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  [[ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]の&bold(){詩百篇第8巻}(&bold(){百詩篇第8巻})は、100篇の四行詩で構成されており、補遺篇が6篇存在する。
 
  正篇は、現在確認できる範囲内では、[[1568年版予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)]]で初めて公刊された。死後の刊行ではあるが、多くの論者から本物と見なされている。ただし、偽作と疑う見解や、本物であっても別人による修正が加えられている可能性を想定する見解が存在する。
 
  補遺篇は1561年頃に[[バルブ・ルニョーの非正規版>ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1561年)]]で初めて公開されたと考えられている。生前に刊行されてはいたものの、いずれも正篇に比べて散文的な特色を持つ異質な文体で、宗教戦争前夜の当時の情勢を元に偽作された詩の疑いが強い。
 
 *全訳
  詩番号にリンクが貼ってあるものは、別ページに解説を用意してある。リンク先の各詩の底本は1568A (正篇。当「大事典」の旧分類では1568B) と 1588Rf (補遺篇) である。
  訳文はいずれも不断の見直しを必要とする仮訳だが、とりわけ解説を作成していない詩については、今後の詳細な分析の中で、主として採用する訳文が大きく変更される可能性があることを、あらかじめご承知おきいただきたい。
  ( )は言葉を補ったもの、〔 〕は難読語の読み、〔= 〕は簡略な語注を指す。
 
 [[1>百詩篇第8巻1番]]
 ポー、ネー、オロロンは、血よりも火であろう。
 オード川を泳ぎ、大人物が合流点へと逃れるために。
 カササギたちは入ることを拒絶されるだろう。
 パンプローナ、デュランスはそれらを閉じ込められたままにしておくだろう。 
 
 [[2>百詩篇第8巻2番]]
 コンドンとオーシュとミランド周辺、
 私はそれらを取り囲む天からの火を見る。
 太陽と火星は獅子宮で合となる。そしてマルマンド、
 雷、大きな雹、ガロンヌ川に壁が落ちる。 
 
 3
 ヴィグランヌとレスヴィエの堅牢な城に、
 ナンシーのより若き者は閉じ込められるだろう。
 [[トリノ]]では最初の者たちが焼かれるだろう、
 [[リヨン]]が愁嘆によって凍てつくであろう時に。
 
 [[4>百詩篇第8巻4番]]
 モナコで雄鶏が歓待されるだろう。
 フランスの枢機卿が現われるだろう。
 教皇特使によってローマ人は欺かれるだろう。
 鷲には弱さが、雄鶏には強さが生じるだろう。
 
 5
 飾られて輝く神殿に現われるだろう、
 ボルヌとブルトゥイユにて灯火と大蝋燭が。
 ラ・リュセルヌのためにカントンは向きを変えられる、
 偉大な雄鶏が棺の中に見られるであろう時に。
 
 6
 [[リヨン]]に雷の輝きが現われ、
 閃き、マルタが囚われて、突然に消えるだろう。
 サルディニア人はモール人たちを詐欺的に扱うだろう。
 [[ジュネーヴ]]は海で、雄鶏への偽装された裏切り行為を。
 
 [[7>百詩篇第8巻7番]]
 [[ヴェルチェッリ]]は[[ミラノ]]と内通するだろう。
 [[ティキヌム>パヴィーア]]では傷が生み出されるだろう。
 [[シエーナ]]では水と血が流れ、[[フィレンツェ]]では火が。
 唯一の者が高き(身分)からパン櫃を作る低き(身分)へと失墜する。
 
 8
 チステルナの近くで樽の中に閉じ込められる。
 キヴァッソは鷲のために陰謀をめぐらせるだろう。
 選ばれた者は追放され、彼とその軍隊は取り囲まれる。
 [[トリノ]]ではその妻が略取され、連れ去られる。
 
