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&bold(){ノストラダムス協会}(l'Association des Amis de Michel Nostradamus)は、1983年に組織されたフランスの研究グループで、会長はノストラダムス書誌学の世界的権威である[[ミシェル・ショマラ]]。
1983年2月8日付の官報に設立が公示されている。直訳すれば「ミシェル・ノストラダムス友の会」であるが、日本では「ノストラダムス協会」と意訳されることが多い。
年1回の割合で機関誌「ミシェル・ノストラダムス研究誌」([[Cahiers Michel Nostradamus]])を発行した(1983年-1988年)。機関誌以外にも、[[1555年版予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年リヨン)]]の影印本である『ついに再発見された初版本!「予言集」(1555年)』([[La 1ère édition enfin retrouvée! "Les Prophéties" (lyon, 1555)]], Lyon, 1984)や8ページの文献『ノストラダムスとその時代のカタログ、使用法』(Catalogue Nostradamus & Le temps, Mode d'emploi, Lyon, 1984)などを出版した。
ほかシンポジウムや展覧会などの開催も意欲的に行っていたようである。現在の活動状況はよく分からない。
*理事会構成メンバー
以下は会報第1号に掲載されていた発足当初(1983年)のものである。
-会長 ミシェル・ショマラ
-副会長 [[ロベール・アマドゥ]]
-書記長 [[ジャン=フランソワ・エルバ]]
-出納係 [[ジャン=ポール・ラロッシュ]]
-理事 [[セルジュ・ユタン]]
ほかに会員として[[ジャック・アルブロン]]、[[ミシェル・シモナン]]、[[ロベール・ブナズラ]]、ルネ・シャピュス、ミシェル・モランなどがいたようである((Cahiers Michel Nostradamus, no.3, p.30))。
*もうひとつの「ノストラダムス協会」
セルジュ・ユタンの『ノストラダムス予言集』1978年版には、[[サロン=ド=プロヴァンス]]に本部をおくほぼ同名の団体、「ノストラダムス友の会」(la Société des Amis de Nostradamus)への言及がある。その会長は[[A.-M. ミロー]]という人物だという。この団体と、ショマラを会長とする団体との関係は不明である。
ロベール・ブナズラはミローを「ノストラダムス作品を広めるための国民協会」(l'Association Nationale pour l'Illustration de l'Oeuvre de Nostradamus)の会長としているが((Benazra [1990] p.538))、同じ団体なのかなどはよく分からない。ちなみにこの「ノストラダムス作品を広めるための国民協会」の方は、ノストラダムス没後400周年に当たる1966年に設立されたものだという((竹下節子「歪められたノストラダムス」、『潮』1999年7月号))。
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&bold(){ノストラダムス協会}(l'Association des Amis de Michel Nostradamus)は、1983年に組織されたフランスの研究グループで、会長はノストラダムス書誌学の世界的権威である[[ミシェル・ショマラ]]。
1983年2月8日付の官報に設立が公示されている。直訳すれば「ミシェル・ノストラダムス友の会」であるが、日本では「ノストラダムス協会」と意訳されることが多い。
年1回の割合で機関誌「ミシェル・ノストラダムス研究誌」([[Cahiers Michel Nostradamus]])を発行した(1983年-1988年)。機関誌以外にも、[[1555年版予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年リヨン)]]の影印本である『ついに再発見された初版本!「予言集」(1555年)』([[La 1ère édition enfin retrouvée! "Les Prophéties" (lyon, 1555)]], Lyon, 1984)や8ページの文献『ノストラダムスとその時代のカタログ、使用法』(Catalogue Nostradamus & Le temps, Mode d'emploi, Lyon, 1984)などを出版した。
ほかシンポジウムや展覧会などの開催も意欲的に行っていたようである。現在の活動状況はよく分からない。
*理事会構成メンバー
以下は会報第1号に掲載されていた発足当初(1983年)のものである。
-会長 ミシェル・ショマラ
-副会長 [[ロベール・アマドゥ]]
-書記長 [[ジャン=フランソワ・エルバ]]
-出納係 [[ジャン=ポール・ラロッシュ]]
-理事 [[セルジュ・ユタン]]
ほかに会員として[[ジャック・アルブロン]]、[[ミシェル・シモナン]]、[[ロベール・ブナズラ]]、ルネ・シャピュス、ミシェル・モランなどがいたようである((Cahiers Michel Nostradamus, no.3, p.30))。
*もうひとつの「ノストラダムス協会」
セルジュ・ユタンの『ノストラダムス予言集』1978年版には、[[サロン=ド=プロヴァンス]]に本部をおくほぼ同名の団体、「ノストラダムス友の会」(la Société des Amis de Nostradamus)への言及がある。その会長は[[A.-M. ミロー]]という人物だという。この団体と、ショマラを会長とする団体との関係は不明である。
ロベール・ブナズラはミローを「ノストラダムス作品を広めるための国民協会」(l'Association Nationale pour l'Illustration de l'Oeuvre de Nostradamus)の会長としているが((Benazra [1990] p.538))、同じ団体なのかなどはよく分からない。ちなみにこの「ノストラダムス作品を広めるための国民協会」の方は、ノストラダムス没後400周年に当たる1966年に設立されたものだという((竹下節子「歪められたノストラダムス」、『潮』1999年7月号))。
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