Lettre Critique sur la personne & sur les Ecrits de Michel Nostradamus

 「 ミシェル・ノストラダムスの人物と著作に関する批判的書簡 」(Lettre Critique sur la personne & sur les Ecrits de Michel Nostradamus)は、1724年に公表された匿名の論文。『メルキュール・ド・フランス』の1724年8月号と1724年11月号に掲載された。

内容

 「ノストラダムスは予言者だったのか。もしそうでないのなら、彼は百詩篇集で何を言いたかったのか」という書き出しで始まる長文の「書簡」で、ノストラダムスの詩は未来を描いたものではなく、過去の事件をモデルにして描いたものだとする考えを提示している。そして、24篇をとりあげ、具体的にどのような事件がモデルになっているかを示している。

コメント

 ノストラダムスの予言詩に、過去をモデルとする詩篇が存在している可能性を示したのは、おそらくこの論文が最初と思われる。

 その解釈全てをそのまま受け入れることは出来ないにしても、いくつかの詩篇の読み方については、現代でも言及されることがある。

 なお、エドガー・レオニは、この論文が1720年に書かれていたと指摘している *1

復刻

 ノストラダムス協会の機関誌『ノストラダムス研究誌』第1号に影印版で復刻された。当「大事典」で解釈を紹介するときも、この復刻版に拠っている。


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