Advertissement à tous les peuples du royaume de France

 『 フランス王国の全ての民への来るべき幸運の告知 』(Advertissement à tous les peuples du royaume de France, du bon heur qui leur doit advenir)は、1571年にリヨンで出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。

【画像】扉 *1

正式名

  • ADVERTISSEMENT A TOVS LES PEVPLES du Royaume de France, du bon heur qui leur doit advenir : suyuant qu'on voit par la Natiuité du Treshaut, & Treschrestien, Charles neufiesme, par la grace de Dieu Roy de France,
    • contemplee sur la montagne du Montsenix, aux terres de Sauoye. Par M. Anthoine Crespin Nostradamus, Docteur, Conseiller, Medecin, & Astrologue ordinaire du Roy de France, & de la Maiesté de Madame de Sauoye,
    • auec l'interpretation d' vne Comette veuë le xiij. d'Aoust, Mil cinq cens septente vn, en la Cité de Turin en Piemont.
    • A LYON,
    • M. D. LXXI.

  • 神の恩寵によって、いとも高貴にして敬虔なキリスト教徒たるフランス王シャルル9世がご誕生なさったことにより体験されていることに続いて来るべき幸運についての、フランス王国の全ての民への告知
    • フランス王とサヴォワ公妃殿下の常任の博士、顧問、侍医、占星術師アントワーヌ・クレスパン・ノストラダムス師によって、サヴォワ領のモン=スニ峠の上で熟慮された。
    • 1571年8月13日にピエモンテ地方のトリノで目撃された彗星の解釈とともに。
    • リヨンにて
    • 1571年

内容

 八つ折版15ページの文献である。
 冒頭には 「大トルコの占星術師からフランス王とサヴォワ公妃のお抱え占星術師であるアントワーヌ・クレスパン・ノストラダムス師に送られてきた哀歌」(Elegie à M. Anthoine Crespin Nostradamus, Astrologue du Roy de France, & de Madame de Sauoye, enuoyee par l'Astrologue du grand Turc.)と題する詩が載せられている。

 本文は「サヴォワ公妃、ベリー公妃にして敬虔なキリスト教徒たる歴代フランス王の娘であり妹でありおばである、いとも名高く高潔な妃殿下へ」(A Treshonnoree et magnanime Princesse, Madame de Sauoye, Duchesse de Berry, Fille, Seur, & Tante des treschrestiens Roys de France, Salut.)と題するサヴォワ公妃宛の献呈文の形が採られている。奥付は「トリノにある殿下の宮殿にて、1571年8月14日」となっている。

所蔵先

  • バイエルン州立図書館

 同図書館のサイト上でも全ページの画像データ閲覧およびpdf形式での全ページダウンロードが可能である。ただし、1990年ころまでは所蔵されていなかったのか、あるいは見落としによるものか、ミシェル・ショマラはアレクサンドル・チオラネスコの書誌に従って伝聞情報を記載するにとどまっており *2ロベール・ブナズラは言及自体していなかった。

版元

 この文献には出版業者名が記載されておらず、推測するしかない。しかし、上で述べたように、従来は現存を知られていない文献だったので、研究が全く蓄積されていない。


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