Petit discours ou Commentaire sur les Centuries

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 『&bold(){1555年に出版されたミシェル・ノストラダムス師の百詩篇集に関する小論あるいは注釈}』(&italic(){Petit discours ou Commentaire sur les Centuries de Maistre Michel Nostradamus, imprimées en l'année 1555}.)は、1620年に出版された著者不明の解釈書。 *内容 『予言集』から採録された四行詩に解釈をつける形式で、40篇余りの解釈が展開されている。 [[フランス国立図書館]]に2冊、[[マザラン図書館]]と[[ナント市立図書館]]に各1冊ずつ現存しているが、フランス国立図書館のものは、29ページのものと31ページのものとがある。これは、最後に「帝国について」(De l'Empire)という補遺があるかないかの違いによる。 *コメント 比較的早い段階の、ある程度まとまった解釈という点では、当時の解釈の一例を知る上で貴重といえるかもしれない。  むしろ重要なのは、[[百詩篇第7巻]]までの解釈を含んでいるにもかかわらず、それが「1555年に出版された」と主張している点だろう。これは[[アヴィニョン版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年アヴィニョン)]]の実在性を検討する上で、見逃せない証言である。  もっとも、当「大事典」で原文を比較検討している範囲では、1589年ルーアン版などを基にしているようにも思え、1555年にまで遡る原文とは考えづらい。 *外部リンク この文献は Gallicaで公開されている。 -[[http://notices.bnf.fr/ark:/12148/cb33532135p/description>>http://notices.bnf.fr/ark:/12148/cb33532135p/description]] ---- #comment
 『&bold(){1555年に出版されたミシェル・ノストラダムス師の百詩篇集に関する小論あるいは注釈}』(&italic(){Petit discours ou Commentaire sur les Centuries de Maistre Michel Nostradamus, imprimées en l'année 1555}.)は、1620年に出版された著者不明の解釈書。 *内容  『予言集』から採録された四行詩に解釈をつける形式で、40篇余りの解釈が展開されている。  [[フランス国立図書館]]に2冊、[[マザラン図書館]]と[[ナント市立図書館]]に各1冊ずつ現存しているが、フランス国立図書館のものは、29ページのものと31ページのものとがある。これは、最後に「帝国について」(De l'Empire)という補遺があるかないかの違いによる。 *コメント  比較的早い段階の、ある程度まとまった解釈という点では、当時の解釈の一例を知る上で貴重といえるかもしれない。  むしろ重要なのは、[[百詩篇第7巻]]までの解釈を含んでいるにもかかわらず、それが「1555年に出版された」と主張している点だろう。これは[[アヴィニョン版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年アヴィニョン)]]の実在性を検討する上で、見逃せない証言である。  もっとも、当「大事典」で原文を比較検討している範囲では、1589年ルーアン版などを基にしているようにも思え、1555年にまで遡る原文とは考えづらい。 *外部リンク この文献は Gallicaで公開されている。 -[[http://notices.bnf.fr/ark:/12148/cb33532135p/description>>http://notices.bnf.fr/ark:/12148/cb33532135p/description]] ---- #comment

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