 9
 サヴォーナで鷲と雄鶏が
 レヴァントの海とハンガリーに関して同盟するであろう間、
 軍隊が[[ナポリ]]、[[パレルモ]]、マルカ・ディ・アンコーナ、
 [[ローマ]]、[[ヴェネツィア]]に。[[バルバロイ]]の恐るべき叫びのせいで。
 
 [[10>百詩篇第8巻10番]]
 ひどい悪臭がローザンヌから発するだろう。
 その出来事の起源が知られることはないだろう。
 隔たった一団は外に置かれるだろう。
 火が空で見られ、異国の人々が打ち倒される。
 
 11
 数えきれない民衆がヴィチェンツァに現われるだろう。
 力ずくでなしに、火がバシリカを燃やすだろう。
 ルニジャーナ近くでヴァレンツァの貴人が撃破される、
 [[ヴェネツィア]]がモール人によって攻撃を受けるであろう時に。
 
 [[12>百詩篇第8巻12番]]
 ブッファローラの近くに現われるだろう、
 [[ミラノ]]入りした高貴にして長身の男が。
 フォワの大修道院長はサン・モールの人々とともに、
 農夫の身なりで、ぺてんにかけるだろう。
 
 [[13>百詩篇第8巻13番]]
 十字軍に参加した修道士は愛ゆえに抑えが利かなくなり、
 [[プロイトス]]のように[[ベレロポン]]を死なせるだろう。
 [[ミラノ]]に軍隊。婦人は半狂乱になり、
 飲み物があおられ、後に二人とも果てる。
 
 [[14>百詩篇第8巻14番]]
 黄金の大きな信用、潤沢な銀が
 情欲によって名誉を盲目にするだろう。
 贋造の罪が知られるだろう、
 その大きな不名誉に行き着く性質の。
 
 [[15>百詩篇第8巻15番]]
 [[アクィロ]]周辺での男勝りな女性による大いなる努力が
 ヨーロッパと世界のほとんどを苦しめる。
 二つの蝕(の時に)、(彼女は)そのように追い立てるだろう。
 そして[[パンノニア]]人たちには生と死を強化する。
 
 [[16>百詩篇第8巻16番]]
 ヒエロニュムスがその船を作らせるであろう場所に
 洪水が起き、それがあまりに大きく急なので、
 人々にはしがみつくべき場所も土地もないだろう。
 水は[[ファエスラエ>フィエーゾレ]]のオリンピア記念建造物に達するだろう。
 
 [[17>百詩篇第8巻17番]]
 大いに寛いでいた者たちが突然に棄てられるだろう。 
 三兄弟によって世界は混乱させられる。 
 敵たちは海洋都市を奪うだろう。 
 飢餓、火、血、ペスト、そしてあらゆる災厄の倍加。
 
 18
 その死の原因は[[フローラ]]から生まれるだろう。
 その少し前に若者と老人の争い。
 (彼らは)彼にそういう休止をもたらすだろう、三輪の百合によって、
 また、生肉のように(赤く)熟れた手付かずの果実によって。
 
 19
 困惑した偉大なケープを支えて、
 彼を明るくするために、赤き者たちが行進するだろう。
 死によって家族はほとんど打ちひしがれるだろう。
 赤にして赤なる者たちは赤い者を打ち殺すだろう。
 
 [[20>百詩篇第8巻20番]] 
 見せかけの選挙のせいで虚偽の伝令が 
 都市を巡る。破棄された協約を停止する。 
 票が買収され、礼拝堂は血塗られる。 
 そして帝国は他者と争う。
 
 [[21>百詩篇第8巻21番]]
 [[アグド]]の港に三隻の軽量船が入るだろう、 
 伝染病と信ならざるものと悪疫とを携えて。 
 橋を通って一千の兵卒たちが強奪するだろう。
 そして橋は三度耐えて壊れる。
 
 22
 クルサンと[[ナルボンヌ]]は塩についてチュシャンに警告する。
 ペルピニャンの信頼は裏切られる。
 赤い都市はそれに応じたがらないだろう。
 灰色の旗が高く宙に舞うことで生命が失われる。
 
