化粧品とジャム論 (ヴォラン、1555年)

 『化粧品とジャム論』の初版は、1555年にリヨンアントワーヌ・ヴォランによって出版された。

【画像】初版ないし1556年版の扉。説明は後述 *1

正式名

  • Excellent & moult utile Opuscule à touts necessaire, qui desirent auoir cognoissance de plusieurs exquises Receptes, diuisé en deux parties.
    • La premiere traicte de diuerses façon de Fardemens & Senteurs pour illustrer & embellir la face.
    • La seconde nous monstre la façon & maniere, de faire confitures de plusieurs sortes, tant en miel, que succre, & vin cuict, le tout mis par chapitres, comme est fait ample mention en la Table.
    • Nouuellement composé par maistre Michel de Nostredame docteur en Medicine de la ville de Salon de Craux en Prouence, & de nouueau mis en lumiere.
    • A LYON
    • PAR ANTOINE VOLANT
    • M.D.LXV
  • 若干の魅力的な処方についての知識を得たいと思う全ての人々にとって優良かつ大変有益な二部構成の小論集
    • 第一論文は顔を麗々しく、一層美しいものにするための美顔料や香料の作り方
    • 第二論文は目次で多く言及されている通り、蜂蜜、砂糖、濃縮ワインなどをたっぷり使ったいくつかのジャムの作り方の手ほどきを示すもの
    • プロヴァンス州サロン・ド・クローに住む医学博士ミシェル・ド・ノートルダム師が新たに編纂し、新たに公刊されたもの
    • リヨンにて
    • アントワーヌ・ヴォランによる。
    • 1555年

内容

 第一部は全34章、第二部は全30章、巻末付録に Hermolaus Barbarus enuoie salut à Pierre Cara iureconsulte & facondissime Orateur. Translatée de Latin en François par maistre Michel Nostradamus が収録されて、最後に目次が付いている。
 奥付では、印刷者名がジャン・ピュロンとなっている。

所蔵先

  • フランス国立図書館、アルスナル図書館、ケンブリッジ大学図書館、パリ大学図書館(ソルボンヌ図書館)
    • このうち、フランス国立図書館所蔵の伝本は、扉が失われており、手書きで転記された仮の扉が付け加えられている。

 このほか、リヨン市立図書館に所蔵されている。その版は M.DC.LVI (1556年)と書かれており、最後の I が手書きで書き足されたものなのか、元々書かれていたものを(掠れていたか何かの理由で)上からなぞったのか、よく分からない。

【画像】上掲の扉ページの年号部分の拡大

 所蔵しているリヨン市立図書館やその版を公開しているガリカデジタル図書館は1555年とし、ミシェル・ショマラもその立場を採っている。
 それに対し、ピーター・ラメジャラー、マリオ・グレゴリオは1556年とする立場である *2

復刻


 また、Gallica でリヨン市立図書館所蔵の伝本が公開されている。ただし、上記の通り、1556年版の可能性がある。

外部リンク



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