ユピテル

 ユピテル(ユーピテル、Jupiter)は、ローマ神話における神で、「父なるユースよ」を語源とする*1。ギリシャ神話のゼウスにあたり、天候を司り、天罰としての雷を下す。フランス語ではジュピテール(Jupiter)、英語ではジュピター(Jupiter)。

占星術・天文学

 古来、木星にその名が与えられており、現代の英仏語でも Jupiter は木星を意味する。


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錬金術・化学

 古来、錫を象徴する。

 ローマでの「ユピテルの日」(dies Jovis)が、フランス語の木曜日 jeudi の語源になっている。これはスペイン語やイタリア語でも同じである。
 英語の Thursday は北欧神話の雷神トールに由来している。

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【画像】北欧神話 大蛇 ヨルムンガンドと雷神 トール ブロンズ風 彫像

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最終更新:2010年06月13日 12:14

*1 呉『ギリシア神話』上、p.79