Pampotan

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 &bold(){Pampotan} はノストラダムスの造語と考えられている語。詩によって Pam- は Pem-, Pom- などのこともあるし、potan(s)は potam(s) などのこともある。  [[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は Prepotent とラテン語訳し、「最も力ある(者)」と理解した。[[ベルナール・シュヴィニャール]]もこれをそのまま紹介している((Chevignard [1999] p.495))。  [[アナトール・ル・ペルチエ]]はギリシャ系接頭辞 pan-(pam-)と、ラテン語 potens の造語で「全能の(者)」と理解した((Le Pelletier [1867b]))。  この読み方は[[エドガー・レオニ]]、[[エヴリット・ブライラー]]、[[ピーター・ラメジャラー]]、[[マリニー・ローズ]]たちからも支持されている。  エドガー・レオニは、-potam となっている場合については、ギリシャ系接頭辞 pan- とギリシャ語 potamos の造語で「全ての海」の可能性があることを示している((Leoni [1982] p.442))。  ローズも同様の指摘をしている。  ブライラーは、「全能者」以外の可能性として、ラテン語 pompa(豪奢、誇り)の派生形の可能性を挙げている((LeVert [1979] p.249))。  ラテン語 pomposus からとし、「壮麗な(者)」(le magnifique)の意味に理解した[[ジャン=ポール・クレベール]]も、これに近いといえるのかもしれない。  クレベールの場合、スレイマン大帝(Soliman le magnifique)のあだ名にも対応すると指摘している((Clebert [2003] p.947))。 *登場箇所 -[[詩百篇第8巻97番]] -[[詩百篇第10巻100番]] -[[アンリ2世への手紙]] -[[予兆詩第33番]](旧30番) ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
 &bold(){Pampotan} はノストラダムスの造語と考えられている語。  詩によって Pam- は Pem-, Pom- などのこともあるし、-potan(s)は -potam(s) などのこともあるが、同じ語と理解されている。  [[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は Prepotent とラテン語訳し、「最も力ある(者)」と理解した。[[ベルナール・シュヴィニャール]]もこれをそのまま紹介している((Chevignard [1999] p.495))。  [[アナトール・ル・ペルチエ]]はギリシャ系接頭辞 pan-(pam-)と、ラテン語 potens の造語で「全能の(者)」と理解した((Le Pelletier [1867b]))。  この読み方は[[エドガー・レオニ]]、[[エヴリット・ブライラー]]、[[ピーター・ラメジャラー]]、[[マリニー・ローズ]]たちからも支持されている。  エドガー・レオニは、-potam となっている場合については、ギリシャ系接頭辞 pan- とギリシャ語 potamos の造語で「全ての海」の可能性があることを示している((Leoni [1982] p.442))。  ローズも同様の指摘をしている。  ブライラーは、「全能者」以外の可能性として、ラテン語 pompa(豪奢、誇り)の派生形の可能性を挙げている((LeVert [1979] p.249))。  ラテン語 pomposus からとし、「壮麗な(者)」(le magnifique)の意味に理解した[[ジャン=ポール・クレベール]]も、これに近いといえるのかもしれない。  クレベールの場合、スレイマン大帝(Soliman le magnifique)のあだ名にも対応すると指摘している((Clebert [2003] p.947))。 *登場箇所 -[[詩百篇第8巻97番]] -[[詩百篇第10巻100番]] -[[アンリ2世への手紙]] -[[予兆詩第33番]](旧30番) ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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