matronne

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 &bold(){matronne} は文脈に応じて全く違う二つの意味で使われている。  一つは一般名詞としての用法(matrone)で、「古代ローマ市民の既婚女性」「高齢で気品のある女性」「産婆、助産婦」などの意味をもつ。これは現代フランス語でも中期フランス語でもおおむね同じである((DMF, Rose [2002c]))。  もうひとつが固有名詞としての用法(Matrone)で、これはマルヌ川(la Marne)のラテン語名称マトロナ川(Matrona)のフランス語化である((Rose [2002c], Prévost [1999] p.136))。  これらはどちらも[[アナトール・ル・ペルチエ]]によってつとに指摘されていたのだが、[[エドガー・レオニ]]が[[百詩篇第9巻37番]]の解釈においてマトロナ川とする読み方を紹介しなかったためか、英語圏では謎のキーワードのように扱う者たちが現れてしまった。 *登場箇所 -[[百詩篇第9巻37番]] -[[百詩篇第10巻61番]] -[[予兆詩第127番]](旧117番) ---- #comment
 &bold(){matronne} は文脈に応じて全く違う二つの意味で使われている。  一つは一般名詞としての用法(matrone)で、「古代ローマ市民の既婚女性」「高齢で気品のある女性」「産婆、助産婦」などの意味をもつ。これは現代フランス語でも中期フランス語でもおおむね同じである((DMF, Rose [2002c]))。  もうひとつが固有名詞としての用法(Matrone)で、これはマルヌ川(la Marne)のラテン語名称マトロナ川(Matrona)のフランス語化である((Rose [2002c], Prévost [1999] p.136))。  これらはどちらも[[アナトール・ル・ペルチエ]]によってつとに指摘されていた。  しかし、[[エドガー・レオニ]]が[[詩百篇第9巻37番]]の解釈において、マトロナ川とする読み方を紹介しなかったためか、英語圏では謎のキーワードのように扱う者たちが現れてしまった。 *登場箇所 -[[詩百篇第9巻37番]] -[[詩百篇第10巻61番]] -[[予兆詩第127番]](旧117番) ---- ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

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