バブルは80%はじける―ノストラダムスは日本の財政破綻を予言している

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『&bold(){バブルは80%はじける―ノストラダムスは日本の財政破綻を予言している}』は、2018年に刊行された[[上北貴久]]の著書。 #amazon(4877393129) *構成  目次は以下の通りである。 -はじめに -序 章 再開されたバブル -第1章 狂気相場 -第2章 限りない欲望 -第3章 日銀はいずれ利上げに追い込まれる -第4章 ノストラダムスはアメリカの本土攻撃を予言していた -第5章 ノストラダムスは日本の財政破綻と中国の覇権を予言している -第6章 アメリカ帝国の滅亡と資本主義の崩壊 -第7章 バブルは80%はじける -おわりに  章のタイトルからも見当が付くと思われるが、第3章までが経済情勢の分析や予測で、第4章以降はノストラダムスの的中例の紹介および未来に関する予言解釈となっている。  著者は[[五島勉]]を高く評価し、「政治・経済・歴史・地理・語学・聖書・ギリシャ神話・カバラ占星術」などのすべてに精通しているノストラダムス解釈者は五島ぐらいしかいないと評価している((同書、p.97))。そして、五島の訳文・解釈や[[ブロワ城の問答]]、ルシフェロン幹部の発言(『[[ノストラダムスの大予言V]]』)なども引き合いに出している。  その一方、五島の解釈にも不正確なものはあるとして、自身の解釈を打ち出している。五島の[[『ノストラダムスの大予言』シリーズ]]以外に挙げられている著書としては、[[ピーター・ラメジャラー]]の『[[ノストラダムス予言全書]]』、[[ヴライク・イオネスク]]の『[[ノストラダムス・メッセージ]]』、[[ヘンリー・C・ロバーツ]]の『[[ノストラダムス大予言原典・諸世紀]]』、[[ステファン・ポーラス]]の『[[ノストラダムス 1999年から始まる惨劇]]』などがある。予言詩の訳文は、上記著書のいずれか、もしくは当「大事典」から引用されている。  他方、文学的な解釈には強く否定的で「ノストラダムス本の中にはひどい解釈の本もある。過去の史実と結び付けようとするのだ。自分達はフランス語の権威であり、フランス文学の権威であり、中世ヨーロッパ史の権威であると威張り腐った本である。ノストラダムスが過去の予言などするはずがないのである」((同書、p.104))と、にべもない。 *コメント  いわゆる「ネタバレ」回避の意図もあり、解釈の詳しい内容についての論評は避けるが、方法論については何か新しいものなどを打ち出しているわけではなく、キーワードと、自分の描く未来のシナリオとを結び付けていく、オーソドックスなスタイルの解釈である。  なお、[[アナグラム]]の意味を勘違いしているのか、[[Hystra>Issir]] ([[詩百篇第1巻40番>百詩篇第1巻40番]])が Israel のアナグラムであるとか(p.111)、Tridental ([[詩百篇第5巻62番>百詩篇第5巻62番]])が Trident のアナグラムである(p.121)といった具合に、アナグラムになっていないものまでアナグラムと呼んでいる。  どの詩にどの論者の訳を使うかについては、特段の判断基準が示されているわけではなく、自身の解釈に結び付けやすい訳文をその都度選択しているように見える。  なお、文学・史学系の「権威」が執筆した解釈書というと、日本の場合『[[ノストラダムス予言集>ノストラダムス予言集 (岩波書店)]]』および『[[ノストラダムスとルネサンス]]』(その一部の論文)くらいしか該当するものがないはずだが、「威張り腐った」ような著作には見えず、過剰な中傷であるように思われる。 ---- &bold(){コメントらん} 以下のコメント欄は[[コメントの著作権および削除基準>著作権について]]を了解の上でご使用ください。なお、当「大事典」としては、以下に投稿されたコメントの信頼性などをなんら担保するものではありません (当「大事典」管理者である sumaru 自身によって投稿されたコメントを除く)。   #comment()
『&bold(){バブルは80%はじける―ノストラダムスは日本の財政破綻を予言している}』は、2018年に刊行された[[上北貴久]]の著書。 #amazon(4877393129) *構成  目次は以下の通りである。 -はじめに -序 章 再開されたバブル -第1章 狂気相場 -第2章 限りない欲望 -第3章 日銀はいずれ利上げに追い込まれる -第4章 ノストラダムスはアメリカの本土攻撃を予言していた -第5章 ノストラダムスは日本の財政破綻と中国の覇権を予言している -第6章 アメリカ帝国の滅亡と資本主義の崩壊 -第7章 バブルは80%はじける -おわりに  章のタイトルからも見当が付くと思われるが、第3章までが経済情勢の分析や予測で、第4章以降はノストラダムスの的中例の紹介および未来に関する予言解釈となっている。  著者は[[五島勉]]を高く評価し、「政治・経済・歴史・地理・語学・聖書・ギリシャ神話・カバラ占星術」などのすべてに精通しているノストラダムス解釈者は五島ぐらいしかいないと評価している((同書、p.97))。そして、五島の訳文・解釈や[[ブロワ城の問答]]、ルシフェロン幹部の発言(『[[ノストラダムスの大予言V]]』)なども引き合いに出している。  その一方、五島の解釈にも不正確なものはあるとして、自身の解釈を打ち出している。五島の[[『ノストラダムスの大予言』シリーズ]]以外に挙げられている著書としては、[[ピーター・ラメジャラー]]の『[[ノストラダムス予言全書]]』、[[ヴライク・イオネスク]]の『[[ノストラダムス・メッセージ]]』、[[ヘンリー・C・ロバーツ]]の『[[ノストラダムス大予言原典・諸世紀]]』、[[ステファン・ポーラス]]の『[[ノストラダムス 1999年から始まる惨劇]]』などがある。予言詩の訳文は、上記著書のいずれか、もしくは当「大事典」から引用されている。  他方、文学的な解釈には強く否定的で「ノストラダムス本の中にはひどい解釈の本もある。過去の史実と結び付けようとするのだ。自分達はフランス語の権威であり、フランス文学の権威であり、中世ヨーロッパ史の権威であると威張り腐った本である。ノストラダムスが過去の予言などするはずがないのである」((同書、p.104))と、にべもない。 *コメント  いわゆる「ネタバレ」回避の意図もあり、解釈の詳しい内容についての論評は避けるが、方法論については何か新しいものなどを打ち出しているわけではなく、キーワードと、自分の描く未来のシナリオとを結び付けていく、オーソドックスなスタイルの解釈である。  なお、[[アナグラム]]の意味を勘違いしているのか、[[Hystra>Issir]] ([[詩百篇第1巻40番>百詩篇第1巻40番]])が Israel のアナグラムであるとか(p.111)、Tridental ([[詩百篇第5巻62番>百詩篇第5巻62番]])が Trident のアナグラムである(p.121)といった具合に、アナグラムになっていないものまでアナグラムと呼んでいる。  どの詩にどの論者の訳を使うかについては、特段の判断基準が示されているわけではなく、自身の解釈に結び付けやすい訳文をその都度選択しているように見える。  なお、文学・史学系の「権威」が執筆した解釈書というと、日本の場合『[[ノストラダムス予言集>ノストラダムス予言集 (岩波書店)]]』および『[[ノストラダムスとルネサンス]]』(その一部の論文)くらいしか該当するものがないはずだが、「威張り腐った」ような著作には見えず、過剰な中傷であるように思われる。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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