「ノストラダムスの調査:人物、伝説、5世紀にわたる名声を辿る」(Searching for Nostradamus : Tracking the man, the legend, and the name across five centuries)は、
ステファヌ・ジェルソンが2009年に発表した論文。『Esopus』13号に掲載された。
【画像】Esopus 13 の表紙(クリックするとAmazon のページに飛びます)
内容
副題に明らかなように、ノストラダムスの実像から離れ、様々な形で取り上げられるようになってきた過程を豊富な図版とともに概観するものになっている。
16世紀の木版画から始まり、魔術師的な描かれ方をしている読み物などの挿画、ベルエポック期のポスター、ミシェル・ゼヴァコの小説、大衆紙『サン』の記事、ジューダス・プリーストのCD『ノストラダムス』に触発されたTシャツ、
池田邦吉の『ノストラダムス預言書解読VII』カバー表紙、ノストラダムスを引き合いに出したウイスキーの広告など、実に36種もの図版が掲載されている。
その他
この論文が掲載された Esopus 13 は Nostradamus と題した CD が付録になっている。これは様々なミュージシャンが、それぞれ選んだノストラダムスの詩篇からインスパイアされて作成したという曲を収録したものである。
最終更新:2010年06月17日 22:00