「詩百篇第9巻」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「詩百篇第9巻」(2021/09/15 (水) 00:19:12) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
[[第1巻>詩百篇第1巻]]・[[第2巻>百詩篇第2巻]]・[[第3巻>百詩篇第3巻]]・[[第4巻>百詩篇第4巻]]・[[第5巻>百詩篇第5巻]]・[[第6巻>百詩篇第6巻]]・[[第7巻>百詩篇第7巻]]・[[第8巻>百詩篇第8巻]]・&bold(){第9巻}・[[第10巻>詩百篇第10巻]]・[[第11巻>詩百篇第11巻]]・[[第12巻>詩百篇第12巻]]
[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]の&bold(){詩百篇第9巻}(&bold(){百詩篇第9巻})は、100篇の四行詩で構成されている。補遺篇などは存在しない。現在確認できる範囲内では、[[1568年版予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]で初めて公刊された。
*翻訳
以下に詩百篇第9巻の全100篇の翻訳を提供する。
詩番号にリンクが貼ってあるものは、別ページに解説を用意してある。ただし、&color(red){詩番号の隣の*にリンクが貼ってある場合は、当面、非公開なのでご理解いただきたい。}
リンク先の原文の底本は当「大事典」の区分で言うところの 1568A(ギナール式。ルソ式では1568B)である。
訳文はいずれも不断の見直しを必要とする仮訳だが、とりわけ解説を作成していない詩については、今後の詳細な分析の中で、主として採用する訳文が大きく変更される可能性があることを、あらかじめご承知おきいただきたい。
( )は言葉を補ったもの、〔 〕は難読語の読み、〔= 〕は簡略な語注を指す。
[[1>詩百篇第9巻1番]]
ブールの翻訳者の邸宅で
机上の手紙が発見されるだろう。
隻眼、紅毛、白、白髪が衰えつづけ、
新しい大元帥に交替するだろう。
2
アヴェンティーノの丘の高みから声が聞こえる、
「どちらの側からも皆、出て行け、出て行け」と。
赤き者たちの血で怒りは鎮められるだろう。
[[アリミヌム>リミニ]]とプラートからコロンナは追放される。
[[3>詩百篇第9巻3番]]
マグナ・ウァクア、[[ラヴェンナ]]における大きな騒擾。
フォルナーズに閉じ込められていた十五人によって導かれる。
[[ローマ]]では双頭の異形が二体生まれる。
血、火、洪水、最も偉大な者たちは空中に。
4
洪水による発見があった次の年、
二人の指導者が選ばれる。最初の者は逃げたがらないだろう、
彼らのうちの一人にとっての避難所である陰へは。
最初の者が手入れをするであろう家は荒らされる。
5
足の三番目の指 〔=中指〕 が一番目 〔=親指〕 のように見えるだろう、
下層から昇進した新しい君主には。
その者は暴君として[[ピサ]]と[[ルッカ]]を支配するだろう、
先人の欠陥を修正するために。
6[[*>詩百篇第9巻6番]]
数えきれないイングランド人がギュイエンヌを
アングラクイタニアの名で占領するだろう。
ラングドックとラパルムからボルドレーまで、
彼らは後にバルボクシタニアと名付けるだろう。
[[7>詩百篇第9巻7番]]
発見された記念建造物を開き、
すぐにそれを閉じに来ないであろう者。
災いが彼に訪れるだろう。そして証明は出来ないだろう、
ブルトン人かノルマン人の王なら一層良いに違いないかどうかは。
8
より若い王が父を死なせる、
衝突の後に、きわめて不名誉な死に方で。
書付が発見され、疑ったのを悔やむことになるだろう、
狩られた狼を小さな寝台に置く時に。
[[9>詩百篇第9巻9番]]
消えない火の灯るランプが
[[ウェスタリス]]の神殿で発見されるであろう時、
水が網目状に流れ、幼子が死体で発見される。
ニームは水で破壊され、[[トゥールーズ]]では市場が崩れる。
10
修道士と修道女の子どもが死に、晒される。
死ぬのは雌熊によって、誘拐されるのは雄豚によって。
[[フォワ]]とパミエに駐屯地が設営されるだろう。
[[トゥールーズ]]に対し、[[カルカソンヌ]]は馬糧徴発兵を送る。
[[11>詩百篇第9巻11番]]
公正な者を人々は不当に死なせるだろう、
公開の場で。そしてその境遇から消去されるだろう。
その場所にあまりにも大規模な[[悪疫]]が生まれ来るので、
裁判官たちも逃げざるをえなくなるだろう。
[[12>詩百篇第9巻12番]]
ディアナと[[メルクリウス]]の潤沢な銀の
偶像が湖で発見されるだろう。
陶工が新しい粘土を探していると、
彼とその身内は黄金にまみれるだろう。
13
ソローニュ周辺の亡命者たちは、
夜、オーソワへ行進するよう導かれる。
[[モデナ]]の二人はボローニャの豪傑に
ビュザンセの火でもって発見される。
[[14>詩百篇第9巻14番]]
伝染させる者たちの大鍋が水平に置かれる。
ブドウ酒と蜂蜜と油、そして炉で作られる物とが、
無害なのに、害悪を生み出すものと言われ、沈められるだろう。
七番目の煙は屋根板の煙突にて消える。
15
ペルピニャンの近くで赤き者たちが拘束される。
中央の人々は遠くに連行され、底に沈められる。
三人は細切れにされ、五人はろくに支えてもらえない、
ブルゴーニュの領主と高位聖職者のせいで。
[[16>詩百篇第9巻16番]]
カステルフランコから団結した人々が出発し、
気に食わない大使は分裂を引き起こすだろう。
海岸の人々は騒擾の中にあり、
大きな湾に入ることを拒絶するだろう。
[[17>詩百篇第9巻17番]]
第三の者は当初、[[ネロ]]の行状よりも悪いだろう。
財産を蕩尽し、人の血を撒き散らす。
かまどを再び造らせるだろう。
黄金の世紀、死、新しい王、大きな醜聞。
[[18>詩百篇第9巻18番]]
王太子の百合がナンシーで持つだろう、
[[フランドル]]に至るまで、帝国の選帝侯を。
偉大なモンモランシーには新しい監獄。
許可された場所の外で、明瞭な罰で解放する。
[[19>詩百篇第9巻19番]]
マイエンヌの森の真ん中で、
太陽が獅子宮にある時、雷が落ちるだろう。
メーヌの貴族の偉大なる落胤が
その日、血のついた槍とともにフージェールに入るだろう。
[[20>詩百篇第9巻20番]]
夜に来るだろう、レンヌの森を通り、
