨン市立図書館の伝本。刊行年は当「大事典」での推定だが、内容的な特色から、直下の1607PRよりもわずかに先行するとの判断によるもので、厳密な推定ではない。
-［1607PR］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、17世紀初頭)]]}..., A Lyon, Chez Pierre Rigaud
--フランス国立図書館の伝本。略号はブランダムールのものを踏襲した。
-［1610Po］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ジャン・ポワイエ、1600年頃)]]}., A Lyon, Par Jean Poyet, s.d.
--フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
-［1611A］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs. Dont il y en a trois cents qui n'ont encores iamais esté imprimees. Adioustees de nouueau par ledict Autheur>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・シュヴィヨ、1611年)]]}., A Troyes, Par Pierre Chevillot
--[1611Aa] マリオ・グレゴリオの蔵書。ギナールの分類だと C0か？
--[1611Ab] マリオ・グレゴリオの蔵書。ギナールの分類だと C1
--[1611Ac] リヨン市立図書館の蔵書。ギナールの分類だと C2
-［1611B］&italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamvs, Dont il y en a trois cens qui n'ont encores iamais esté imprimees; Trouuez en vne Biblioteque delaissez par l'Auteur>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・シュヴィヨ、1611年頃)]]}., A Troyes, Par Pierre Chevillot
--リヨン市立図書館の伝本。ただし、大英図書館の蔵書を適宜利用している箇所がある。
-［1612Me］* &italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・メニエ、刊行年不記載)]]}..., A Paris, Par Pierre Ménier, s.d.
--マザラン図書館の伝本。当「大事典」で参照したのはその1980年代に撮影されたマイクロフィルムからプリントされたコピー。第6巻74番までと、第7巻・第8巻の補遺篇のみに使用。
-［1627Ma］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (マルニオル、タンチヨン)]]}, A Lyon, Pierre Marniolles / Estienne Tantillon
--ピエール・マルニオルらの版。オーストリア国立図書館の伝本。刊行年推定に諸説あるが、当「大事典」では次項 1627Di よりわずかに先行する版と推定している。
-［1627Di］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1627年リヨン)]]}, A Lyon, Par Iean Didier
--1627年のジャン・ディディエ版。リヨン市立図書館の伝本。同じ年のユグタンの版は全く同じなので区別していない。
-［1628dR］&italic(){[[Les Propheties de M. Michel Nostradamvs. Reueuës & corigées sur la coppie Imprimee à Lyon par Benoist Rigaud.1568>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・デュ・リュオー)]]}, A Troyes, Par Pierre du Ruau
--[1628dRa] オーストリア国立図書館の伝本。ギナールの分類で言うDu Ruau 1.
--[1628dRb] リヨン市立図書館の伝本のうち、Googleブックスで公開されている版。ギナールの分類で言う Du Ruau 2.
-［1644Hu］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1644年リヨン)]]}., A Lyon, Jean Huguetan / Claude de la Riuiere
--リヨン市立図書館の伝本。
-［1649Ca］&italic(){[[Les Vrayes Centvries de Me Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集 (1649年)]]}, A Roven, Chez Iacques Caillove', Iean Viret..., Et Iaques Besongne, M.DC.XLIX.
-［1649Xa］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1649年頃の偽版)]]}..., A Lyon, 1568
--リヨン市立図書館の伝本のうち、破損が無いものを利用しているが、一部にグレゴリオが公開しているバージョンを利用した場合がある。
-［1650Le］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ピエール・レファン、1650年)]]}, Imprimé à Leyde, Chez Pierre Leffen, l'An 1650
--明治大学図書館の伝本を基本的に使用しているが、ある時期以降、Googleブックスで公開されている伝本も利用している場合がある。
-［1650Ri］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ピエール・リゴー、1650年頃)]]}..., A Lyon, Pierre Rigaud
--[[ポール・アルボー博物館]]の伝本。
-［1650Mo］* &italic(){[[Nouuelle Prophetie de M. Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の新予言 (1650年)]]}., A Paris, Pour Sylvestre Moreau
--フランス国立図書館の伝本。第二部（第8巻～第10巻）しか含んでいない版なので、第一部の比較には使っていない。
-［1653AB］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (アントワーヌ・ボードラン)]]}., A Lyon, Pierre André / Antoine Baudrand
--リヨン市立図書館の伝本。刊行年は当「大事典」による暫定的な推定。
-［1665Ba］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamvs...>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1665年リヨン)]]}., A Lyon, M.DC.LXV.
--大英図書館の伝本。
-［1667Wi］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ダニエル・ヴィンケエルマンス、1667年)]]}, à Amsterdam, Daniel Winkeermans, 1667
--アムステルダム大学の蔵書。Googleブックスで公開されている。
-［1668A］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ジャンソンほか、1668年)]]}, à Amsterdam, Chez Jean Jansson à Waesberge & la vefue de fu Elizée Weyerstraet, l’an 1668.
--フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
-［1668P］&italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus...>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・リブー、1668年)]]}, à Paris, Chez Jean Ribou...M.D.C.LXVIII.
--リヨン市立図書館の伝本を利用しているが、一部の比較にはシコウスキー復刻の影印本を利用したものがある。
--［1668］とある場合は［1668A］［1668P］に共通していることをあらわしている。
-［1672Ga］&italic(){[[The True Prophecies or Prognostications of Michael Nostradamus]]}., London, Printed by Thomas Ratcliffe and Nathaniel Thompson, and are to be sold by John Martin…, 1672
--1685年版も参照しているが、ほぼ全く同じ版なので原則として区別していない。
-［1689Ou］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ウルセル)]]}, Chez Jean Oursel.
