六行詩24番

原文

Le Mercurial 1 non de trop longue vie,
Six cens & huict & vingt 2 , grand maladie,
Et encor pis danger de feu & d'eau,
Son 3 grand amy 4 lors luy sera contraire,
De tels hazards se pourroit 5 bien distraire,
Mais bref, le fer luy fera son tombeau 6 .

異文

(1) Mercurial : mercurial 1600Mo
(2) & huict & vingt : huict & vingt 1600Au 1600Mo, & vingt 1611B
(3) Son : Sons 1600Mo
(4) amy : amis 1627
(5) pourroit : pourroit-il 1627 1644
(6) tombeau : tumbeau 1627, Tombeau 1672

日本語訳

その雄弁な者はあまり長命ではない。
六百と八と二十、大きな病。
その上、火と水の一層悪い危うさ。
彼の偉大な友人はそのとき彼に敵対するだろう。
そういう危険によってきちんと思いとどまれればよいのだが、
すぐに鉄が彼に墓を作るだろう。

訳について

 1行目 Mercurialは、とりあえず辞書の定義に忠実に訳したが、いくつかの訳し方がありうる。
 5行目は条件法が使われている。
 6行目をエドガー・レオニは But in brief, the sword will cause his death. *1 と英訳している。意訳としてはその通りだろうが、ここでは直訳に近い形で訳した。

信奉者側の見解

 ノエル=レオン・モルガールの用語解説ではMercurialはロスニー(Rosny)と注記されている *2 。ロスニーは地名、人名ともありうるが、おそらくロスニーの領主でもあったシュリー(シュリー公マクシミリヤン・ド・ベチュヌ, 1559年 - 1641年)のことであろう。彼はアンリ4世の治世下で財政再建に当たった。

 テオフィル・ド・ガランシエールは、1628年ごろにルイ13世がリヨンで伝染病に罹り、生命の危険にさらされたことと解釈した。

その他

 1600Au では 21番になっている。


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