longin

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 [[アナトール・ル・ペルチエ]]はラテン語の longe に由来する言葉で「遠く」の意味としていた。[[エドガー・レオニ]]もラテン語 longinquus からで「遠く」の意味としていた。1724年の匿名の批判者も同じように「遠く」と読んでいた。  [[エヴリット・ブライラー]]は、l'[[engin]] もしくはフランス語の longe(綱)の誤記の可能性を示し、trap(罠)と英訳していた。[[テオフィル・ド・ガランシエール]]が Bands(紐、帯)と英訳していたのも、似たような考えに基づいていたのかもしれない。  [[ジャン=ポール・クレベール]]はプロヴァンス語の lonjo から同じ longe と読む可能性を導いている。クレベールの場合、牢獄やガレー船で囚人をつなぐ鎖の比喩と推測している((LeVert [1979], Clébert [2003]))。  [[マリニー・ローズ]]は海事用語の longis(甲板用の縦材)が俗語的に longins とされたものとした上で、ガレー船の部位について触れたものとした((Rose [2002c]))。  [[ピエール・ブランダムール]]は、中期フランス語の longaigne(便所、不浄な場所)の男性名詞化だろうと推測した上で、「臭い牢獄」(cachot puant)と同じ意味で用いられているのだろうとした((Brind’Amour [1996] p.309))。ピーター・ラメジャラーはこれを支持している。また、croaque(汚水溜め、掃き溜め)と注記したブリューノ・プテ=ジラールも同じ立場と見てよいだろう。 *登場箇所 -[[百詩篇第2巻79番]] ---- #comment
 [[アナトール・ル・ペルチエ]]はラテン語の longe に由来する言葉で「遠く」の意味としていた。[[エドガー・レオニ]]もラテン語 longinquus からで「遠く」の意味としていた。1724年の匿名の批判者も同じように「遠く」と読んでいた。  [[エヴリット・ブライラー]]は、l'[[engin]] もしくはフランス語の longe(綱)の誤記の可能性を示し、trap(罠)と英訳していた。[[テオフィル・ド・ガランシエール]]が Bands(紐、帯)と英訳していたのも、似たような考えに基づいていたのかもしれない。  [[ジャン=ポール・クレベール]]はプロヴァンス語の lonjo から同じ longe と読む可能性を導いている。クレベールの場合、牢獄やガレー船で囚人をつなぐ鎖の比喩と推測している((LeVert [1979], Clébert [2003]))。  [[マリニー・ローズ]]は海事用語の longis(甲板用の縦材)が俗語的に longins とされたものとした上で、ガレー船の部位について触れたものとした((Rose [2002c]))。  [[ピエール・ブランダムール]]は、中期フランス語の longaigne(便所、不浄な場所)の男性名詞化だろうと推測した上で、「臭い牢獄」(cachot puant)と同じ意味で用いられているのだろうとした((Brind’Amour [1996] p.309))。ピーター・ラメジャラーはこれを支持している。また、croaque(汚水溜め、掃き溜め)と注記したブリューノ・プテ=ジラールも同じ立場と見てよいだろう。 *登場箇所 -[[詩百篇第2巻79番>百詩篇第2巻79番]] ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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