トロイアの血

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 「&bold(){トロイアの血}」(sang Troyen)は、百詩篇の中に何度か出てくる用語。ノストラダムスはこの語を伝説的な起源に基づいて、フランス人の意味でしばしば用いていたようである。実際、ノストラダムスは『1565年向けの暦』に収めた国王への献辞の中で、「陛下の古きトロイアの先祖たち」(voz antiq ancestres Troyens)という言葉を使っている((Brind'Amour [1996] p.282))。ルネサンス期にはこの起源は広く受け入れられており、[[ピエール・ド・ロンサール]]の『フランシアード』などにも見られるようである((Clébert [2003] pp.79-80))。  ただし、[[ピエール・ブランダムール]]は、文脈によってはトロイアの英雄アエネアスの血を引いていたとされる古代ローマ人を意味している可能性もあるとしている((Brind’Amour [1996] p.74))。 *登場箇所 -[[百詩篇第1巻19番]] -[[百詩篇第2巻61番]] -[[百詩篇第5巻74番]] -[[百詩篇第5巻87番]]
 「&bold(){トロイアの血}」(sang Troyen)は、百詩篇の中に何度か出てくる用語。  ノストラダムスはこの語を伝説的な起源に基づいて、フランス人の意味でしばしば用いていたようである。実際、ノストラダムスは『1565年向けの暦』に収めた国王への献辞の中で、「陛下の古きトロイアの先祖たち」(voz antiq ancestres Troyens)という言葉を使っている((Brind'Amour [1996] p.282))。  ルネサンス期にはこの起源は広く受け入れられており、[[ピエール・ド・ロンサール]]の『フランシアード』などにも見られるようである((Clébert [2003] pp.79-80))。  ただし、[[ピエール・ブランダムール]]は、文脈によってはトロイアの英雄アエネアスの血を引いていたとされる古代ローマ人を意味している可能性もあるとしている((Brind’Amour [1996] p.74))。 *登場箇所 -[[詩百篇第1巻19番]] -[[詩百篇第2巻61番>百詩篇第2巻61番]] -[[詩百篇第5巻74番>百詩篇第5巻74番]] -[[詩百篇第5巻87番]] ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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