ヴォトルト、エルネ、[[ラ・ピエール・ブランシュ]]を通って、
[[ヴァレンヌ]]で灰色をまとった黒き修道士が。
彼は長に選ばれ、嵐、火、血、切断を引き起こす。
21
[[ブロワ]]の聖なる[[ソロンヌ>Solonne]]の高い殿堂への
ロワール川の橋で、夜に高位聖職者が国王を公然と殺す。
勝利を告げる者がオロンヌの沼地へと。
その場所では白の高位聖職者たちは憎むべき存在である。
22
国王とその廷臣はアルバの言葉(を話す者)の代わりに、
宮殿の向かいにある神殿の中へ。
マントヴァとアルバの公爵は庭園に。
アルバとマントヴァは短剣を舌と口蓋に。
[[23>詩百篇第9巻23番]]
より若い者が冷涼な場所で戯れ、大樽の下に 〔=大樽の下敷きになる〕。
(その大樽は)屋根の高み、その中央から頭上へと(落ちたものである)。
父である王は[[ソロンヌ>Solonne]]の聖なる殿堂で、
贖罪のため祭礼の香を聖別するだろう。
24
岩壁の宮殿の窓から、
王家の子ども二人が誘拐されるだろう。
アウレリアヌム、[[ルテティア]]、サン=ドニの修道院を通る。
修道女と仔豚たちが緑色の(核果の)核を飲み下す。
25
(複数の)橋を渡ってロジエの近くに来る。
遅れて着くが、彼が思っていたよりは早いだろう。
新参のスペイン人たちがベジエに来るだろう。
その追撃が企みを打ち壊すだろう。
[[26>詩百篇第9巻26番]]
拒否され、ざらついた文字の名前に直面させられ、
偉大なケープは彼のではないものを贈るだろう。
ヴォルトリに近い青々とした風蝶木の蕾の壁で。
ピオンビーノの後で順風に。
27
木製の風防に橋は円滑に取り囲まれるだろう。
迎えられた高貴な者は王太子を叩くだろう。
老いた詐欺師は木製品と一つになって通り過ぎるだろう。
公爵の正当な境界域をさらに越えて進みつつ。
28
盟邦の帆がマッシリアの港と
[[ヴェネツィア]]の港に。[[パンノニア]]に進軍するために。
イリュリアの港と入り江から発つ。
[[シチリア>シチリア島]]には荒廃を、[[リグーリア]]には砲撃を。
[[29>詩百篇第9巻29番]]
その時に何も引き起こさない者が
奪われずして奪われた場所を放棄したがるだろう。
シャルリューでは葦の束と瀝青で船に火。
サン=カンタンとカレーは奪還されるだろう。
[[30>詩百篇第9巻30番]]
プーラの、そして[[聖ニコラオス>Saint Nicolas]]の港で、
フラナティクス湾で、ノルマン人が滅ぶ。
[[ビュザンティオン>イスタンブル]]に捕らわれ、街路で嗚呼と叫喚する。
[[ガデス>カディス]]から、フィリッポス的な偉人による救いが。
[[31>詩百篇第9巻31番]]
モルターラでの大地の震動、
カシックとサン・ジョルジョは半ば崩壊する。
平和は眠らされ、戦争が目を覚ます。
聖堂では復活祭に深淵への穴が開く。
32
深くから良質の斑岩の柱が発見される
土台の下にカピトリウムの碑文が。
[[ローマ]]の力は歪んだ毛に示される。
艦隊はミティリーニの港で煽り立てる。
33
[[ローマ]]とデンマークの王ヘラクレスは、
ガリアの三人から[[オグミオス]]とあだ名をつけられる。
イタリアと[[聖マルコの潟>ヴェネツィア]]が震え、
あらゆる君主を上回る第一位の者と評される。
[[34>詩百篇第9巻34番]]
取り分が破棄され、司教冠の持ち主は遺憾に思うだろう。
反撃で、紛争がタイルを通過するだろう。
五百人によって一人が裏切り者の烙印を押されるだろう、
[[ナルボンヌ]]とサルスで油の補給が考慮されることにより。
35
金髪のフェルディナントは一団に属するだろう、
花と別れてマケドニア人に従う。
どうしても必要な場面で彼は道を外れ、
ミュルミドネスに対抗して行進するだろう。
[[36>詩百篇第9巻36番]]
ある大王が一人の若者の手に捕らわれる、
復活祭から遠くない時期に。混乱、短刀の一撃、
終身の捕虜たち、その時代には檣楼 〔しょうろう〕 に雷がある、
三兄弟が互いに傷つけ殺しあう時に。
[[37>詩百篇第9巻37番]]
橋と水車小屋が十二月に覆される。
ガロンヌ川はかなり高い場所にも押し寄せるだろう。
[[トゥールーズ]]の壁や建物は滅茶苦茶にされる。
それで、マトロナ川と同じようにその場所が分からなくなるだろう。
38
ラ・ロッシェル経由でのブライユへの侵入、そして[[イングランド]]人は
偉大なる[[エマティア人>Æmathien]]の先へ進むだろう。
[[アジャン]]から遠くない場所でガリア人を待ち構えるだろう。
[[ナルボンヌ]]の救援は会談によって欺かれる。
39
アルビソーラで、(彼らは)[[ヴェローナ]]とカルカレへと、
サヴォーナを罠にかけるために夜に導かれる。
活発な[[ガスコーニュ]]人がチュルビとレスカレーヌで、
古い城壁の背後から新しい宮殿を捕らえる。
40
サン=カンタンに近いブルロンの森の、
大修道院で[[フランドル]]人たちが切り落とされるだろう。
より若い二人は一撃を食らって半ば呆然とする。
その従卒は抑圧され、衛兵はすべて切り刻まれる。
41
偉大な[[シラン>Chyren]]が[[アヴィニョン]]を強奪する。
[[ローマ]]からは苦味に満ちた蜂蜜塗りの手紙が。
外交文書がシャヴィニョンから発する。
カルパントラは赤い羽毛をもつ黒い公爵に捕らわれる。
42
バルセロナからの、ジェノヴァと[[ヴェネツィア]]からの、
[[シチリア>シチリア島]]からの[[悪疫]]にモナコからのも合流し、
[[バルバロイ]]の艦隊に狙いを定めるだろう。
バルバロイをはるか遠くチュニスまで押し遣る。
[[43>詩百篇第9巻43番]]
進攻が近い十字架を持つ軍隊は、
[[イシュマエル]]の末裔達に監視されるだろう。
あらゆる側から逸る船に攻撃され、
瞬く間に選り抜きのガレー船十隻に襲撃される。
[[44>詩百篇第9巻44番]]
離れよ、一人残らずジュネーヴから離れよ。
黄金の[[サトゥルヌス]]は鉄に変わるだろう。
[[レポ>RAYPOZ]]の反対が全てを滅ぼすだろう。
到来の前に、天が徴を示すだろう。
[[45>詩百篇第9巻45番]]
求めることに飽きることは決してないだろう。
偉大な[[メンドスス>Mendosus]]は彼の帝国を手に入れるだろう。
宮廷から遠くで取り消させるだろう。
ピエモンテ、ピカルディ、[[パリ]]、ティレニア(にとって)、最悪。
46
赤き者たちよ、[[トゥールーズ]]から出て行け、逃げよ。
生け贄の償いをするために。