 [[23>百詩篇第8巻23番]]
 女王の箱から手紙が発見される。
 表書きはなく、書き手の名前も一切ない。
 提案は行政当局によって封をされるので、
 その愛人が誰なのかは分からないだろう。
 
 24
 代官は玄関口で
 ペルピニャンの貴人を打ち殺すだろう。
 モンペルチュイに逃れることを考えつつ、
 リュシニャンの私生児は欺かれるだろう。
 
 25
 愛する者の心は人目を忍ぶ愛に暴かれる。
 小川で婦人を強姦するだろう。
 罪の半分は(婦人自身の)好色さになすりつけられるだろう。
 父親は二人の魂から肉体を奪うだろう 〔=二人とも殺すだろう〕。
 
 26
 カトーの骨がバルセロナで発見される。
 領地の場所と廃墟があらわになる。
 保たずして保つ貴人がパンプローナを欲するだろう。
 モンセラの大修道院で霧雨。
 
 [[27>百詩篇第8巻27番]] 
 イヌナズナとエニシダを除けば荒涼としたル・ミュイの 
 アウレリア街道にて一つの迫持の上に別の迫持。 
 [[フェニックス]]たる皇帝の碑文、 
 それには他の誰に向けられたものでもないことが見られる。 
 
 [[28>百詩篇第8巻28番]]
 金と銀で膨んだ偶像が、
 盗まれた後で湖に投げ込まれたのだ。
 発見されると、全てがくすみ、濁っていた。
 大理石の碑文には規定が挿入されている。
 
 [[29>百詩篇第8巻29番]]
 [[サトゥルヌス]]に捧げられた第四の柱にて、
 地震と洪水によって割られた
 サチュルナンの建物の下から発見されるのだ、
 カエピオに奪われ、そして戻された黄金の壺が。
 
 [[30>百詩篇第8巻30番]]
 [[トゥールーズ]]のベルヴェデルから遠くない場所で
 長い坑道を掘ると、瞠目すべき宮殿が。
 財宝が発見され、誰もが悩みに行くだろう。
 そして[[バザクル>Basacle]]のすぐ近くの二つの場所で。
 
 31
 ペスカーラの君主は最初に偉大な果実を(生みだす)、
 だが次にはまさしく残忍な偽善者となるだろう。
 [[ヴェネツィア]]では、その誇り高い栄光を失うだろう。
 そして最も若い[[スラン>Selin]]によって損なわれる。
 
 32
 ガリアの王よ、気をつけなされ、
 汝の一人息子のごとくに振舞うであろう甥に。
 [[ウェヌス]]に誓いを捧げている時に殺されるだろう、
 夜に、三と六に結びついて。
 
 [[33>百詩篇第8巻33番]]
 ヴェローナとヴィチェンツァから生まれた偉人は、
 非常に相応しくないあだ名を持つだろう。
 その者はヴェネツィアへの復讐を望むであろうが、
 彼自身が監視役とその合図によって囚われる。
 
 34
 [[リヨン]]での獅子の勝利の後、
 ジュラの山で[[ヘカトンベ]]が。
 デルヴと[[ブロド>Brode]]、七番目の百万。
 獅子は苦しめられ、モゾルで死と墓。
 
 [[35>百詩篇第8巻35番]]
 ガロンヌ川とバイズ川の入り口で
 そしてダマザンから遠くない森で
 沼は凍らされる。次に雹と北風。
 ドルドーニュ川は月を間違えて凍る。
 
 [[36>百詩篇第8巻36番]]
 (彼は)伯爵領を公爵領に結びつけることを任されるだろう、 
 (ロン=ル=)ソニエとサン=トーバンとベルーヴル〔=ベルヴェヴル〕から。
 遠くの塔からこそぎ取られた大理石で舗装する。 
 ブレトランの名と傑作は抵抗する。 
 
