荻野アンナ(おぎのあんな、1956年)は神奈川県出身の作家、フランス文学者。慶應義塾大学文学部教授(2010年)。
経歴
慶應義塾大学文学部仏文学科を卒業後、パリ大学で文学博士号を取得した。慶應義塾大学商学部助手、同助教授などを経て2002年から文学部教授。
作家としては「背負い水」で第105回芥川賞(1991年)、「ホラ吹きアンリの冒険」で第53回読売文学賞(2002年)を受賞した。
著書に『ラブレー出帆』(岩波書店、1994年)、『パリ・華のパサージュ物語』(NHK出版、1996年)などがある。
【画像】『殴る女』表紙(クリックするとAmazon のページに飛びます)
ノストラダムス関連
論文「ラブレーとノストラダムス」(『
ノストラダムスとルネサンス』岩波書店、2000年、所収)を発表した。この論文は少々軽妙な調子も交えながら16世紀の大作家であるラブレーとノストラダムスの作品の共通点、相違点などを分析したものである。
最終更新:2010年06月25日 23:19