悪事の頭目は瓢箪の陰で、
肉なる予兆 〔=腸占い〕 に従い、致命的に絞めつける。
[[47>詩百篇第9巻47番]]
恥ずべき解放について(書類の下に)署名した者たちは
民衆からの反対意見を受けるだろう。
君主の交代は危険な思想と位置付けられる。
(彼らは)檻に閉じ込められ、互いに顔を見合わせるだろう。
48[[*>詩百篇第9巻48番]]
大洋の大きな海洋都市は、
結晶化した沼地に囲まれる。
冬至と春に、
慄然とする風に試されるだろう。
[[49>詩百篇第9巻49番]]
ヘントとブリュッセルはアントウェルペンに対して行進するだろう。
ロンドンの上院は彼らの王を死なせるだろう。
塩とワインが彼を逆さまの立場にするだろう。
それらのせいで王国は混乱する。
[[50>詩百篇第9巻50番]]
[[メンドスス>Mendosus]]がすぐにその高い玉座へと来るだろう、
[[ノルラリス>Norlaris]]の幾人かを後ろに置きつつ。
赤い者が蒼ざめ、男は空位へと。
若者、[[バルバロイ]]の不安と恐怖。
51
赤き者たちに対抗し、諸宗派が一群を形成するだろう。
火、水、鉄、綱は平和によって徐々に減衰するだろう。
画策するであろう者たちは死に瀕する、
とりわけ世界を滅ぼすであろう一人を除いて。
[[52>詩百篇第9巻52番]]
平和が一方から近づくが、(もう一方から)戦争が。
これほどまでに付きまとわれたことはかつてなかった。
男性も女性も嘆き、無垢なる血が大地に。
それはフランスのどんな集団にも。
53
若き[[ネロ]]が三つの暖炉に
小姓たちを焼き殺すために投げ入れさせるだろう。
そのような実践から遠ざかっているであろう者は幸いである。
彼の血統の三人は、彼が死に脅かされるようにするだろう。
[[54>詩百篇第9巻54番]]
婦人を略奪するであろう者が[[ラヴェンナ]]近くの
[[コルシボンヌ>Corsibonne]]の港 〔=ポルト・コルシーニ?〕 に到達するだろう。
[[リスボン]]からの教皇特使は深い海の中に。
岩の下に隠されたものたちが七十人の魂を奪うだろう。
[[55>詩百篇第9巻55番]]
恐るべき戦争が西方で準備される。
続く年には悪疫が来るだろう。
それが余りにも恐ろしいものだから、若者も老人も獣もいなくなり、
フランスでは流血と火が。―水星、火星、木星―
56
ウーダン近くの陣営がグーソンヴィルを通り過ぎ、
マイヨタンたちにその軍旗を残すだろう。
一千人以上がすぐさま向きを変えるだろう、
鎖と木材に再び置く 〔=鎖で杭に繋ぎ留めなおす〕 ために二人を探して。
57
ドルーの場所で国王は休息し、
アナテマ 〔=破門〕 を変更する法を捜し求めるだろう。
空があまりにも轟然と鳴り響く間に、
新しい子どもを国王は自分の手で殺すだろう。
58
ヴィトリという場所の左側で、
フランスの赤き者三人が待ち伏せされるだろう。
全員打ち殺されるが、黒い赤き者は殺されない。
ブルターニュ人たちによって安全に戻される。
[[59>詩百篇第9巻59番]]
ラ・フェルテでヴィダムを奪うだろう。
生命をうみだしたニコルは赤い衣をまとう。
大いなるルイーズが生まれて、異議を申し立てることになるだろう、
嫉妬によってブルゴーニュをブルターニュ人たちに与えることに。
[[60>詩百篇第9巻60番]]
黒いコルネールにて[[バルバロイ]]の衝突。
血が撒き散らされ、[[ダルマティア>ダルマチア]]が震える。
大いなる[[イシュマエル]]は自らの岬を置くだろう。
カエルたちは震える。[[ルシタニア]]の救い。
61
チッタノーヴァの海岸で掠奪が行われ、
縁者たちが連れ去られる。
マルタの多くの者たちはメッシーナの行為によって
閉じ込められてしまい、褒美をろくに受け取れないだろう。
[[62>詩百篇第9巻62番]]
ケラモンの大いなる広場で、
十字軍参加者たちが順番に全員繋がれるだろう。
効き目の長いアヘンとマンドラゴラ、
身代金によって彼らは十月三日に解放されるだろう。
63
嘆きと涙、叫びと怒号が
[[ナルボンヌ]]の近く、[[バイヨンヌ]]と[[フォワ]]で。
おお、何という恐ろしい惨禍と変化があるのか、
[[マルス]]が何度か巡る前に。
64
[[エマティア人>Æmathien]]がピレネー山脈を通り過ぎる。
[[ナルボ・マルティウス>ナルボンヌ]]では抵抗をしないだろう。
海と陸とであまりにも大きな軍勢が生まれるだろう。
指揮官はとどまるべき安全な土地を持たない。
[[65>詩百篇第9巻65番]]
その者は月の片隅に返しに来て、
その場で囚われ、異国の地に置かれるだろう。
未熟な果実は大きな醜聞になるだろう。
一人に対する大きな非難、大きな賞賛。
66
平和と統一があるだろう。そして変化が。
諸身分も役職も低きから高きへ、高きからずっと低きへ。
責め苦の最初の果実が旅行を準備する。
戦争は止み、民事訴訟と討論。
67
イゼール周辺の山々の高みから、
ヴァランスの岩場の河港に百人が集まる。
シャトーヌフ、ピエールラート、ドンゼールから
クレストとロマンの信仰に対抗して(人々が)集まる。
[[68>詩百篇第9巻68番]]
[[モンテリマール]]から掻き曇り、
災厄がソーヌ川とローヌ川の合流点に来るだろう。
ルチアの日に兵たちは木々の中に隠される。
それはかつてなかった非常に恐ろしい雷霆。
[[69>詩百篇第9巻69番]]
ビュリの丘とラルブレルで
[[グルノーブル]]の尊大な者たちが隠されるだろう。
[[リヨン]]と[[ヴィエンヌ]]の向こうで、彼らにあまりにもひどい雹が。
大地には[[イナゴ>飛蝗]]。(作物は)三分の一しか残らないだろう。
70
鋭利な武器が燭台に隠される。
秘蹟の祝日に[[リヨン]]にて、
[[ヴィエンヌ]]の人々が一人残らず切り刻まれるだろう、
[[ラティウム]]の諸カントンによって。[[マコン]]は怠らない。
71
神聖な場所で毛並みの良い動物たち 〔=羊?〕 が見られる、
その日に怖気づくであろう人物とともに。
[[カルカソンヌ]]ではおあつらえ向きに面目を失い、
(彼は)より余裕のある滞在を設定されるだろう。
[[72>詩百篇第9巻72番]]
なおも聖なる殿堂群が汚され、
掠奪されるだろう、[[トゥールーズ]]の元老院によって。
[[サトゥルヌス]]は二、三周と巡り、
四月と五月に新しいパン種の人々が。
[[73>詩百篇第9巻73番]]
空色のターバンの王が[[フェズ]]に迎え入れられ、
[[サトゥルヌス]]のひと巡りよりも短いあいだ統治するだろう。