 [[37>百詩篇第8巻37番]]
 テムズ川近くの城砦は
 王がその中に閉じ込められている頃に陥落するだろう。
 橋の近くで目撃されるだろう、下着姿で
 死を前にした男が。そして砦の中で妨げられる。
 
 [[38>百詩篇第8巻38番]]
 [[ブロワ]]の王が[[アヴィニョン]]で君臨する。
 今一度、人々は陰謀の中に。
 ローヌ川で壁によって水浸しにするだろう、
 五まで。最後のものはノルの近くで。
 
 39
 [[ビュザンティオン>イスタンブル]]の君主によって存在していたものが、
 [[トゥールーズ]]の君主によって奪われるだろう。
 [[トゥールーズ]]の指導者によるフォワの信頼が、
 彼を逸することになるだろう、新婦を拒絶することなしに。
 
 [[40>百詩篇第8巻40番]]
 公正なる者の血がトールとドラドによって(流される)、
 サトゥルニヌスの支持者たちに復讐するために。
 彼らは新しい湖に[[マエナス>maynade]]を沈め、
 そして[[アルバニア人たち>Albanois]]に対し行軍するだろう。
 
 [[41>百詩篇第8巻41番]]
 狐が選ばれるだろう、声を出さず、
-公けには聖人のふりをし、大麦のパンを糧にするから。
+公 〔おおやけ〕 には聖人のふりをし、大麦のパンを糧にするから。
 そのあとで突如として圧政を行う、
 最も偉大な人々の喉に足を置きつつ。
 
 42
 吝嗇によって、そして武力と暴力によって、
 彼の配下にあるオルレアンの指導者たちを苦しめることになるだろう。
 サン=メマンの近くでは襲撃と抵抗が。
 天幕の中での死、彼は中で眠っているのだと言われるだろう。
 
 [[43>百詩篇第8巻43番]]
 二つの非嫡出的なるものの没落によって、
 その血統の甥が王国を占拠するだろう。
 レクトゥールでは投槍の攻撃があるだろう。
 甥は恐怖により旗を畳むであろう。
 
 44
 [[オグミオス]]の本来の子どもが、
 遠くからの隊列に七から九までその道を外れさせる。
 そして半人間の友は、
 ナヴァルにて、ポーの砦を減衰させるにちがいない。
 
 45
 八つ裂きになった手と縛られた足を、
 カレーのより若い者は長いあいだ持つだろう。
 見張りの言葉で死が遅らされるだろう。
 そして、復活祭に神殿では血が流されるだろう。
 
 [[46>百詩篇第8巻46番]]
 ポル・マンソレにて死ぬだろう。ローヌ川の、
 二つの傍流が[[タラスク]]の隘路から流れ出る場所より三リューの位置。
 というのは、[[マルス]]は最も恐ろしい雷鳴を生み出すだろうから、
 雄鶏と鷲によって。フランスの三兄弟。
 
 47
 トラジメーノ湖が証人を届けるだろう、
 ペルージャで閉じ込められた陰謀者たちについての。
 専制君主が賢者のふりをするだろう、
 打ち倒し、脅かすことでテウトニ人を殺しつつ。
 
 [[48>百詩篇第8巻48番]]
 土星は巨蟹宮にあり、木星は火星と共にある。
 フェヴリエ、カルドンドン、サルヴァテルと
 サルトゥス・カストゥロネンシスでは、三方向から攻め立てられる。
 ブリビエスカの近くで、衝突と致命的な戦争。
 
 [[49>百詩篇第8巻49番]]
 [[サトゥルヌス]]は牛に、[[ユピテル]]は水に、[[マルス]]は矢に
 二月六日が多くの死者を与えるだろう。
 タルデーニュの人々はブルッヘで非常に大きな損害。
 バルバランの首領はポンテローゾで死ぬだろう。
 
