Li Presagi et Pronostici di M. Michele Nostradamo

 『 1565年に始まり1570年分まで歴年を語るミシェル・ノストラダムス師の予兆と占筮 』(Li Presagi et Pronostici di M. Michele Nostradamo, Qvale principando L'Anno M. D. LXV. diligentemente discorrendo di Anno in Anno fino al 1570.)は、1564年頃から1565年頃に出されたイタリア語版の暦書。特認や木版画の有無を除けばほぼ同じ2種類の版が存在しているものの、どちらも偽版と考えられている。

【画像】扉に特認の記述がある版(左)とない版(右) *1

正式名

  • Li Presagi et Pronostici di M. Michele Nostradamo, Qvale principando L'Anno M. D. LXV. diligentemente discorrendo di Anno in Anno fino al 1570.
    • Chiaramente ci dimostra tutto quello che gl'influssa Celesti dinotana, tanto di bene, quanto di male, si delli raccolti boni, quanto delli rei…
    • Diligentemente estratti dalli Originali francesi, nella nostra Italia lingua. Michele Nostradamo medico di Salon di Craux in Prouenza.
    • Alla Santita di Papa Pio IIII. di questo nome Composto,
    • Con Priuilegio del Re, & di S. S.
  • 1565年に始まり1570年分まで歴年を語るミシェル・ノストラダムス師の予兆と占筮

 特認なし版は、最後の「王と聖下の特認付」(Con Priuilegio del Re, & di S. S.)の記述がない。

内容

 どちらの版も8ページからなるほぼ同じ内容の文献である。
 月蝕の記述に続き、表題どおり1565年から1570年に向けた要約的な見通しが語られている。しかし、ピエール・ブランダムールはノストラダムスの模倣者らによって作成された偽物と推測している *2
 最後の2ページ分はローマ教皇ピウス4世宛て(Alla Santita di Papa Pio IIII. di questo nome)の献辞になっているが、これは『1563年向けの占筮』イタリア語版(偽版)の献辞を使いまわしたものに過ぎないという *3

 「特認あり版」は最後に「ジェノヴァ、1564年」の記述がある。

書誌

出版業者

 ジェノヴァで出されたという記述しかないが、「特認あり版」についてはリヨン市立図書館のオンライン目録では、マルコ・アントニオ・ベッローネ(Marco Antonio Bellone)と推測されている。

刊行年

 木版画のない方が先に出されたと推測されている *4 。そちらは奥付から1564年と位置付けられており、もうひとつは1565年頃と位置付けられている *5

所蔵先

  • 特認あり版
    • フランス国立図書館、リヨン市立図書館
  • 特認なし版
    • フランス国立図書館


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