白いターバンの王は[[ビュザンティオン>イスタンブル]]で勝者の布告を。
太陽、火星、水星は宝瓶宮のあたりで一つになる。
[[74>詩百篇第9巻74番]]
肥沃な土地の殺人都市で、
多くの耕作用の牛が生贄にされまくる。
なおもアルテミスの栄誉に立ち返り、
そして[[ウォルカヌス]]へと亡骸を葬る。
75
アンブラキアと[[トラキア地方>トラキア]]からの
人々に、海からガリアの災いと救いが。
プロヴァンスには不朽の痕跡が、
彼らの慣習と法の名残とともに。
[[76>詩百篇第9巻76番]]
貪欲で血塗られた黒き者とともに、
非人間的な[[ネロ]]の藁布団から生まれた者。
二つの川の間、軍隊の左翼(にて)
(ある者が) 若き禿頭に殺されるだろう。
[[77>詩百篇第9巻77番]]
王国が奪われ王は招くだろう、
投票する陪審員たちによって死ぬ囚われの婦人を。
王妃の息子は生命を拒まれるだろう。
そして愛妾がついには正室となる。
[[78>詩百篇第9巻78番]]
[[ラーイス>laydique]]の美しさを備えたギリシアの婦人は、
引きも切らない求婚者たちによって幸せに。
国外ではイスパニアの王国近くに移され、
幽囚の身で死ぬ。惨めな死。
79
艦隊の指導者は欺瞞と駆け引きとによって、
臆病者たちを彼らのガレー船から出てこさせるだろう。
出た者たちは聖油と絶縁した指導者に殺される。
そして待ち伏せにより、彼に自分たちの報酬を返却するだろう。
[[80>詩百篇第9巻80番]]
公爵はその家臣たちを皆殺しにすることを望み、
その最強の者たちを異国の方々〔ほうぼう〕へと送るだろう。
暴政によって[[ピサ]]と[[ルッカ]]を廃墟にする。
そして[[バルバロイ]]たちがブドウ酒のないブドウ摘みをするだろう。
81
奸智に長けた王は待ち伏せでもって
三方から敵を襲うことを企図するだろう。
百日咳からくる並外れた量の涙は、
翻訳者の企てを失敗させることになるだろう。
[[82>詩百篇第9巻82番]]
洪水と強烈な[[悪疫]]とによって、
大都市が長いあいだ攻囲される。
歩哨と衛兵は手で殺される。
突然にとらわれるが、誰からも荒らされることはない。
[[83>詩百篇第9巻83番]]
太陽は金牛宮の二十度、非常に強く大地が震える。
満員の大劇場が崩れるだろう。
大気、天空、大地は暗く、混濁し、
そのときには不信心者が神や聖人たちに祈るだろう。
[[84>詩百篇第9巻84番]]
さらされた王が[[ヘカトンベ]]を完成するだろう、
その原点を発見したあとで。
奔流が大理石と鉛の墓を開く、
[[メドゥーサ]]の印を持つ偉大なローマ人の(墓を)。
85
ギュエンヌ、ラングドック、[[ローヌ>ローヌ川]]を通りすぎる。
アジャン、マルマンド、ラ・レオルに執着しつつ。
信頼によって[[フォカエア>フォカエア人]]の壁を開くことにより、その王座を保つだろう。
[[サン=ポール=ド=モゾル>Mansol]]の近くで衝突が。
86
(彼らは)ブール=ラ=レーヌから真っ直ぐに[[シャルトル]]に到達するだろう。
そして、ポン・ダントニの近くで休息するだろう。
貂のように抜け目のない七人は平和のために
閉ざされたパリに軍隊を入市させるだろう。
87
開拓されたトルフの森に、
隠者の住処がもとで神殿が建てられるだろう。
エタンプの公爵は案出した策略によって、
モンレリの高位聖職者に範を示すだろう。
88
カレーとアラスがテロアンヌへの救いを。
索敵が平和的な外観を取り繕うだろう。
[[アロブロゲス>Allobroges]]の軍隊はロアンヌ経由でくだるが、
軍勢を敗走させるであろう人々によって方向転換させられる。
[[89>詩百篇第9巻89番]]
七年間、フィリップは幸運にも繁栄し、
アラブ人たちの武力を抑えつけるだろう。
それと逆に、その地の南方は難題に当惑する。
若き[[オグミオス]]がその砦を深淵に突き落とすだろう。
[[90>詩百篇第9巻90番]]
大ゲルマニアの一隊長が
救援をよそおって赴いてくるだろう、
[[パンノニア]]の救いとなる王の中の王へと。
その叛乱は大流血を生み出すだろう。
[[91>詩百篇第9巻91番]]
恐るべき[[悪疫]]が[[ペリントス]]と[[ニコポリス]]、
[[ケルソネソス>Cherronnesse]]と[[マケドニア]]を掴まえ、
[[テッサリア]]と[[アンフィポリス]]を荒廃させるだろう。
知られざる災禍とアントニウスの拒絶。
92
国王は新しい都市に入ることを望むだろう。
敵たちによって彼は征服することになるだろう。
捕虜を解放するとの虚言を弄し、実行する。
国王は建物の外、敵から遠くに居続けるだろう。
93
敵たちは砦から遥かに遠ざけられる。
稜堡(を形成する石材)が荷車で運ばれる、
破壊されたブールジュの城壁の上で。
ヘラクレスが[[エマティア人>Æmathien]]を破るであろう時に。
94
弱いガレー船団が一つにまとまるだろう、
(つまりは)見掛け倒しの敵たち。城壁には最強の者が。
弱者たちが襲われ、ブラティスラヴァは震える。
リューベックとマイセンは[[バルバロイ]]の側につくだろう。
95
新任の者が軍隊を率いるだろう、
アパメア付近の川岸辺りまで。
[[ミラノ]]の精鋭による救援が展開しつつ。
双眼を奪われた公爵は[[ミラノ]]で鉄の檻に。
96
軍隊は市内に入ることを拒否される。
公爵は説得によって入るだろう。
脆弱な門へ軍隊が秘密裏に導かれ、
(彼らは)放火するだろう。死と流血。
[[97>詩百篇第9巻97番]]
海の軍勢は三分割される。
その二番目にて食料が尽きるだろう。
絶望した者たち、[[エリュシオンの野>Elysiens]]を探す。
裂け目に入った一番目の者たちは勝利を得るだろう。
[[98>詩百篇第9巻98番]]
染まった独り身の過ちによって苦しめられた者たちを
逆の陣営へと(独り身に)対抗して導き、
(ある者が)[[リヨン]]の人々に告げるであろう、
[[メリタ>マルタ島]]の偉大な指導者を引き渡さざるをえなくなるだろうと。
[[99>詩百篇第9巻99番]]
[[アクィロ]]の風が攻囲を始めさせるだろう。
壁から灰、石灰、粉塵を投げる。
その後、彼らをうまく足止めする雨により、
最後の援軍が彼らの最前線に対峙する。
[[100>詩百篇第9巻100番]]
海戦で夜が克服されるだろう。
艦船に火、西方に破滅。
大きな船は新しい赤色顔料で彩られる。
敗者に怒り。そして勝利は霧に。
----