 50
 カペジャデスの周囲にペストが。
 サグントの近くには別の飢餓が近づく。
 私生児で善良なる老騎士が
 チュニスの大物の頭を切り落とさせるだろう。
 
 51
 その手にコルドバを奪還した後で
 [[ビュザンティオン>イスタンブル]]が奉献する。
 その道筋で群れをなして長い休息。
 犠牲者は海を渡り、ラ・コルーニャに囚われる。
 
 [[52>百詩篇第8巻52番]]
 [[ブロワ]]の王がアヴィニョンで君臨するために、
 アンドル川沿いにアンボワーズとセムから来るだろう。
 ポワチエでは爪が聖なる翼を滅ぼす。
 ボニの前へと。
 
 53
 ボローニャでその過ちを洗い流すことを望むだろうが、
 彼は太陽の神殿では成し遂げられないだろう。
 彼は諸事を成し遂げて高く舞い上がるだろう。
 [[ヒエラルキア]]には彼に比肩する者は過去に存在しなかった。
 
 54
 協約の口実での結婚は
 雅量のある偉大な[[シラン>Chyren]]・[[スラン>Selin]]によって行われる。
 サン=カンタン、アラスはその旅路で回復される。
 スペイン人たちによって、第二の食肉加工台が作られる。
 
 55
 二つの川の間で(彼は)取り囲まれていることに気付くだろう。
 先へ進むために酒樽と鰊樽がひとつにされる。
 八つの橋が壊されるとすぐに指導者が刺し貫かれる。
 成年に達した子息たちは短刀で喉を切られるだろう。
 
 56
 弱い一団が丘を占拠するだろう。
 高貴な生まれの人々は恐るべき叫びを繰り出すだろう。
 大軍勢が右側面から掻き乱すだろう。
 D. ネブロ 〔=ドルエンティア・ネブロドゥヌム〕 近くの墓で碑文が発見される。
 
 [[57>百詩篇第8巻57番]]
 その者は帝国で単なる兵士から出世し、
 短いローブから長いローブに成り上がるだろう。
 軍隊においては勇敢で、教会ではより悪く、
 水がスポンジにするように司祭たちを苦しめる。
 
 58
 兄弟たちへの喧騒で王国が分断され、
 武器とブリタニアの名を取る。
 アングリカンの称号は遅れて考慮されるだろう。
 夜襲がガリアの空気に導く。
 
 [[59>百詩篇第8巻59番]] 
 二度高く、二度低く置かれ、 
 東方も西方のように弱まるだろう。 
 その敵は多くの戦闘の後に
 海で駆逐され、居るべき時にいないだろう。 
 
 [[60>百詩篇第8巻60番]] 
 ガリアで第一位の者、ロマニアで第一位の者が 
 海と陸とを通じ、[[イングランド]]諸都市と[[パリ]]へと
 その大軍をもって驚倒すべきことを(行う)。
 荒々しい怪異が[[ノルラリス>Norlaris]]を破滅させるだろう。 
 
 [[61>百詩篇第8巻61番]]
 日光が露わになることで、決して
 王杖を持つ印には辿りつけないだろう、
 彼の攻囲がすべて安息しないことには。
 黄金を産する[[テージョ川]]からの雄鶏への贈り物を携えつつも。
 
 62
 聖なる神殿を荒らすのを人々が目撃するであろう時、
 ローヌの最も偉大な者が彼らの聖別されたものを冒涜する。
 彼らによって、あまりにも大規模なペストが生まれるだろう。
 不正なものを避けようと努めた王は断罪しないだろう。
 
 63
 打撃なしに傷ついた姦通者が
 怒りによって妻子を虐殺するであろう時に、
 妻は打ちのめされて、幼児は絞殺される。
 八人の捕虜が奪われ、息つく間もなく溺死する。
 
 64
 島々の中に子どもたちは移される。
 七人のうち二人が絶望するだろう。
 領土の人々がそれに支えられるだろう。
 ノンペル〔=モンペリエ?〕 が囚われ、諸同盟の希望は逃げる。
 
