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&bold(){加治木義博}(かじき よしひろ、1923年 - 2016年以前)は、元同盟通信社記者の著述家。
「歴史言語学者」 を名乗り、「言語復元史学会」 という団体を主宰、その会長となっていた。ただし、大学などのアカデミック・ポストには就いていない在野の研究者だったようで、主宰団体にしても、日本学術会議協力学術研究団体には含まれていない。
元大阪府文化財保護審議委員会委員。
『真説・日本誕生I 卑弥呼は金髪で青い目の女王だった!』(2016年4月刊行)の出版社公式サイトの著者略歴では、故人として扱われている。
#amazon(4845423820)
*主な著書
-大自然と科学 (産業報国会、1943年)
-ボランタリー・チェーン (圭文社、1948年)
-新せんい読本 (三一書房、1958年)
-落・奈落 (覇王樹社、1967年)
-異説・日本古代国家 (田畑書店、1973年)
-邪馬臺国の言葉 (コスモ出版社、1976年)
-鹿児島方言小辞典 (南日本新聞社、1977年)
-焼酎入門 (保育社カラー・ブックス、1982年)
-日本人のルーツ (保育社カラー・ブックス、1983年/東京電力東電文庫、1985年)
-真説日本誕生・黄金の女王卑弥呼 (KKロングセラーズ、1992年)
--真説・日本誕生I 卑弥呼は金髪で青い目の女王だった!(KKロングセラーズ、2016年)
-真説日本誕生・卑弥呼を攻めた神武天皇 (KKロングセラーズ、1992年)
-真説日本誕生・誰が巨大古墳を造ったのか (KKロングセラーズ、1992年)
-真説日本誕生・建国前夜の巨大連邦発見 (KKロングセラーズ、1993年)
-真説日本誕生・虚構の大化改新と日本(やまと)政権誕生 (KKロングセラーズ、1994年)
-真説日本誕生・謎の天孫降臨と大和朝廷の秘密 (KKロングセラーズ、1995年)
-次の大地震衝撃の「完全予知」法 : 各県別・時期、場所、地震の規模まで危険度を厳密判定 (KKロングセラーズ、1995年)
-驚異の「バイオ植物」療法 : がん、心臓病、脳疾患からアトピーまで 薬を使わず、食べるだけで治る! (KKロングセラーズ、1996年)
-日本国誕生の秘密はすべて「おとぎ話」にあった (徳間書店、1996年)
-老いない脳の秘密 (KKロングセラーズ、2004年)
-篤姫を生んだ鹿児島こそスメル八千年帝国の理想郷だった (KKロングセラーズ、2009年)
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【画像】 篤姫を生んだ鹿児島こそスメル八千年帝国の理想郷だった
*ノストラダムス関連
ノストラダムス関連については、湾岸危機のノストラダムスブームの際に、『[[真説ノストラダムスの大予言]]』(KKロングセラーズ、1990年)でデビューした。
これはベストセラーとなり、1991年のベストセラー「新書・ノンフィクション」部門第2位、総合部門第19位にランクイン(東販調べ)し、以降シリーズ化された(→[[『真説ノストラダムスの大予言』シリーズ]])。
彼は言語の専門家としての立場から『予言集』を解釈したと主張したが、実証的には受けいれがたい。
そもそも加治木の言語復元史学の手法は、エラムと永良部、アテナイと嘉手納を結び付けるなど、日本語と外国の似た地名や人名を結びつけるものが多い。[[と学会]]の植木不等式 (当時。のちにと学会を退会) からは歴史を題材に採った語呂合わせ大会と評されていた((と学会『トンデモ本1999』光文社、pp.161-165))。
[[山本弘]]などはd'Auxerre(ドセール / オセールの)を「ダウ競り」と読む ([[第4巻84番>百詩篇第4巻84番]]参照) などの彼の手法をダジャレ的と評し、その信憑性については笑い飛ばしている ((山本弘『トンデモノストラダムス本の世界』宝島社文庫、1999年、pp.135-146))。
なお、加治木自身は、その手法について、『予言集』の第一序文([[セザールへの手紙]])に「聴覚に注意しろ」とあることに従ったもので、自身の勝手な解釈法ではないと釈明していた。
しかし、実際の原文にそのような句はなく、[[ピエール・ブランダムール]]の現代フランス語による釈義にも出ていない。
また、彼の解釈や語学力、その他の認識の問題点は、[[志水一夫]]が詳細に指摘している((「附篇 加治木義博氏に答える - その手口と内幕」(志水『トンデモ・ノストラダムス解剖学』データハウス、1998年)))。
*関連記事
-[[「恐怖の大王=デクエヤル」説]]
-[[シビュラの託宣]]