※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
[[第1巻>詩百篇第1巻]]・[[第2巻>百詩篇第2巻]]・[[第3巻>百詩篇第3巻]]・[[第4巻>百詩篇第4巻]]・[[第5巻>百詩篇第5巻]]・[[第6巻>百詩篇第6巻]]・[[第7巻>百詩篇第7巻]]・[[第8巻>百詩篇第8巻]]・&bold(){第9巻}・[[第10巻>詩百篇第10巻]]・[[第11巻>詩百篇第11巻]]・[[第12巻>詩百篇第12巻]]
[[ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]の&bold(){詩百篇第9巻}(&bold(){百詩篇第9巻})は、100篇の四行詩で構成されている。補遺篇などは存在しない。現在確認できる範囲内では、[[1568年版予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]で初めて公刊された。
*翻訳
以下に詩百篇第9巻の全100篇の翻訳を提供する。
詩番号にリンクが貼ってあるものは、別ページに解説を用意してある。ただし、&color(red){詩番号の隣の*にリンクが貼ってある場合は、当面、非公開なのでご理解いただきたい。}
リンク先の原文の底本は当「大事典」の区分で言うところの 1568A(ギナール式。ルソ式では1568B)である。
訳文はいずれも不断の見直しを必要とする仮訳だが、とりわけ解説を作成していない詩については、今後の詳細な分析の中で、主として採用する訳文が大きく変更される可能性があることを、あらかじめご承知おきいただきたい。
( )は言葉を補ったもの、〔 〕は難読語の読み、〔= 〕は簡略な語注を指す。
[[1>詩百篇第9巻1番]]
ブールの翻訳者の邸宅で
机上の手紙が発見されるだろう。
隻眼、紅毛、白、白髪が衰えつづけ、
新しい大元帥に交替するだろう。
2
アヴェンティーノの丘の高みから声が聞こえる、
「どちらの側からも皆、出て行け、出て行け」と。
赤き者たちの血で怒りは鎮められるだろう。
[[アリミヌム>リミニ]]とプラートからコロンナは追放される。
[[3>詩百篇第9巻3番]]
マグナ・ウァクア、[[ラヴェンナ]]における大きな騒擾。
フォルナーズに閉じ込められていた十五人によって導かれる。
[[ローマ]]では双頭の異形が二体生まれる。
血、火、洪水、最も偉大な者たちは空中に。
4
洪水による発見があった次の年、
二人の指導者が選ばれる。最初の者は逃げたがらないだろう、
彼らのうちの一人にとっての避難所である陰へは。
最初の者が手入れをするであろう家は荒らされる。
5
足の三番目の指 〔=中指〕 が一番目 〔=親指〕 のように見えるだろう、
下層から昇進した新しい君主には。
その者は暴君として[[ピサ]]と[[ルッカ]]を支配するだろう、
先人の欠陥を修正するために。
6[[*>詩百篇第9巻6番]]
数えきれないイングランド人がギュイエンヌを
アングラクイタニアの名で占領するだろう。
ラングドックとラパルムからボルドレーまで、
彼らは後にバルボクシタニアと名付けるだろう。
[[7>詩百篇第9巻7番]]
発見された記念建造物を開き、
すぐにそれを閉じに来ないであろう者。
災いが彼に訪れるだろう。そして証明は出来ないだろう、
ブルトン人かノルマン人の王なら一層良いに違いないかどうかは。
8
より若い王が父を死なせる、
衝突の後に、きわめて不名誉な死に方で。
書付が発見され、疑ったのを悔やむことになるだろう、
狩られた狼を小さな寝台に置く時に。
[[9>詩百篇第9巻9番]]
消えない火の灯るランプが
[[ウェスタリス]]の神殿で発見されるであろう時、
水が網目状に流れ、幼子が死体で発見される。
ニームは水で破壊され、[[トゥールーズ]]では市場が崩れる。
10
修道士と修道女の子どもが死に、晒される。
死ぬのは雌熊によって、誘拐されるのは雄豚によって。
[[フォワ]]とパミエに駐屯地が設営されるだろう。
[[トゥールーズ]]に対し、[[カルカソンヌ]]は馬糧徴発兵を送る。
[[11>詩百篇第9巻11番]]
公正な者を人々は不当に死なせるだろう、
公開の場で。そしてその境遇から消去されるだろう。
その場所にあまりにも大規模な[[悪疫]]が生まれ来るので、
裁判官たちも逃げざるをえなくなるだろう。
[[12>詩百篇第9巻12番]]
ディアナと[[メルクリウス]]の潤沢な銀の
偶像が湖で発見されるだろう。
陶工が新しい粘土を探していると、
彼とその身内は黄金にまみれるだろう。
13
ソローニュ周辺の亡命者たちは、
夜、オーソワへ行進するよう導かれる。
[[モデナ]]の二人はボローニャの豪傑に
ビュザンセの火でもって発見される。
[[14>詩百篇第9巻14番]]
伝染させる者たちの大鍋が水平に置かれる。
ブドウ酒と蜂蜜と油、そして炉で作られる物とが、
無害なのに、害悪を生み出すものと言われ、沈められるだろう。
七番目の煙は屋根板の煙突にて消える。
15
ペルピニャンの近くで赤き者たちが拘束される。
中央の人々は遠くに連行され、底に沈められる。
三人は細切れにされ、五人はろくに支えてもらえない、
ブルゴーニュの領主と高位聖職者のせいで。
[[16>詩百篇第9巻16番]]
カステルフランコから団結した人々が出発し、
気に食わない大使は分裂を引き起こすだろう。
海岸の人々は騒擾の中にあり、
大きな湾に入ることを拒絶するだろう。
[[17>詩百篇第9巻17番]]
第三の者は当初、[[ネロ]]の行状よりも悪いだろう。
財産を蕩尽し、人の血を撒き散らす。
かまどを再び造らせるだろう。
黄金の世紀、死、新しい王、大きな醜聞。
[[18>詩百篇第9巻18番]]
王太子の百合がナンシーで持つだろう、
[[フランドル]]に至るまで、帝国の選帝侯を。
偉大なモンモランシーには新しい監獄。
許可された場所の外で、明瞭な罰で解放する。
[[19>詩百篇第9巻19番]]
マイエンヌの森の真ん中で、
太陽が獅子宮にある時、雷が落ちるだろう。
メーヌの貴族の偉大なる落胤が
その日、血のついた槍とともにフージェールに入るだろう。
[[20>詩百篇第9巻20番]]
夜に来るだろう、レンヌの森を通り、
ヴォトルト、エルネ、[[ラ・ピエール・ブランシュ]]を通って、
[[ヴァレンヌ]]で灰色をまとった黒き修道士が。
彼は長に選ばれ、嵐、火、血、切断を引き起こす。
21
[[ブロワ]]の聖なる[[ソロンヌ>Solonne]]の高い殿堂への