 65
 老人は主要な望みに失望させられる。
 彼はその帝国の指導者に成り上がるだろう。
 二十ヶ月、大きな力で王国を保つだろう。
 残忍な暴君は、より悪いものを打ち捨てたままに。
 
 [[66>百詩篇第8巻66番]]
 [[D.M.]]という碑文が発見され、
 ランプで古代の洞穴が暴かれる時、
 ウルピアヌスの法に王と王子が試され、
 王妃と公爵は天蓋に覆われた場所にいる。
 
 [[67>百詩篇第8巻67番]]
 パル・カル・ネルサフ、大きな不和が破滅へ。
 一方も他方も選ばれないだろう。
 ネルサフは人々から愛と合意を得るだろう。
 フェラーラ、コロンナ、大きな保護。
 
 [[68>百詩篇第8巻68番]]
 老いた枢機卿が若者に欺かれ、
 自らの任を解かれ、身包みを剥がれたことに気付くだろう。
 [[アルル]]は証する、二重が認識されることを
 そして送水路も香り付けされた君主も(認識されることを)。
 
 [[69>百詩篇第8巻69番]]
 若者の近くで、老いた天使が衰えるだろう、
 それでも最後には彼を凌ぐことになるだろう。
 十年間、最も老いた者と同格の者たちが再び低める、
 三人のうち二人を。一人は八番目の[[セラフィム]]である。
 
 [[70>百詩篇第8巻70番]]
 彼が入るだろう。卑しく、悪意があり、忌まわしく、 
 [[メソポタミア]]で暴政を敷く者が。 
 全ての友は不貞の婦人に生み出される。 
 その人相については醜悪で、おぞましく、黒い。
 
 [[71>百詩篇第8巻71番]]
 非常に多く増えるだろう、占星術師たちのうち
 追放され、弾圧される者と検閲される書籍の数が。
 千六百と七の年、聖なる会合により、
 祝祭においても誰も安全を保障されないだろう。
 
 72
 おお、ペルージャの野で並外れた敗北が。
 そしてラヴェンナの至近では衝突が。
 聖なる通過 〔=過ぎ越し〕 の祭りが行われるであろう時に、
 勝者の馬が敗者の燕麦を食べる。
 
 73
 [[バルバロイ]]の兵士が偉大な王を打つだろう、
 不当にも死から遠くない。
 貪欲な母親がその事件の原因だろう。
 陰謀者と王国は大いなる悲痛の中に。
 
 74
 国王が新しい土地の奥深くに入る、
 その臣民たちが彼を歓迎することになるであろう間に。
 その不誠実さが大いにさらけ出されるので、
 祝祭と歓待の場の市民たちにも(認識される)。
 
 75
 父と息子が一緒に殺されるだろう。
 その天幕の中の総督。
 トゥールで母親は息子を宿し腹が膨れるだろう。
 蝶を葉の緑に隠す。
 
 [[76>百詩篇第8巻76番]]
 イングランドにおいて国王よりも肉屋といえる、
 陰気な場所で生まれた者が、力で帝国を手にするだろう。
 信仰も法も持たない卑劣漢が領土から搾取するだろう。
 彼の時代があまりにも近づいているので私は嘆息する。
 
 [[77>百詩篇第8巻77番]]
 反キリスト(により)、すぐに三者が絶滅させられる。 
 二十七年、彼の血塗られた戦争が続くだろう。 
 異端者は死に、捕われ、追い出される。 
 血、人体、水が赤くなり、地に雹が降る。 
 
 [[78>百詩篇第8巻78番]]
 歪んだ舌を持つ[[一振りの剣>Bragamas]]が 
 神々の聖域(を……し)に来るだろう。 
 異端者たちに彼は門を開くだろう。
 (その行為で彼は)戦う教会を呼び覚ます。 
 
