ノストラダムスの大予言・中東編

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 『&bold(){ノストラダムスの大予言・中東編}』は、1990年に祥伝社から出版された[[五島勉]]のノストラダムス解釈書。  [[『ノストラダムスの大予言』シリーズ]]の7冊目である。  イラク軍のクウェート侵攻に端を発する湾岸危機に便乗する形で発売され、1990年のベストセラー新書・ノンフィクション部門6位、1991年の同部門3位(いずれもトーハン調べ)にランクインした。 *概要  従来の関連書と異なり、ノストラダムスの生涯についてはほとんど本編では触れず、まえがきのなかで簡潔にまとめている。  本編では、ノストラダムスは湾岸危機を予言していたとして[[第2巻79番>百詩篇第2巻79番]]などの四行詩の分析を行い、湾岸危機自体は長期化しないだろうが、より大きな中東大戦が起こる可能性があると説く。  さらに、より詳細な分析をおこなう鍵として、[[六行詩集>この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言]]や[[アーサー・クロケットが発表した第12巻と称する四行詩>クロケットの四行詩]]の分析などもおこなっている。  後者についてはフランスの秘密結社による発見時の状況などについても紹介している。 *コメント  まえがきで触れられているノストラダムスの生涯は、史実とかけ離れている。 -15歳でモンペリエ大学に入った -最初の妻は[[アドリエット>アドリエット・ド・ルーブジャック]]だ -20年間放浪した -[[再婚相手>アンヌ・ポンサルド]]は町長の娘で、14歳だった といった話は、全くの虚偽か、裏付けになる資料が確認できないものばかりである。  詩の解釈についても、[[engin]]という単語が10世紀には死語になっていた等、完全な虚偽説明が含まれている((cf. DAF))。  なお、[[クロケットが発表した詩>クロケットの四行詩]]は明らかな偽作であり((cf.Benazra [1990]))、発見にまつわるエピソードも、時系列的な誤りから単なる創作であろうと推測出来る((cf.志水 [1998]))。 *書誌 :書名|ノストラダムスの大予言・中東編 :副題|中東(フセイン)危機は人類破局への序曲だ :著者|五島勉 :版元|祥伝社 :出版日|1990年11月5日 :注記|扱っている四行詩、六行詩は以下の通り。I-48, I-94, II-79, V-16, V-25, V-53, VII-40, VIII-96, IX-43, X-42, X-72, X-86, S1, S8, S27, S30, S39, S49. 加えてクロケットの詩篇を5つ紹介している。 **外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌 :Titre|Nosutoradamusu no dai-yogen, Chûtô-hen (trad./ Les Grandes Prophéties de Nostradamus, sur le Moyen-Orient.) :Sous-titre|Husein kiki wa jinrui hakyoku eno jokyoku da. (trad./ La crise par Hussein est le prélude d'une catastrophe de la humanité.) :Auteur|GOTÔ Ben :Publication|Shôdensha :Lieu|Tokyo, Japon :Date|le 5 Novembre 1990 :Page|232, (10)pp. :Note|Exemen des quatrains I-48, I-94, II-79, V-16, V-25, V-53, VII-40, VIII-96, IX-43, X-42, X-72, X-86 et de cinq faux quatrains par Crockett ; Exemen des Sixains 1, 8, 27, 30, 39, 49 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
 『&bold(){ノストラダムスの大予言・中東編}』は、1990年に祥伝社から出版された[[五島勉]]のノストラダムス解釈書。  [[『ノストラダムスの大予言』シリーズ]]の7冊目である。  イラク軍のクウェート侵攻に端を発する湾岸危機に便乗する形で発売され、1990年のベストセラー新書・ノンフィクション部門6位、1991年の同部門3位(いずれもトーハン調べ)にランクインした。 #amazon(4396103093) 【画像】カバー表紙 *概要  従来の関連書と異なり、ノストラダムスの生涯についてはほとんど本編では触れず、まえがきのなかで簡潔にまとめている。  本編では、ノストラダムスは湾岸危機を予言していたとして[[第2巻79番>百詩篇第2巻79番]]などの四行詩の分析を行い、湾岸危機自体は長期化しないだろうが、より大きな中東大戦が起こる可能性があると説く。  さらに、より詳細な分析をおこなう鍵として、[[六行詩集>この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言]]や[[アーサー・クロケットが発表した第12巻と称する四行詩>クロケットの四行詩]]の分析などもおこなっている。  後者についてはフランスの秘密結社による発見時の状況などについても紹介している。 *コメント  まえがきで触れられているノストラダムスの生涯は、史実とかけ離れている。 -15歳でモンペリエ大学に入った -最初の妻は[[アドリエット>アドリエット・ド・ルーブジャック]]だ -20年間放浪した -[[再婚相手>アンヌ・ポンサルド]]は町長の娘で、14歳だった といった話は、全くの虚偽か、裏付けになる資料が確認できないものばかりである。  詩の解釈についても、[[engin]]という単語が10世紀には死語になっていた等、完全な虚偽説明が含まれている((cf. DAF))。  なお、[[クロケットが発表した詩>クロケットの四行詩]]は明らかな偽作であり((cf.Benazra [1990]))、発見にまつわるエピソードも、時系列的な誤りから単なる創作であろうと推測出来る((cf.志水 [1998]))。 *書誌 :書名|ノストラダムスの大予言・中東編 :副題|中東(フセイン)危機は人類破局への序曲だ :著者|五島勉 :版元|祥伝社 :出版日|1990年11月5日 :注記|扱っている四行詩、六行詩は以下の通り。I-48, I-94, II-79, V-16, V-25, V-53, VII-40, VIII-96, IX-43, X-42, X-72, X-86, S1, S8, S27, S30, S39, S49. 加えてクロケットの詩篇を5つ紹介している。 **外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌 :Titre|Nosutoradamusu no dai-yogen, Chûtô-hen (trad./ Les Grandes Prophéties de Nostradamus, sur le Moyen-Orient.) :Sous-titre|Husein kiki wa jinrui hakyoku eno jokyoku da. (trad./ La crise par Hussein est le prélude d'une catastrophe de la humanité.) :Auteur|GOTÔ Ben :Publication|Shôdensha :Lieu|Tokyo, Japon :Date|le 5 Novembre 1990 :Page|232, (10)pp. :Note|Exemen des quatrains I-48, I-94, II-79, V-16, V-25, V-53, VII-40, VIII-96, IX-43, X-42, X-72, X-86 et de cinq faux quatrains par Crockett ; Exemen des Sixains 1, 8, 27, 30, 39, 49 ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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