Phebés

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 [[ピエール・ブランダムール]]は Phebés を Phebe と校訂し、現代フランス語の Phébé(フェベ)と理解している。「フェベ」はギリシャ語の「ポイベー」のことで、月の女神アルテミスの異称のひとつである。つまり、「月」を意味する詩的表現と考えられる。  これについては[[ピーター・ラメジャラー]]や[[リチャード・スモーレー]]が支持している Phébus(フェビュース)にひきつける読み方もある。「フェビュース」はギリシャ語の「ポイボス」のことで、太陽神アポロの異称のひとつである。こちらの場合、「太陽」を意味する詩的表現ということになるだろう。  どちらも一般的には「輝き」を語源とすると考えられており(ただし、否定的な見解もある((呉茂一『ギリシャ神話(上)』p.131)))、綴りが紛らわしい。  ノストラダムス自身の綴りが折衷的なだけに、どちらと特定するのは難しいのかもしれない。 *登場箇所 -[[百詩篇第3巻97番]] ---- #comment
 [[ピエール・ブランダムール]]は Phebés を Phebe と校訂し、現代フランス語の Phébé(フェベ)と理解している。「フェベ」はギリシャ語の「ポイベー」のことで、月の女神アルテミスの異称のひとつである。つまり、「月」を意味する詩的表現と考えられる。  これについては[[ピーター・ラメジャラー]]や[[リチャード・スモーレー]]が支持している Phébus(フェビュース)にひきつける読み方もある。「フェビュース」はギリシャ語の「ポイボス」のことで、太陽神アポロの異称のひとつである。こちらの場合、「太陽」を意味する詩的表現ということになるだろう。  どちらも一般的には「輝き」を語源とすると考えられており(ただし、否定的な見解もある((呉茂一『ギリシャ神話(上)』p.131)))、綴りが紛らわしい。  ノストラダムス自身の綴りが折衷的なだけに、どちらと特定するのは難しいのかもしれない。 *登場箇所 -[[詩百篇第3巻97番>百詩篇第3巻97番]] ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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