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&bold(){加治木義博}(かじき よしひろ、1923年 - 2016年以前)は、元同盟通信社記者の著述家。
「歴史言語学者」 を名乗り、「言語復原史学会」 という団体を主宰、その会長となっていた。ただし、大学などのアカデミック・ポストには就いていない在野の研究者だったようで、主宰団体にしても、日本学術会議協力学術研究団体には含まれていない。
元大阪府文化財保護審議委員会委員。
『真説・日本誕生I 卑弥呼は金髪で青い目の女王だった!』(2016年4月刊行)の出版社公式サイトの著者略歴では、故人として扱われている。
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*主な著書
-大自然と科学 (産業報国会、1943年)
-ボランタリー・チェーン (圭文社、1948年)
-新せんい読本 (三一書房、1958年)
-落・奈落 (覇王樹社、1967年)
-異説・日本古代国家 (田畑書店、1973年)
-邪馬臺国の言葉 (コスモ出版社、1976年)
-鹿児島方言小辞典 (南日本新聞社、1977年)
-焼酎入門 (保育社カラー・ブックス、1982年)
-日本人のルーツ (保育社カラー・ブックス、1983年/東京電力東電文庫、1985年)
-真説日本誕生・黄金の女王卑弥呼 (KKロングセラーズ、1992年)
--真説・日本誕生I 卑弥呼は金髪で青い目の女王だった!(KKロングセラーズ、2016年)
-真説日本誕生・卑弥呼を攻めた神武天皇 (KKロングセラーズ、1992年)
-真説日本誕生・誰が巨大古墳を造ったのか (KKロングセラーズ、1992年)
-真説日本誕生・建国前夜の巨大連邦発見 (KKロングセラーズ、1993年)
-真説日本誕生・虚構の大化改新と日本(やまと)政権誕生 (KKロングセラーズ、1994年)
-真説日本誕生・謎の天孫降臨と大和朝廷の秘密 (KKロングセラーズ、1995年)
-次の大地震衝撃の「完全予知」法 : 各県別・時期、場所、地震の規模まで危険度を厳密判定 (KKロングセラーズ、1995年)
-驚異の「バイオ植物」療法 : がん、心臓病、脳疾患からアトピーまで 薬を使わず、食べるだけで治る! (KKロングセラーズ、1996年)
-日本国誕生の秘密はすべて「おとぎ話」にあった (徳間書店、1996年)
-老いない脳の秘密 (KKロングセラーズ、2004年)
-篤姫を生んだ鹿児島こそスメル八千年帝国の理想郷だった (KKロングセラーズ、2009年)
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*ノストラダムス関連
ノストラダムス関連については、湾岸危機のノストラダムスブームの際に、『[[真説ノストラダムスの大予言]]』(KKロングセラーズ、1990年)でデビューした。
これはベストセラーとなり、1991年のベストセラー「新書・ノンフィクション」部門第2位、総合部門第19位にランクイン(東販調べ)し、以降シリーズ化された(→[[『真説ノストラダムスの大予言』シリーズ]])。
彼は言語の専門家としての立場から『予言集』を解釈したと主張したが、実証的には受けいれがたい。
そもそも加治木の言語復元史学の手法は、エラムと永良部、アテナイと嘉手納を結び付けるなど、日本語と外国の似た地名や人名を結びつけるものが多い。[[と学会]]の植木不等式 (当時。のちにと学会を退会) からは歴史を題材に採った語呂合わせ大会と評されていた((と学会『トンデモ本1999』光文社、pp.161-165))。
[[山本弘]]などはd'Auxerre(ドセール / オセールの)を「ダウ競り」と読む ([[第4巻84番>百詩篇第4巻84番]]参照) などの彼の手法をダジャレ的と評し、その信憑性については笑い飛ばしている ((山本弘『トンデモノストラダムス本の世界』宝島社文庫、1999年、pp.135-146))。
なお、加治木自身は、その手法について、『予言集』の第一序文([[セザールへの手紙]])に「聴覚に注意しろ」とあることに従ったもので、自身の勝手な解釈法ではないと釈明していた。
しかし、実際の原文にそのような句はなく、[[ピエール・ブランダムール]]の現代フランス語による釈義にも出ていない。
また、彼の解釈や語学力、その他の認識の問題点は、[[志水一夫]]が詳細に指摘している((「附篇 加治木義博氏に答える - その手口と内幕」(志水『トンデモ・ノストラダムス解剖学』データハウス、1998年)))。
*関連記事
-[[「恐怖の大王=デクエヤル」説]]
-[[シビュラの託宣]]
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