志水一夫

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 &bold(){志水一夫}(しみず かずお/しみづ かづを、1954年2月9日-2009年7月3日)は、東京都生まれの作家、科学解説家。慶應義塾大学文学部史学科卒業。[[と学会]]運営委員、国際新科学学会理事、日本サイ科学会幹事などをつとめた。  UFO、占いなどに造詣が深く、懐疑的な視点に配慮の行き届いた立場から著述活動をおこなってきた。単著としては、星雲賞ノンフィクション部門ノミネート作品の『UFOの嘘』(データハウス、1990年)、『トンデモ超常学入門』(データハウス、1997年)などがある。  アニメ方面では、「十番街イレギュラーズ」名義で『セーラームーンの秘密』(データハウス、1993年)を執筆しており、偽学位問題でもいくつかの文章(「三井一郎」名義を含む)を執筆してきた。  胃がんのため、55歳で逝去。最後の単著となったのは『トンデモ超常レポート傑作選』(楽工社、2007年)であった。 #amazon(4903063119) 【画像】『トンデモ超常レポート傑作選』カバー表紙(クリックするとAmazonのページに飛びます) *ノストラダムス関連  星雲賞ノンフィクション部門ノミネート作品の『[[大予言の嘘]]』(データハウス、1991年)は、前半で占いについて、後半で(特に日本の)ノストラダムス解釈者について、懐疑的な視点で分析している。ノストラダムス予言解釈に対する懐疑的な視点からのアプローチは日本では乏しく、その先駆として重要な意味を持つ。1997年には改訂版が出された。  『[[トンデモ・ノストラダムス解剖学]]』(データハウス、1998年)は、さらに広い視野からの分析を試みたものだが、前著との重複も多く、本人も認めるように「急拵え」(([[本人のサイトでのコメント>>http://homepage3.nifty.com/kadzuwo/youkoso.htm]](リンク切れ)))の感は否めない。それでも、[[加治木義博]]の問題点の指摘を拡充するなど、少なくとも日本で影響力のあった予言解釈に対する懐疑論としては、その意義を十分認められるべきであろう。  このほか、『トンデモ超常学入門』(データハウス、1997年)や『セーラームーンの秘密もっとR』(「十番街イレギュラーズR」名義、1993年)でも、ノストラダムスへの言及がある。後者において、セーラームーンと関係の薄いノストラダムスやUFOの話が収録された経緯については、『と学会年鑑BLUE』で唐沢俊一が説明している((同書p.282))。  ほかに、『トンデモ本の逆襲』(洋泉社、1996年)、『[[ノストラダまス 予言書新解釈]]』(彩文館出版、1997年)などにおいて、志水のノストラダムス関連の文章を読むことができる。 ---- - 記事本文に書くことではないのでコメントのほうに書いておきますが、謹んでご冥福をお祈りいたします。 -- sumaru (2009-07-05 14:32:25) #comment
 &bold(){志水一夫}(しみず かずお/しみづ かづを、1954年2月9日-2009年7月3日)は、東京都生まれの作家、科学解説家。慶應義塾大学文学部史学科卒業。[[と学会]]運営委員、国際新科学学会理事、日本サイ科学会幹事などをつとめた。  UFO、占いなどに造詣が深く、懐疑的な視点に配慮の行き届いた立場から著述活動をおこなってきた。単著としては、星雲賞ノンフィクション部門ノミネート作品の『UFOの嘘』(データハウス、1990年)、『トンデモ超常学入門』(データハウス、1997年)などがある。  アニメ方面では、「十番街イレギュラーズ」名義で『セーラームーンの秘密』(データハウス、1993年)を執筆しており、偽学位問題でもいくつかの文章(「三井一郎」名義を含む)を執筆してきた。  胃がんのため、55歳で逝去。最後の単著となったのは『トンデモ超常レポート傑作選』(楽工社、2007年)であった。 #amazon(4903063119) 【画像】『トンデモ超常レポート傑作選』カバー表紙(クリックするとAmazonのページに飛びます) *ノストラダムス関連  星雲賞ノンフィクション部門ノミネート作品の『[[大予言の嘘]]』(データハウス、1991年)は、前半で占いについて、後半で(特に日本の)ノストラダムス解釈者について、懐疑的な視点で分析している。ノストラダムス予言解釈に対する懐疑的な視点からのアプローチは日本では乏しく、その先駆として重要な意味を持つ。1997年には改訂版が出された。  『[[トンデモ・ノストラダムス解剖学]]』(データハウス、1998年)は、さらに広い視野からの分析を試みたものだが、前著との重複も多く、本人も認めるように「急拵え」(([[本人のサイトでのコメント>>http://homepage3.nifty.com/kadzuwo/youkoso.htm]](リンク切れ)))の感は否めない。それでも、[[加治木義博]]の問題点の指摘を拡充するなど、少なくとも日本で影響力のあった予言解釈に対する懐疑論としては、その意義を十分認められるべきであろう。  このほか、『トンデモ超常学入門』(データハウス、1997年)や『セーラームーンの秘密もっとR』(「十番街イレギュラーズR」名義、1993年)でも、ノストラダムスへの言及がある。後者において、セーラームーンと関係の薄いノストラダムスやUFOの話が収録された経緯については、『と学会年鑑BLUE』で唐沢俊一が説明している((同書p.282))。  ほかに、『トンデモ本の逆襲』(洋泉社、1996年)、『[[ノストラダまス 予言書新解釈]]』(彩文館出版、1997年)などにおいて、志水のノストラダムス関連の文章を読むことができる。 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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