ジャン・ユグタン

  ジャン・ユグタン (Jean Huguetan)は、16世紀から17世紀にかけてリヨンで活動した出版業者である。1世から5世までがいた。ここでは3世からを扱う *1

 3世から5世までの活動期間(1600年? - 1667年)は連続しており、どこで区切れるのかについては、確定した見解がない。ここではひとまず住所表示や旗印を基準にしたアンリ・ボードリエの区分に従う。

ジャン・ユグタン3世

 ジャン3世は1562年頃に生まれた。ボードリエは1600年から活動していたとしたが、メルランは1610年以降の活動しか確認できないとして懐疑的である。また、ボードリエは終了時期を1630年頃としていたが、これは住所表示の変化を基にしたものであり、メルランではかなり否定的に扱われている。

ジャン・ユグタン4世

 ジャン4世は1604年に生まれた。没年は未詳だが、末子が1657年に生まれているので、その頃までは確実に生きていたとされる。
 3世から事業を引き継いだ時期は、ボードリエに従えば1630年頃になるが、実際のところははっきりしない。1649年までは「不死鳥」(Phénix)の旗印を用いていたが、その年に弟のオラース・ユグタンに譲っている。1655年頃まで活動していたらしい。

ジャン・ユグタン5世

 1632年に生まれた。1649年ごろから活動を開始した可能性はあるが、父ジャン4世と重複しており、はっきりしない。1649年以降に現れた「庇護者」(Providence)の旗印はジャン5世のものの可能性がある。1667年まで活動し、1682年までには歿していたという。

ノストラダムス関連

 1627年ジャン・ユグタン版1644年ジャン・ユグタン版アントワーヌ・ボードランとの共同出版など、1644年からしばらくの間、次々と『予言集』を出版した。

 刊行年の記載のないものは、旗印が「不死鳥」か「庇護者」かで1649年以前か以降かを判断することが可能である。


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