予兆詩第131番

予兆詩第131番(旧121番) 1566年3月について

原文

Les servants des Eglises 1 leurs Seigneurs trahiront,
D'autres Seigneurs 2 aussi par l'indivis des champs,
Voisins de presche & messe 3 entre eux 4 querelleront,
Rumeurs 5 , bruits 6 augmenter, à mort plusieurs 7 couchants. *1

異文

(1) Eglises : eglises 1566Bra, esglises 1589Rec
(2) D'autres Seigneurs : D'autres Seig. 1649Ca 1650Le 1668
(3) messe : Messe 1566Brb
(4) entre eux : entr'eux 1589Rec 1649Ca 1650Le 1668
(5) Rumeurs : Rumeur 1566Brb
(6) bruits : brutits 1605 1649Xa
(7) plusieurs : (plusieurs 1605 1649Xa

(注記)1566Br は『1566年向けの暦』の異文。この暦書は2箇所ずつ予兆詩が登場していることから、最初に登場している方を 1566Bra とし、後に登場している方を 1566Brb とした。1589Rec はジャン=エメ・ド・シャヴィニーの手稿『散文予兆集成』の異文。

日本語訳

諸教会の従者たちが、その領主たちを裏切るだろう。
土地を共有する別の領主たちも同じように。
説教とミサの隣人たちは彼ら同士で争うだろう。
暴動と騒動が増大する。多くの者が瀕死で横たわる。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは、1570年の項で扱い、ユグノー戦争中にカトリックを棄てて教会や主人を裏切った者たちが多くいたことなどの予言とした *2

同時代的な視点

 ここでの「裏切り」をプロテスタントへの転向と捉えるシャヴィニーの解釈は妥当なものかもしれない。しかし、3行目でカトリックやプロテスタントの争いに触れていることとともに、当時の状況としてはなんら珍しいものではなく、時期的な特定性が高いとはいえない。


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