 79
 ゴルゴンの血を新たに孕むであろう遊女から
 生まれ、父を鉄器で失うであろう者が
 異国の土地ですべてを黙らせるだろう。
 彼は自身と子どもを焼くだろう。
 
 80
 無垢なる者たちと未亡人と乙女の血。
 多くの悪事が偉大な赤き者を通じて行なわれる。
 聖なる像が燃える大蝋燭に投げ込まれる。
 恐れと怯えで身動きする者は誰も見られない。
 
 81
 荒廃する新たな帝国は
 [[アクィロ]]の極地によって変わるだろう。
 シチリアから暴動が起こるだろう、
 フェリペに属する企てを混乱させるために。
 
 82
 すぐれた召使いとして振舞う長身の痩せた甥は、
 結局は別れの言葉を貰うだけだろう。
 痛烈な毒と手紙が襟元に。
 危険にさらされた逃亡者は捕らわれるだろう。
 
 [[83>百詩篇第8巻83番]]
 [[ザーラ>ザダル]]の港の外の最も大きな艦船が、
 [[ビュザンティオン>イスタンブル]]の近くでその計略を遂行するだろう。
 敵の損失、そして友はいないだろう。
 第三者が両者にひどい掠奪と捕獲を行うだろう。
 
 84
 パテルノはシチリアの叫びを聞くだろう。
 トリエステの湾でのあらゆる準備、
 それはトリナクリアにまで聞こえるだろう。
 数多くの帆から逃げよ、その恐るべきペストからも逃げよ。
 
 85
 [[バイヨンヌ]]とサン=ジャン=ド=リュズの間に、
 [[マルス]]の高台が設置されるだろう。
 ナヴァルは[[アクィロ]]の併合地への光を取り除くだろう。
 そして助力を持たずに寝台で窒息させられる。
 
 [[86>百詩篇第8巻86番]]
 エルナニ、トローサ、ビジャフランカを通り、 
 数えきれない一団がアドリアンの山を越え、 
 イルンにて板張りの橋で川を渡る。 
 全員が 「[[ビゴール]]へ」 と叫んで[[バイヨンヌ]]に入る。
 
 87
 企てられた死が成就するだろう。
 任務が与えられ、そして死の旅路。
 彼の手下たちによって選出され、創設され、受容されたものが打ち倒される。
 分裂によって彼の前に無垢なる者の血が。
 
 [[88>百詩篇第8巻88番]]
 [[サルデーニャ>サルデーニャ島]]に高貴な王者が来るだろう。
 その者は三年しか王国を保てないだろう。
 多くの色が彼と結びつくだろう。
 彼自身は憂慮の後、安眠が嘲りに悩まされる。
 
 [[89>百詩篇第8巻89番]]
 自らの手中に落ちない君主の座のために、
 彼の子どもたちを殺してしまった叔父は、
 民衆に語りかけ、[[プロンクル>Peloncle]]に足を置いて、
 武装した馬たちの間で引き摺られ、死ぬ。 
 
 [[90>百詩篇第8巻90番]]
 意識に混乱の見られる十字軍参加者の一人が、
 聖職者の座に角の生えた牡牛を見るであろう時に、
 乙女の代わりに豚がその座を占めるだろう。
 王によって修道会はもはや支持されないだろう。
 
 91
 ロダヌスの平原に(続々と)入ってくる。
 その場所で十字軍参加者たちはほとんど一つにまとまるだろう。
 二つの燃えるもの 〔=太陽と火星〕 が双魚宮で合となる。
 そして数多くの者たちが洪水によって罰せられる。
 
 92
 王国から遠く離れて危険な旅路につかされる。
 偉大なる軍隊を彼のために指揮し、それに専念させるだろう。
 王は彼が従えた捕虜たちを人質のままにしておくだろう。
 その帰途においてすべての地方で掠奪するだろう。
 
