decide

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 &bold(){decide}は[[詩百篇第8巻43番]]にのみ登場する語。いくつかの可能性が指摘されている。 -[[ジャン=ポール・クレベール]]は décider(決定する)からdécision(決定)と現代語訳している((Clébert [2003]))。decision と英訳していた[[テオフィル・ド・ガランシエール]]も同じ読みといえる((Garencieres [1672]))。 -[[マリニー・ローズ]]は「(論争や訴訟の)取り決め」「和解的な調停」と注記している((Rose [2003c] p.83))。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]は、ラテン語 decisio から「削除」「切断」の意味とした((Le Pelletier [1867b]))。「裁断」という訳語をあてた[[高田勇]]、[[伊藤進]]((高田・伊藤 [1999] p.319))も類似の見解と見てよいのかもしれない。 -[[チャールズ・ウォード]]はラテン語 decidium から「没落」「破滅」と理解した((Ward [1891] p.338))。ラテン語 decidere から「没落」の意味とした[[エドガー・レオニ]]、fall と英訳した[[リチャード・スモーレー]]、déchu(失った、失墜した)と現代語訳した[[ピーター・ラメジャラー]]、demise(死去、消滅)と英訳した[[リチャード・シーバース]]もほぼ同じ立場と見てよいだろう((Leoni [1982], Smoley [2006], Lemesurier [2003b],Sieburth [2012]))。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
 &bold(){decide}は[[詩百篇第8巻43番]]にのみ登場する語。いくつかの可能性が指摘されている。 -[[ジャン=ポール・クレベール]]は décider(決定する)からdécision(決定)と現代語訳している((Clébert [2003]))。decision と英訳していた[[テオフィル・ド・ガランシエール]]も同じ読みといえる((Garencieres [1672]))。 -[[マリニー・ローズ]]は「(論争や訴訟の)取り決め」「和解的な調停」と注記している((Rose [2003c] p.83))。 -[[アナトール・ル・ペルチエ]]は、ラテン語 decisio から「削除」「切断」の意味とした((Le Pelletier [1867b]))。「裁断」という訳語をあてた[[高田勇]]、[[伊藤進]]((高田・伊藤 [1999] p.319))も類似の見解と見てよいのかもしれない。 -[[チャールズ・ウォード]]はラテン語 decidium から「没落」「破滅」と理解した((Ward [1891] p.338))。ラテン語 decidere から「没落」の意味とした[[エドガー・レオニ]]、fall と英訳した[[リチャード・スモーレー]]、déchu(失った、失墜した)と現代語訳した[[ピーター・ラメジャラー]]、demise(死去、消滅)と英訳した[[リチャード・シーバース]]もほぼ同じ立場と見てよいだろう((Leoni [1982], Smoley [2006], Lemesurier [2003b],Sieburth [2012]))。 -エドモン・ユゲの『16世紀フランス語辞典』には decide はないが、deciderという動詞はある。その意味は retrancher (削除・除名・除籍・破門する)だという((DLFS, T.2, p.728))。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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