Pampon

  Pampon は Pamplon(Pamplonne, パンプローナ)の単純な誤植であろうと考えられる。1568年版の中に Pampon と Pamplon の2通りの原文があったが、前者を引き継いだ版が後世には圧倒的だったため、そちらが正しい原文であるかのように受け取られてしまっただけではないだろうか。

 もちろん、Pamponという原文しか知らなくても、Pamplon / Pamplonne と関連付けた者はいる。19世紀にはアナトール・ル・ペルチエが Pamplonne の語中音消失だと推測していたし、20世紀にはジェイムズ・ランディ(未作成)がパンプローナと結び付けている。

 異なる地名の可能性として、エヴリット・ブライラーはサン=ポンポン(Saint-Pompont, ドルドーニュ県の町)と読んだ。

 他方で、エドガー・レオニはギリシャ語の panponeros からの派生で「全てに堕落した者」(all-depraved)と読み、ピーター・ラメジャラーは、他の詩に登場するPampotan と同一視した *1


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