予兆詩第137番

予兆詩第137番(旧127番) 1566年9月について

原文

Armes, playes cesser : mort de seditieux:
Le pere Liber 1 grand, non trop abondera 2 :
Malins seront saisis par plus malicieux:
France plus que jamais victrix triomphera. *1

異文

(1) Liber : liber 1566Brb
(2) abondera : abondra 1605 1649Xa

(注記1)1566Br は『1566年向けの暦』の異文。この暦書は2箇所ずつ予兆詩が登場していることから、最初に登場している方を 1566Bra とし、後に登場している方を 1566Brb とした。
(注記2)ジャン=エメ・ド・シャヴィニーの手稿『散文予兆集成』では、1行10音綴りに書き直されている。

日本語訳

暴徒たちの死で戦闘と災厄は止む。
リベル・パテルは偉大だが、余り満ち溢れてはいない。
奸悪な者たちはより悪賢い者たちに捕らわれるだろう。
かつてないほどに勝ち誇るフランスが勝利するだろう。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは2行目以外を1572年のサン=バルテルミーの虐殺についての予言とした。2行目はこの時代ではないとして解釈していない *2

同時代的な視点

 2行目の「リベル・パテル」はワインかブドウの隠喩だろう。9月向けでこの話題が出ていることからすれば、1555年9月向け1560年9月向けに続いて、ブドウの収穫について触れたと見るのが妥当なように思われる。


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