August 1999 (Frank Stuckert)

 『1999年8月』(August 1999)はフランク・スタッカートの著書。1978年にニューヨークのエクスポジション・プレス(Exposition Press)から出版された。

内容

 二部構成になっており、第一部で各種予言を概観し、第二部で1985年以降起こり1999年にピークとなる破滅的な諸事件について解説する形式になっている。

目次

  • Book One
    • 夢について(About Dreams)
    • 予言について(About Prophecies)
    • 旧約聖書の預言者たち(Prophets of the Old Testament)
    • 新約聖書の預言者たち(Prophets of the New Testament)
    • ヨハネの黙示録(The Revelations of St. John)
    • ノストラダムスの予言集(The Prophecies of Nostradamus)
    • ノストラダムスの生涯(The Life of Nostradamus)

  • Book Two
    • バイエルンの大予言者(The Great Bavarian Prophet)
    • 第三次世界大戦の予言(Prophecies of World War III)
    • 戦前の時代(The Time Before the War)
    • 共産主義者たちが行進するだろう(The Reds Will March)
    • 激しい戦いが巻き起こる(Great Battles Rage)
    • 核による破壊(Nuclear Destruction)
    • 闇の三日間(Three Days of Darkness)
    • 戦後の時代(The Time after the War)
    • いつ起こるのか?(When Will it Happen?)

コメント

 日本では五島勉ノストラダムスの大予言II』(1979年)、ジョン・ホワイト『地球の最期を予測する』(1980年)で言及されている。後者はノストラダムスに関する箇所の簡略な概観を含んでおり、特に問題はない。
 前者はスタッカートがヨーロッパの旧暦を太陰暦だと述べているなどと、事実に反する紹介が含まれている*1。なお、五島は『ユダヤ深層予言』でもその不正確な紹介を繰り返している。


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最終更新:2010年07月19日 13:23

*1 このあたりについて詳しくは姉妹サイト内の「五島氏へのツッコミ・研究者編」を参照していただきたい。