六行詩51番

原文

La Ville1 qu'auoit2 en ses ans3
Combatu l'iniure4 du temps,
Qui5 de son vainqueur6 tient la vie,
Celuy qui7 premier8 l'a9 surprist10,
Que11 peu apre François reprist12
Par combats13 encor14 affoiblie15.

異文

(1) Ville : ville 1600Mo 1611 1649Ca
(2) qu'auoit : qui a 1600Au
(3) en ses ans : long ans 1600Mo
(4) l'iniure : l'Injure 1672
(5) Qui de son : Et qui de son 1600Mo
(6) vainqueur : Vainqueur 1672
(7) Celuy qui : Celuy que 1600Mo
(8) premier : le premier 1600Mo
(9) l'a : la 1672
(10) surprist : surprins 1600Mo, surprit 1672
(11) Que : Qne 1611B
(12) reprist : reprint 1600Mo, reprir 1627, reprit 1672
(13) combats : Combats 1627 1672
(14) encor : encores 1600Au 1600Mo, encore 1672
(15) affoiblie : affoible 1672

日本語訳

その都市はかの時代に
時の流れに抗っていた。
その流れはかの勝利者によって命脈を保っている。
その都市は最初に彼を急襲したが、
ほどなくしてフランス人たちが奪還し、
戦いにより今一度弱められた。

訳について

 en ses ans は à son époque を意味する中期フランス語の成句*1
 代名詞や関係詞が多く全てを「それ」「あれ」などの指示語に置き換えてしまうと分かりづらいので、妥当と思われる形で、一部に名詞などを補った。
 なお、この詩で使われている動詞の時制は現在形や過去形ばかりで、未来形が一つもない。

信奉者側の見解

 テオフィル・ド・ガランシエールは解釈を載せていなかった(「読者にゆだねる」といった類のコメントもなく、一言も触れていない)*2

 六行詩を比較的多く解釈に取り込んだジャック・ド・ジャンやフォンブリュヌ親子すら触れていない。

 信奉者時代のピーター・ラメジャラーは2026年から2027年頃にイスラーム勢力に征服されていた都市が奪還されることと解釈していた*3

その他

 1600Au では49番になっている。


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