ネプトゥヌス

 ネプトゥヌス(Neptunus)はローマ神話の海神である。英語ではネプチューン(Neptune)、フランス語ではネプチュヌ(Neptune /nɛptyn/)。
 ギリシア神話でのポセイドンに対応する。


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天文学・占星術

 「海王星」にその名が与えられているが、その発見は1846年のことであり、16世紀のノストラダムスは認識していなかった。

 信奉者の中には、ノストラダムスは海王星をも見通していたという認識に基づき、詩百篇集に登場する Neptune には「海王星」と訳すべき用例が存在している、と主張する者たちもいる。


【画像】MOVA(ムーバ) 光で回るムーバグローブ 海王星

ノストラダムスの用例

 ノストラダムスはネプトゥヌスを「提督」、なかんずく知人であったラ・ガルド男爵の隠喩として用いることがあった。
 これは解釈の結果ではなく、『ガレノスの釈義』に載せられたラ・ガルド男爵あての献辞で実際に見られる用法である。

 ただ、詩百篇集では単なる「水」の隠喩として用いられている箇所もある、という指摘も存在する*1

登場箇所



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コメントらん
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  • 海軍力の強い英国ないし米国。同時に当時未発見であった海王星の意味もある。 -- とある信奉者 (2010-08-16 21:30:03)

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用語
最終更新:2010年08月16日 21:30

*1 Brind'Amour [1996] p.513