エチエンヌ・タンチヨン

 エチエンヌ・タンチヨン(Estienne Tantillon)は、17世紀リヨンの出版業者。詳細な研究がないが、ロメオ・アルブールの書誌とテレーズ・モワーヌの書誌からタンチヨンの手がけた出版物の幅を取ると、最も早いものは1601年、最も遅いものは1620年に出されている*1。そのため、活動時期はほぼこの期間であったろうと推測できる。

 なお、アンリ・ボードリエの書誌では、1596年に刊行されたアントワーヌ・タンチヨン(Antoine Tantillon)名義の文献を、エチエンヌ・タンチヨンの誤記と推測しているが、妥当性についてはなんともいえない*2

ノストラダムス関連書

 ピエール・マルニオルと共同で『予言集』を出版した。


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最終更新:2010年11月04日 22:19

*1 Arbour, Moyne

*2 Baudrier