予兆詩第87番

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予兆詩第87番(旧77番) 1562年11月について *原文 D'ennemi vent empeschera la troupe, Le plus grand point mis avant difficil. Vin de poison se mettra dans la coupe&sup(){1}, Passer sans mal de cheval gros [[foussil]]. ((原文は Chevignard [1999] p.155 による。)) **異文 (1) coupe : Couppe 1562LN (注記)1562LN は初出である『[[1562年向けの新たなる暦>Almanach Novveav, Pour l'An. 1562.]]』に見られる原文。1589Rec は[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]が転記した異文。 *日本語訳 風が敵の軍勢を邪魔するだろう。 最大の問題が困難の前に置かれる。 毒のワインがグラスに注がれるだろう。 馬の大きな化石が災いなしに通過する。 **訳について  1行目は[[エドガー・レオニ]]の英訳を参照したが、「敵からの風が軍隊の邪魔をする」とも読める。  おそらく最大の問題は4行目だろう。[[エドガー・レオニ]]は foussil を fusil(銃)と見なすことで、To pass the great gun without horse-power((Leoni [1961] p.481))と英訳していた。しかし、ここでは[[ベルナール・シュヴィニャール]]の読み方を参考にして上のように訳した。 *信奉者側の見解  [[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]はハンプトンコートの密約(1562年9月)と解釈した。この密約はフランスのプロテスタント勢力とイングランド女王の間に結ばれたもので、イングランドはプロテスタントに対し軍事力や資金面での援助を行うことになった。  3行目のみは1575年にアンジュー公フランソワが毒を飲まされたと思い込んだ事件のこととした((Chavigny [1594] pp.112, 120, 230))。 ---- #comment

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