ロワール川の橋で、夜に高位聖職者が国王を公然と殺す。
勝利を告げる者がオロンヌの沼地へと。
その場所では白の高位聖職者たちは憎むべき存在である。
22
国王とその廷臣はアルバの言葉(を話す者)の代わりに、
宮殿の向かいにある神殿の中へ。
マントヴァとアルバの公爵は庭園に。
アルバとマントヴァは短剣を舌と口蓋に。
[[23>詩百篇第9巻23番]]
より若い者が冷涼な場所で戯れ、大樽の下に 〔=大樽の下敷きになる〕。
(その大樽は)屋根の高み、その中央から頭上へと(落ちたものである)。
父である王は[[ソロンヌ>Solonne]]の聖なる殿堂で、
贖罪のため祭礼の香を聖別するだろう。
24
岩壁の宮殿の窓から、
王家の子ども二人が誘拐されるだろう。
アウレリアヌム、[[ルテティア]]、サン=ドニの修道院を通る。
修道女と仔豚たちが緑色の(核果の)核を飲み下す。
25
(複数の)橋を渡ってロジエの近くに来る。
遅れて着くが、彼が思っていたよりは早いだろう。
新参のスペイン人たちがベジエに来るだろう。
その追撃が企みを打ち壊すだろう。
[[26>詩百篇第9巻26番]]
拒否され、ざらついた文字の名前に直面させられ、
偉大なケープは彼のではないものを贈るだろう。
ヴォルトリに近い青々とした風蝶木の蕾の壁で。
ピオンビーノの後で順風に。
27
木製の風防に橋は円滑に取り囲まれるだろう。
迎えられた高貴な者は王太子を叩くだろう。
老いた詐欺師は木製品と一つになって通り過ぎるだろう。
公爵の正当な境界域をさらに越えて進みつつ。
28
盟邦の帆がマッシリアの港と
[[ヴェネツィア]]の港に。[[パンノニア]]に進軍するために。
イリュリアの港と入り江から発つ。
[[シチリア>シチリア島]]には荒廃を、[[リグーリア]]には砲撃を。
[[29>詩百篇第9巻29番]]
その時に何も引き起こさない者が
奪われずして奪われた場所を放棄したがるだろう。
シャルリューでは葦の束と瀝青で船に火。
サン=カンタンとカレーは奪還されるだろう。
[[30>詩百篇第9巻30番]]
プーラの、そして[[聖ニコラオス>Saint Nicolas]]の港で、
フラナティクス湾で、ノルマン人が滅ぶ。
[[ビュザンティオン>イスタンブル]]に捕らわれ、街路で嗚呼と叫喚する。
[[ガデス>カディス]]から、フィリッポス的な偉人による救いが。
[[31>詩百篇第9巻31番]]
モルターラでの大地の震動、
カシックとサン・ジョルジョは半ば崩壊する。
平和は眠らされ、戦争が目を覚ます。
聖堂では復活祭に深淵への穴が開く。
32
深くから良質の斑岩の柱が発見される
土台の下にカピトリウムの碑文が。
[[ローマ]]の力は歪んだ毛に示される。
艦隊はミティリーニの港で煽り立てる。
33
[[ローマ]]とデンマークの王ヘラクレスは、
ガリアの三人から[[オグミオス]]とあだ名をつけられる。
イタリアと[[聖マルコの潟>ヴェネツィア]]が震え、
あらゆる君主を上回る第一位の者と評される。
[[34>詩百篇第9巻34番]]
取り分が破棄され、司教冠の持ち主は遺憾に思うだろう。
反撃で、紛争がタイルを通過するだろう。
五百人によって一人が裏切り者の烙印を押されるだろう、
[[ナルボンヌ]]とサルスで油の補給が考慮されることにより。
35
金髪のフェルディナントは一団に属するだろう、
花と別れてマケドニア人に従う。
どうしても必要な場面で彼は道を外れ、
ミュルミドネスに対抗して行進するだろう。
[[36>詩百篇第9巻36番]]
ある大王が一人の若者の手に捕らわれる、
復活祭から遠くない時期に。混乱、短刀の一撃、
終身の捕虜たち、その時代には檣楼 〔しょうろう〕 に雷がある、
三兄弟が互いに傷つけ殺しあう時に。
[[37>詩百篇第9巻37番]]
橋と水車小屋が十二月に覆される。
ガロンヌ川はかなり高い場所にも押し寄せるだろう。
[[トゥールーズ]]の壁や建物は滅茶苦茶にされる。
それで、マトロナ川と同じようにその場所が分からなくなるだろう。
38
ラ・ロッシェル経由でのブライユへの侵入、そして[[イングランド]]人は
偉大なる[[エマティア人>Æmathien]]の先へ進むだろう。
[[アジャン]]から遠くない場所でガリア人を待ち構えるだろう。
[[ナルボンヌ]]の救援は会談によって欺かれる。
39
アルビソーラで、(彼らは)[[ヴェローナ]]とカルカレへと、
サヴォーナを罠にかけるために夜に導かれる。
活発な[[ガスコーニュ]]人がチュルビとレスカレーヌで、
古い城壁の背後から新しい宮殿を捕らえる。
40
サン=カンタンに近いブルロンの森の、
大修道院で[[フランドル]]人たちが切り落とされるだろう。
より若い二人は一撃を食らって半ば呆然とする。
その従卒は抑圧され、衛兵はすべて切り刻まれる。
41[[*>詩百篇第9巻41番]]
偉大な[[シラン>Chyren]]が[[アヴィニョン]]を強奪する。
[[ローマ]]からは苦味に満ちた蜂蜜塗りの手紙が。
外交文書がシャヴィニョンから発する。
カルパントラは赤い羽毛をもつ黒い公爵に捕らわれる。
42
バルセロナからの、ジェノヴァと[[ヴェネツィア]]からの、
[[シチリア>シチリア島]]からの[[悪疫]]にモナコからのも合流し、
[[バルバロイ]]の艦隊に狙いを定めるだろう。
バルバロイをはるか遠くチュニスまで押し遣る。
[[43>詩百篇第9巻43番]]
進攻が近い十字架を持つ軍隊は、
[[イシュマエル]]の末裔達に監視されるだろう。
あらゆる側から逸る船に攻撃され、
瞬く間に選り抜きのガレー船十隻に襲撃される。
[[44>詩百篇第9巻44番]]
離れよ、一人残らずジュネーヴから離れよ。
黄金の[[サトゥルヌス]]は鉄に変わるだろう。
[[レポ>RAYPOZ]]の反対が全てを滅ぼすだろう。
到来の前に、天が徴を示すだろう。
[[45>詩百篇第9巻45番]]
求めることに飽きることは決してないだろう。
偉大な[[メンドスス>Mendosus]]は彼の帝国を手に入れるだろう。
宮廷から遠くで取り消させるだろう。
ピエモンテ、ピカルディ、[[パリ]]、ティレニア(にとって)、最悪。
46[[*>詩百篇第9巻46番]]
赤き者たちよ、[[トゥールーズ]]から出て行け、逃げよ。
生け贄の償いをするために。
悪事の頭目は瓢箪の陰で、
肉なる予兆 〔=腸占い〕 に従い、致命的に絞めつける。
[[47>詩百篇第9巻47番]]
恥ずべき解放について(書類の下に)署名した者たちは