--グレゴリオの蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1689Be］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ブゾンニュ、1689年)]]}, A ROUEN, Chez J.-B. Besongne, 1689.
--グレゴリオの蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1689Ma］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・マルテル、1689年)]]}, A Bordeaux, Chez Jean Martel, 1689.
--ボルドー市立図書館の蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1689Vo］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ヴォルケ、1689年)]]}, A Cologne, Chez Jean Volker, 1689.
--リヨン市立図書館などの蔵書。第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1691AB］* &italic(){[[Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (アントワーヌ・ベソン)]]}, A Lyon, Chez Antoine Besson.
--第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1697Vi］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ジャン・ヴィレ、1697年)]]}., A Lyon, Chez Jean Viret, 1697.
--第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1698L］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1698年リヨン)]]}., A Lyon, 1698.
--第11巻・第12巻の校異に使用。
-［1716PR］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus.>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (偽ピエール・リゴー版、1716年頃)]]}., A Lyon, Par Pierre Rigaud..., 1566
--[1716PRa] フランス国立図書館の伝本。Gallicaで公開されている。
--[1716PRb] ローマ国立中央図書館の伝本。Googleブックスで公開されている。
--[1716PRc] バイエルン州立図書館の伝本。Googleブックスで公開されている。
-［1720To］* &italic(){[[Les Veritables Propheties de Maitre Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の真実の予言集 (1720年)]]}, A Turin, 1720
--リヨン市立図書館の伝本。第8巻～第12巻の校異に使用。
-［1772Ri］&italic(){[[Les Prophéties de M.Michel Nostradamus>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (偽ブノワ・リゴー版)]]}…, A Lyon, Par Benoist Rigaud, 1568
-［1780MN］ → ［1981EB］
-［1840］&italic(){Nostradamus, par Eugène Bareste. I. Vie de Nostradamus. II. Histoire des Oracles et des Prophètes. III. Centuries de Nostradamus. IV. Explication des Quatrains prophétiques. Orné d’un portrait authentique de Nostradamus, par Aime de Lemud}, Paris, Maillet, 1840
--[[ウジェーヌ・バレスト]]によるノストラダムス研究書。第三部が予言集のテクストにあてられている。
-［1981EB］[[Elisabeth Bellecour>エリザベート・ベルクール]], &italic(){[[Nostradamus trahi, suivi du texte original et complet des dix Centurie, édition de 1605>Nostradamus trahi]]}, Paris, Robert Laffont, 1981
--巻末の「1605年版」は諸状況から推して本来の1605年版ではなく、[[新刊書籍の商人たち版>ミシェル・ノストラダムスの予言集 (マルシャン・ド・ヌヴォテ、刊行年記載なし)]]（1780年～1800年ごろ）であることはほぼ確実である。[[ピエール・ブランダムール]]の校定版では [1660] と表記されているが、支持できない。なお、そのような事情から原則として、「新刊書籍の商人たち」版を別々に記載することはしていないが、第11巻・第12巻の校異のときだけは1981EBではカットされているため、1780MNを使用している。
（2）詩百篇を引用（剽窃）している古い文献
以下の文献は、いくらかの詩百篇の引用や剽窃を含む。すべての詩篇の比較に使えるわけではないが、古い時期の証言として、いくつかの詩篇の比較には利用している。
-[1572Cr] Antoine Crespin Nostradamus, &italic(){[[Propheties par l’astrologue du treschrestien Roy de France & de Madame la Duchesse de Savoye>Propheties par l'astrologue du treschrestien Roy de France]]}, A Lyon, Par François Arnoullet, 1572
--ノストラダムスを詐称した[[アントワーヌ・クレスパン]]の著作。Centuriesから多数の剽窃をしていることで知られ、ブランダムールの校定でも用いられているので編者も参照した。
-[1592Pi] (le Seigneur de) Cormopede, &italic(){Almanach des Almanachs le plvs certain pour l’An bissextil M.D.XCII, l’An des merueilles & d’estrange remuement}..., A Lyon, par Iean Pillehotte.
--コルモペードによる1592年向けの暦本。ノストラダムスの詩篇が一部で剽窃されている。
-[1593Ri] (le Seigneur de) Cormopede, &italic(){Almanach des Almanachs le plus certain pour l’an M.D.XCIIII}..., A Lyon, par Benoist Rigaud
--コルモペードによる1594年向けの暦本で、1593年刊行と推測されている。
-[1594JF] [[Jean-Aimé de Chavigny>ジャン＝エメ・ド・シャヴィニー]], &italic(){La Premiere Face dv Ianvs François,...extraite et colligee des Centvries et avtres commentaires de M. Michel de Nostredame...}, A Lyon, Par les heritiers de Pierre Rovssin, M.D.XCIV.
--ノストラダムスの秘書シャヴィニーによる最初の註解書。
-[1620PD] &italic(){[[Petit discours ou Commentaire sur les Centuries de Maistre Michel Nostradamus, imprimées en l'année 1555>Petit discours ou Commentaire sur les Centuries]].},s.l., s.n., 1620
-[1656ECL] &italic(){[[Eclaircissement des veritables Quatrains de Maistre Michel Nostradamus]]}, s.l., 1656
-［1712Guy］[[Balthasar Guynaud>バルタザール・ギノー]], &italic(){[[La Concordance des Prophéties de Nostradamus]]}, Paris, la veuve Jacques Morel, 1712
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