 93
 七ヶ月ちょうど、(彼は)高位聖職者の地位を得るだろう。
 その逝去によって大きな分裂が生まれるだろう。
 七ヶ月、別人が執政官の地位を保つだろう。
 [[ヴェネツィア]]の近くで平和と統一が蘇る。
 
 94
 最も高価なものが投げ込まれた湖の前で
 七ヶ月間、そして軍隊は落胆する。
 スペイン人たちはアルバニア人たちに痛めつけられる。
 紛争を起こしつつ、期限によって損失が。
 
 95
 誘惑者は坑 〔あな〕 に置かれ、
 いくらかの時(が過ぎる)まで繋がれるだろう。
 聖職者は司教杖とともに指導者と結ばれる。
 刺々しい右手は競争を引き寄せるだろう。
 
 [[96>百詩篇第8巻96番]]
 何の実も宿さない不妊の[[シナゴーグ]]は
 不信心者たちの間で受け入れられるだろう、
 ― 追い立てられた者の娘バビロンの(不信心者たちの間で)―。
 悲惨と悲しみがその翼を切り落とすだろう。
 
 [[97>百詩篇第8巻97番]]
 ヴァール川の境目で[[パンポタン>Pampotan]]が変わる。
 その岸辺では美しい三人の子供たちが生まれる。
 成年になると、人々に破滅が。
 その地方で王国が変化し、そして成長するのを見る。
 
 [[98>百詩篇第8巻98番]]
 教会の人々の血が流されるだろう、
 水のようにあまりにも夥しく。 
 そして長い間(その流れは)止まらないだろう。 
 災いなるかな、災いなるかな、聖職者には破滅と苦痛。
 
 99
 三人の世俗の王たちの力によって、
 聖なる御座が別の場所に置かれるだろう。
 その場所では、肉体に宿る魂の本質が、
 置き直され、真の中枢として受けとめられるだろう。
 
 [[100>百詩篇第8巻100番]]
 多量の涙が撒き散らされるために、
 高きから低きへ、低きから最も高きへ。
 あまりにも大きな信頼、遊戯により生命が失われる。
 渇望のせいで死ぬ、豊潤な欠乏により。
 
 **補遺篇
 「以前に百詩篇第8巻として印刷された別の四行詩」
 
 [[1>百詩篇第8巻1番 (補遺篇)]]
 多くの者たちが彼らの意図に当惑するだろう。
 住民たちに許しは与えられないだろう。
 その者たちはまさにその思いやりある態度が続くものと思っていたが、 
 大いなる安堵が彼らに与えられることはないだろう。
 
 [[2>百詩篇第8巻2番 (補遺篇)]]
 多くの者たちが来て、平和に関して語るだろう、 
 まさしく力のある君主たちや領主たちの間で。
 だがすぐには合意に至らないだろう。 
 彼らが他の者より従順であろうとしない限り。
 
 [[3>百詩篇第8巻3番 (補遺篇)]]
 ああ何たる猛威!ああ何たる不幸!
 (それが)多くの人々の間で起こるだろう。 
 勤勉なオオカミたちが走り回らねばならないであろうほどの
 そんな友情はかつては見られなかった。
 
 [[4>百詩篇第8巻4番 (補遺篇)]]
 多くの人々が話し合いを望むだろう、
 彼らを戦わせるであろう大領主たちとの。 
 (だが)彼らは何も聞こうとしない。 
 ああ!神は地上に平和をもたらして下さらないのか。 
 
 [[5>百詩篇第8巻5番 (補遺篇)]]
 あらゆる方面から来るだろう、
 抵抗を望む離れた人々からの多くの救いが。 
 彼らは一気に慌ただしくなるだろうが、
 その時に助けることはできないだろう。
 
 [[6>百詩篇第8巻6番 (補遺篇)]]
 ああ!異国の君主たちは何という野望を持つのか。
 汝の国へ(侵攻して)来ぬように細心に守るがよい。
 耐えがたい危機があるだろう、
 多くの地方で。同じく[[ヴィエンヌ]]でも。
 
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