民衆からの反対意見を受けるだろう。
君主の交代は危険な思想と位置付けられる。
(彼らは)檻に閉じ込められ、互いに顔を見合わせるだろう。
48[[*>詩百篇第9巻48番]]
大洋の大きな海洋都市は、
結晶化した沼地に囲まれる。
冬至と春に、
慄然とする風に試されるだろう。
[[49>詩百篇第9巻49番]]
ヘントとブリュッセルはアントウェルペンに対して行進するだろう。
ロンドンの上院は彼らの王を死なせるだろう。
塩とワインが彼を逆さまの立場にするだろう。
それらのせいで王国は混乱する。
[[50>詩百篇第9巻50番]]
[[メンドスス>Mendosus]]がすぐにその高い玉座へと来るだろう、
[[ノルラリス>Norlaris]]の幾人かを後ろに置きつつ。
赤い者が蒼ざめ、男は空位へと。
若者、[[バルバロイ]]の不安と恐怖。
51[[*>詩百篇第9巻51番]]
赤き者たちに対抗し、諸宗派が一群を形成するだろう。
火、水、鉄、綱は平和によって徐々に減衰するだろう。
画策するであろう者たちは死に瀕する、
とりわけ世界を滅ぼすであろう一人を除いて。
[[52>詩百篇第9巻52番]]
平和が一方から近づくが、(もう一方から)戦争が。
これほどまでに付きまとわれたことはかつてなかった。
男性も女性も嘆き、無垢なる血が大地に。
それはフランスのどんな集団にも。
53[[*>詩百篇第9巻53番]]
若き[[ネロ]]が三つの暖炉に
小姓たちを焼き殺すために投げ入れさせるだろう。
そのような実践から遠ざかっているであろう者は幸いである。
彼の血統の三人は、彼が死に脅かされるようにするだろう。
[[54>詩百篇第9巻54番]]
婦人を略奪するであろう者が[[ラヴェンナ]]近くの
[[コルシボンヌ>Corsibonne]]の港 〔=ポルト・コルシーニ?〕 に到達するだろう。
[[リスボン]]からの教皇特使は深い海の中に。
岩の下に隠されたものたちが七十人の魂を奪うだろう。
[[55>詩百篇第9巻55番]]
恐るべき戦争が西方で準備される。
続く年には悪疫が来るだろう。
それが余りにも恐ろしいものだから、若者も老人も獣もいなくなり、
フランスでは流血と火が。―水星、火星、木星―
56
ウーダン近くの陣営がグーソンヴィルを通り過ぎ、
マイヨタンたちにその軍旗を残すだろう。
一千人以上がすぐさま向きを変えるだろう、
鎖と木材に再び置く 〔=鎖で杭に繋ぎ留めなおす〕 ために二人を探して。
57
ドルーの場所で国王は休息し、
アナテマ 〔=破門〕 を変更する法を捜し求めるだろう。
空があまりにも轟然と鳴り響く間に、
新しい子どもを国王は自分の手で殺すだろう。
58
ヴィトリという場所の左側で、
フランスの赤き者三人が待ち伏せされるだろう。
全員打ち殺されるが、黒い赤き者は殺されない。
ブルターニュ人たちによって安全に戻される。
[[59>詩百篇第9巻59番]]
ラ・フェルテでヴィダムを奪うだろう。
生命をうみだしたニコルは赤い衣をまとう。
大いなるルイーズが生まれて、異議を申し立てることになるだろう、
嫉妬によってブルゴーニュをブルターニュ人たちに与えることに。
[[60>詩百篇第9巻60番]]
黒いコルネールにて[[バルバロイ]]の衝突。
血が撒き散らされ、[[ダルマティア>ダルマチア]]が震える。
大いなる[[イシュマエル]]は自らの岬を置くだろう。
カエルたちは震える。[[ルシタニア]]の救い。
61
チッタノーヴァの海岸で掠奪が行われ、
縁者たちが連れ去られる。
マルタの多くの者たちはメッシーナの行為によって
閉じ込められてしまい、褒美をろくに受け取れないだろう。
[[62>詩百篇第9巻62番]]
ケラモンの大いなる広場で、
十字軍参加者たちが順番に全員繋がれるだろう。
効き目の長いアヘンとマンドラゴラ、
身代金によって彼らは十月三日に解放されるだろう。
63
嘆きと涙、叫びと怒号が
[[ナルボンヌ]]の近く、[[バイヨンヌ]]と[[フォワ]]で。
おお、何という恐ろしい惨禍と変化があるのか、
[[マルス]]が何度か巡る前に。
64
[[エマティア人>Æmathien]]がピレネー山脈を通り過ぎる。
[[ナルボ・マルティウス>ナルボンヌ]]では抵抗をしないだろう。
海と陸とであまりにも大きな軍勢が生まれるだろう。
指揮官はとどまるべき安全な土地を持たない。
[[65>詩百篇第9巻65番]]
その者は月の片隅に返しに来て、
その場で囚われ、異国の地に置かれるだろう。
未熟な果実は大きな醜聞になるだろう。
一人に対する大きな非難、大きな賞賛。
66
平和と統一があるだろう。そして変化が。
諸身分も役職も低きから高きへ、高きからずっと低きへ。
責め苦の最初の果実が旅行を準備する。
戦争は止み、民事訴訟と討論。
67
イゼール周辺の山々の高みから、
ヴァランスの岩場の河港に百人が集まる。
シャトーヌフ、ピエールラート、ドンゼールから
クレストとロマンの信仰に対抗して(人々が)集まる。
[[68>詩百篇第9巻68番]]
[[モンテリマール]]から掻き曇り、
災厄がソーヌ川とローヌ川の合流点に来るだろう。
ルチアの日に兵たちは木々の中に隠される。
それはかつてなかった非常に恐ろしい雷霆。
[[69>詩百篇第9巻69番]]
ビュリの丘とラルブレルで
[[グルノーブル]]の尊大な者たちが隠されるだろう。
[[リヨン]]と[[ヴィエンヌ]]の向こうで、彼らにあまりにもひどい雹が。
大地には[[イナゴ>飛蝗]]。(作物は)三分の一しか残らないだろう。
70
鋭利な武器が燭台に隠される。
秘蹟の祝日に[[リヨン]]にて、
[[ヴィエンヌ]]の人々が一人残らず切り刻まれるだろう、
[[ラティウム]]の諸カントンによって。[[マコン]]は怠らない。
71
神聖な場所で毛並みの良い動物たち 〔=羊?〕 が見られる、
その日に怖気づくであろう人物とともに。
[[カルカソンヌ]]ではおあつらえ向きに面目を失い、
(彼は)より余裕のある滞在を設定されるだろう。
[[72>詩百篇第9巻72番]]
なおも聖なる殿堂群が汚され、
掠奪されるだろう、[[トゥールーズ]]の元老院によって。
[[サトゥルヌス]]は二、三周と巡り、
四月と五月に新しいパン種の人々が。
[[73>詩百篇第9巻73番]]
空色のターバンの王が[[フェズ]]に迎え入れられ、
[[サトゥルヌス]]のひと巡りよりも短いあいだ統治するだろう。
白いターバンの王は[[ビュザンティオン>イスタンブル]]で勝者の布告を。
太陽、火星、水星は宝瓶宮のあたりで一つになる。
