Nostradamus sees all

 『ノストラダムスは全てを見通している』(Nostradamus sees all)は、アンドレ・ラモンの著書。フィラデルフィアのフルシャム社(W. Foulsham Co.)から1942年1月に初版、同6月に増補第2版が出版された。

正式名

カバー
  • Nostradamus sees all
    • from the court of France to Hitler
    • from Pearl Harbor to America’s Furute
    • the world of Today... and beyond!
    • 1555-3797
    • The most searching and detailed commentary ever published
  • ノストラダムスは全てを見通している
    • フランスの宮廷からヒトラーまで
    • 真珠湾からアメリカの未来まで
    • 今日の・・・そしてこれからの世界
    • 1555年 - 3797年
    • 今まで出版されたものの中で最も調査の行き届いた詳細な注記

構成

 四部構成をとっている。
 第一部ではノストラダムスの生涯が概括的に述べられ、第二部では歴史的な的中例が紹介されている。
 第三部は第一次大戦から当時進行中だった第二次大戦までが扱われ、解釈されている詩篇の数も多い。
 第四部は未来篇で、第二次大戦が今後どのように展開していくのかなどが予測されている。

増刷

1942年1月 第1版
1942年6月 第2版第1刷
1942年11月 第2版第2刷
1943年1月 第2版第3刷
1943年4月 第2版第4刷

 第二次世界大戦中という情勢に便乗し、順調に部数を伸ばしていったことが読み取れる。

その他

 当「大事典」でこの文献の解釈を紹介するときは Lamont [1943] としている。普通、こういう場合は第2版が出された1942年を基準にすべきだが、戦時下で情勢が目まぐるしく変化していたせいもあり、増刷のたびに増補や修正が行われた可能性もあるので、あえてそうしている。


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最終更新:2010年06月27日 14:28