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予兆詩第75番 1561年12月について
*原文
D'oppression grande calamité,
L'epithalame convertit&sup(){1} pleurs & larmes.
Vents chauds, conseil,&sup(){2} pœur&sup(){3} & timidité.
De nuit au lit assailli sans les armes.((Chevignard [1999] p.149の校訂版に基づく。))
**異文
(1) convertit : conuerty 1561LN
(2) Vents chauds, conseil, : Ventz, chauld conseil, 1561LN
(3) pœur : pleurs 1561LN
(注記)1561LNは初出である『[[1561年向けの暦>Almanach, Pour L'an 1561.]]』での異文。以降の予言集には収録されなかったので、それ以外の異文はない。ただし、[[百詩篇第7巻83番]]としての異文は存在する。それについてはそちらの記事を参照のこと。
**校訂
[[ベルナール・シュヴィニャール]]が、3行目の pleurs を pœur と校訂したのは、意味の上からも支持できる。
*日本語訳
抑圧による大惨禍。
祝婚歌は悲しみと涙を転換する。
熱風、議会、畏怖と恐れ。
夜の寝台にて、丸腰で襲われた者。
*コメント
この詩は、[[百詩篇第7巻83番]]としていくらかの解釈が付け加えられたものの、予兆詩としては全く知られていなかった。
無防備な者が寝込みに奇襲をかけられるというモチーフは[[百詩篇第3巻30番]]にも登場しているが、関連性があるのかはよく分からない。
全体的に、16世紀の宗教戦争の描写だとしても、特に違和感はないように思える。
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#comment
予兆詩第75番 1561年12月について
*原文
D'oppression grande calamité,
L'epithalame convertit&sup(){1} pleurs & larmes.
Vents chauds, conseil,&sup(){2} pœur&sup(){3} & timidité.
De nuit au lit assailli sans les armes.((Chevignard [1999] p.149の校訂版に基づく。))
**異文
(1) convertit : conuerty 1561LN
(2) Vents chauds, conseil, : Ventz, chauld conseil, 1561LN
(3) pœur : pleurs 1561LN
(注記)1561LNは初出である『[[1561年向けの暦>Almanach, Pour L'an 1561.]]』での異文。以降の予言集には収録されなかったので、それ以外の異文はない。ただし、[[百詩篇第7巻83番]]としての異文は存在する。それについてはそちらの記事を参照のこと。
**校訂
[[ベルナール・シュヴィニャール]]が、3行目の pleurs を pœur と校訂したのは、意味の上からも支持できる。
*日本語訳
抑圧による大惨禍。
祝婚歌は悲しみと涙を転換する。
熱風、議会、畏怖と恐れ。
夜の寝台にて、丸腰で襲われた者。
*コメント
この詩は、[[百詩篇第7巻83番]]としていくらかの解釈が付け加えられたものの、予兆詩としては全く知られていなかった。
無防備な者が寝込みに奇襲をかけられるというモチーフは[[百詩篇第3巻30番]]にも登場しているが、関連性があるのかはよく分からない。
全体的に、16世紀の宗教戦争の描写だとしても、特に違和感はないように思える。
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