[[74>詩百篇第9巻74番]]
肥沃な土地の殺人都市で、
多くの耕作用の牛が生贄にされまくる。
なおもアルテミスの栄誉に立ち返り、
そして[[ウォルカヌス]]へと亡骸を葬る。
75
アンブラキアと[[トラキア地方>トラキア]]からの
人々に、海からガリアの災いと救いが。
プロヴァンスには不朽の痕跡が、
彼らの慣習と法の名残とともに。
[[76>詩百篇第9巻76番]]
貪欲で血塗られた黒き者とともに、
非人間的な[[ネロ]]の藁布団から生まれた者。
二つの川の間、軍隊の左翼(にて)
(ある者が) 若き禿頭に殺されるだろう。
[[77>詩百篇第9巻77番]]
王国が奪われ王は招くだろう、
投票する陪審員たちによって死ぬ囚われの婦人を。
王妃の息子は生命を拒まれるだろう。
そして愛妾がついには正室となる。
[[78>詩百篇第9巻78番]]
[[ラーイス>laydique]]の美しさを備えたギリシアの婦人は、
引きも切らない求婚者たちによって幸せに。
国外ではイスパニアの王国近くに移され、
幽囚の身で死ぬ。惨めな死。
79
艦隊の指導者は欺瞞と駆け引きとによって、
臆病者たちを彼らのガレー船から出てこさせるだろう。
出た者たちは聖油と絶縁した指導者に殺される。
そして待ち伏せにより、彼に自分たちの報酬を返却するだろう。
[[80>詩百篇第9巻80番]]
公爵はその家臣たちを皆殺しにすることを望み、
その最強の者たちを異国の方々〔ほうぼう〕へと送るだろう。
暴政によって[[ピサ]]と[[ルッカ]]を廃墟にする。
そして[[バルバロイ]]たちがブドウ酒のないブドウ摘みをするだろう。
81
奸智に長けた王は待ち伏せでもって
三方から敵を襲うことを企図するだろう。
百日咳からくる並外れた量の涙は、
翻訳者の企てを失敗させることになるだろう。
[[82>詩百篇第9巻82番]]
洪水と強烈な[[悪疫]]とによって、
大都市が長いあいだ攻囲される。
歩哨と衛兵は手で殺される。
突然にとらわれるが、誰からも荒らされることはない。
[[83>詩百篇第9巻83番]]
太陽は金牛宮の二十度、非常に強く大地が震える。
満員の大劇場が崩れるだろう。
大気、天空、大地は暗く、混濁し、
そのときには不信心者が神や聖人たちに祈るだろう。
[[84>詩百篇第9巻84番]]
さらされた王が[[ヘカトンベ]]を完成するだろう、
その原点を発見したあとで。
奔流が大理石と鉛の墓を開く、
[[メドゥーサ]]の印を持つ偉大なローマ人の(墓を)。
85
ギュエンヌ、ラングドック、[[ローヌ>ローヌ川]]を通りすぎる。
アジャン、マルマンド、ラ・レオルに執着しつつ。
信頼によって[[フォカエア>フォカエア人]]の壁を開くことにより、その王座を保つだろう。
[[サン=ポール=ド=モゾル>Mansol]]の近くで衝突が。
86
(彼らは)ブール=ラ=レーヌから真っ直ぐに[[シャルトル]]に到達するだろう。
そして、ポン・ダントニの近くで休息するだろう。
貂のように抜け目のない七人は平和のために
閉ざされたパリに軍隊を入市させるだろう。
87
開拓されたトルフの森に、
隠者の住処がもとで神殿が建てられるだろう。
エタンプの公爵は案出した策略によって、
モンレリの高位聖職者に範を示すだろう。
88
カレーとアラスがテロアンヌへの救いを。
索敵が平和的な外観を取り繕うだろう。
[[アロブロゲス>Allobroges]]の軍隊はロアンヌ経由でくだるが、
軍勢を敗走させるであろう人々によって方向転換させられる。
[[89>詩百篇第9巻89番]]
七年間、フィリップは幸運にも繁栄し、
アラブ人たちの武力を抑えつけるだろう。
それと逆に、その地の南方は難題に当惑する。
若き[[オグミオス]]がその砦を深淵に突き落とすだろう。
[[90>詩百篇第9巻90番]]
大ゲルマニアの一隊長が
救援をよそおって赴いてくるだろう、
[[パンノニア]]の救いとなる王の中の王へと。
その叛乱は大流血を生み出すだろう。
[[91>詩百篇第9巻91番]]
恐るべき[[悪疫]]が[[ペリントス]]と[[ニコポリス]]、
[[ケルソネソス>Cherronnesse]]と[[マケドニア]]を掴まえ、
[[テッサリア]]と[[アンフィポリス]]を荒廃させるだろう。
知られざる災禍とアントニウスの拒絶。
92
国王は新しい都市に入ることを望むだろう。
敵たちによって彼は征服することになるだろう。
捕虜を解放するとの虚言を弄し、実行する。
国王は建物の外、敵から遠くに居続けるだろう。
93
敵たちは砦から遥かに遠ざけられる。
稜堡(を形成する石材)が荷車で運ばれる、
破壊されたブールジュの城壁の上で。
ヘラクレスが[[エマティア人>Æmathien]]を破るであろう時に。
94[[*>詩百篇第9巻94番]]
弱いガレー船団が一つにまとまるだろう、
(つまりは)見掛け倒しの敵たち。城壁には最強の者が。
弱者たちが襲われ、ブラティスラヴァは震える。
リューベックとマイセンは[[バルバロイ]]の側につくだろう。
95
新任の者が軍隊を率いるだろう、
アパメア付近の川岸辺りまで。
[[ミラノ]]の精鋭による救援が展開しつつ。
双眼を奪われた公爵は[[ミラノ]]で鉄の檻に。
96
軍隊は市内に入ることを拒否される。
公爵は説得によって入るだろう。
脆弱な門へ軍隊が秘密裏に導かれ、
(彼らは)放火するだろう。死と流血。
[[97>詩百篇第9巻97番]]
海の軍勢は三分割される。
その二番目にて食料が尽きるだろう。
絶望した者たち、[[エリュシオンの野>Elysiens]]を探す。
裂け目に入った一番目の者たちは勝利を得るだろう。
[[98>詩百篇第9巻98番]]
染まった独り身の過ちによって苦しめられた者たちを
逆の陣営へと(独り身に)対抗して導き、
(ある者が)[[リヨン]]の人々に告げるであろう、
[[メリタ>マルタ島]]の偉大な指導者を引き渡さざるをえなくなるだろうと。
[[99>詩百篇第9巻99番]]
[[アクィロ]]の風が攻囲を始めさせるだろう。
壁から灰、石灰、粉塵を投げる。
その後、彼らをうまく足止めする雨により、
最後の援軍が彼らの最前線に対峙する。
[[100>詩百篇第9巻100番]]
海戦で夜が克服されるだろう。
艦船に火、西方に破滅。
大きな船は新しい赤色顔料で彩られる。
敗者に怒り。そして勝利は霧に。
----
※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。